2016-08-22 06:04:08

再生システム事件簿 その②−2

テーマ:再生システム事件簿
先週までは、
9階建ての再生システムの現場。
お盆休みの直前、足場の解体も無事終わり、ほっとしていたその矢先のこと。
「今晩取り付ける予定のテナントの看板を取り付けるためのアンカーボルトの穴が埋められていて、看板が取り付けれないと看板業者さんから連絡が来ているとオーナーさんからの電話。ドクロ


話によると、この日の深夜11時から大型クレーン2台を使って看板設置を行うため、道路使用許可を取り、クレーンの手配、ガードマンの手配、トラックの手配もすべて完了しているらしい。
したがって、キャンセルは絶対に許されない状況・・・

先方の話によると、看板3ヶ所合計54ヶ所の穴が埋められてしまっているとのこと。

大ピーーーンチ!!

担当職長の菊地さんが現場の作業を中断し、事務所に到着。
菊地さんの話によると、作業員全員に周知しているので、ポリマーセメントモルタルで埋めていることはないはず!」と力強い言葉。

「よし!施工前の写真と施工後の写真で、確認しよう!!」

当社は施工写真をできるだけ多く撮るようにしています。
施工前、施工途中、施工後と、万が一の時にそなえ、たとえ不必要と思われるものでもとりあえず写真に納めているのです。

看板解体前、看板解体後、そして再生システム施工後の写真をパソコンで解析。
すると、アンカーボルトの個数を特定でき、さらにその穴をシールで埋めているのが見えたのです!
「よし!この調子でアンカーの穴の位置をすべて特定しよう」と3ヶ所全ての看板の写真を解析し、
無事に3ヶ所の看板全てのアンカーの場所を特定することが出来て、全ヶ所のアンカーの穴がシーリングで埋められている、もしくはボルトが付いたままになっているということがわかったのです。アップ

54ヶ所と報告を受けていたアンカーの数も実際は44ヶ所だったということもわかりました。
たくさん写真を撮っておいて良かった〜!!

結果、足場解体時にシーリング屋さんが足場つなぎの穴を埋める時に、一緒に埋めてしまっていたということでした。
当社のほうでシーリング屋さんに埋めてはいけない穴の指示をわすれてしまっていた事が原因でした。

穴が埋められていたのはシーリング材なのがわかりました。
では、埋めてしまったシーリング材が上手く取れるのかが問題です。
シーリング屋さんの話によると、たぶん大丈夫だろうとのこと。

「ふ〜ぅ・・・」とりあえず一安心。

平木君、シーリング屋さんへの指示を忘れてしまった事に責任を感じ「私が夜行って確認します!」と力強い言葉。

「よし、任せた!上手くいかなかったらすぐ連絡くれよ」と後は任せました。

深夜一時頃・・・はっと私は目を覚ましました。
すぐに携帯を確認すると、LINEが入っていました。

平木君から「撤去は上手くいってます・・・・」との報告が入っていました。


そして同じく、営業を担当した山内さんからもLINEが・・・
山内さんも行ってくれたんだ・・・


みんなの責任感ある対応に心からの感謝の思いが溢れました。

平木君から、経過写真が送られてきました。


写真を見ると、彼はすべて3ヶ所の看板が取付終わる午前3時頃まで、現場に付いていてくれたようです。


翌朝7時晴れ
私は車を走らせ、現場を確認に行きました。
すると無事に3枚の看板が取付られ、建物が朝日に照らされてピッカピカに輝いていました。


「ここまで来るまでに、いろいろな事があり、それをひとつひとつ逃げずに解決しつづけたからこそ、この最高に爽快な思いを持てるんだろうな〜」そんなことを思いながら、私は帰りの道を走っていました。

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2016-08-19 05:30:17

再生システム事件簿 その②−1

テーマ:再生システム事件簿
一昨日、お伝えした再生システム事件簿①。
いきなり労働基準監督署の臨検監督が来た〜でした。


続いて、再生システム事件簿 その②

事件簿①が胸キュン度80%だとすると、事件簿②は胸キュン度98%でした。

その事件は、足場も全て解体終了し「無事足場も解体できて、よかった、よかった・・・」と安堵感を味わっていた、お盆休み直前の8月11日に起きました。

11日は祭日、山の日。
私は事務所で事務仕事をしていました。
その日はこの再生システムの営業を担当している山内さんも出勤していました。
午後2時頃だったでしょうか・・・山内さんの携帯電話が鳴りました。
「はい、この度はお世話になりました〜」なんて会話が聞こえたので、相手がビルのオーナーさんだなというのは私にもわかりました。

すると「えっビックリマークえーーーーっ!!、え〜〜〜〜っ!!
と山内さんの驚いている声。
あの普段は動じない山内さんが驚いているとはただ事ではない・・・私はいや〜な予感MAXダウン

電話を切った山内さん。
「今日の夜、建物に看板を取り付ける工事をするのに、看板屋さんが現地確認に来たら、アンカーボルトの穴がほとんど埋められていて看板を付けることができないってオーナーさんに電話が入っているそうです」

「なぁ〜〜〜〜にぃ〜〜〜っっっ!?ドクロ

詳しくはこうです。
もともと「はなび」という居酒屋さんの大きな看板が建物に3ヶ所取り付けられていました。



再生システムの工事を施工するのに当たり、看板屋さんが一時撤去し、工事完了後最取付を行うという計画でした。
この看板工事はオーナーさん直接発注の別工事。

看板撤去後。


施工前の打合せで、看板屋さんから「看板を取り付けるためのボルトを固定する穴は埋めないでください」と言われていました。

それがほとんど埋まっている・・・と。

「まじかよ・・・」胸キュンMAXですーーーー

そこで私は山内さんに看板屋さんと直接連絡を取り、現状を聞き、アンカーボルトは何カ所あったのかを聞くように指示。
すると看板一枚当たり18ヶ所らしい・・と。
ということは18×3ヶ所・・・54ヶ所ということかドクロ「まじかよ・・・」ドクロ

番頭の平木君もこれまたタイミングを合わせたように会社に戻ってきてその話を聞いてビックリ!

工事担当の平木君に「この穴は埋めないように全員に周知されていたのか?」と聞くと「そのはずです」と心配気な表情。

アンカーの穴を埋めてしまっている可能性はふたつありました。
一つは、再生システム施工中に、壁の補修等をしている際にポリマーセメントモルタルにて埋めてしまった。
そして二つ目は、足場解体時に足場が倒れないように足場とコンクリート壁をつなぎ止めていた足場つなぎに使用していたアンカーボルトがあるのですが、その穴は足場解体時にシーリング材で埋めていくのです。
足場解体時にその埋めなくてはならない穴と一緒に、埋めてはいけない穴まで一緒に埋めてしまった。

二つ目のシーリングで埋めてしまっていたというのなら、もしかするとなんとかなるかもしれない。
でも、樹脂モルタルで埋めてしまっていたら、もう完全にアウト!
新規にアンカーボルトを打ち込まなくてはなりません。

こういうピンチの時こそ、落ち着いて・・・落ち着いて・・・・。

「よし、まずはくわしい状況把握から始めよう!」

そこで現場で作業中の菊地職長も作業を中断してもらい事務所に戻ってもらって、問題解決に向けた作戦会議が始まりました。

つづく・・・





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2016-08-17 06:31:01

再生システム事件簿 その①

テーマ:再生システム事件簿
お盆休みも終わり、今日から後半戦がスタートビックリマーク

気持ちを新たに頑張ります!!アップ

さて、9階建ての総コンクリート打ち放し再生システムの工事が、予定通りお盆休み前に終了しました。


難しい工事条件をひとつひとつ自分達でクリアして、無事終えることが出来たわけですが・・・

そんな中、工事期間中に胸キュンになる事件がいくつかありました。ドキドキ
それもね〜うれしい胸キュンならいいんですが、逆の胸キュンなんです。ドクロ
今日はその胸キュン事件をお伝えします。

事件簿その①
7月のある朝・・・
その日は若手番頭の平木君と、現場の安全パトロールに行く予定でした。
「よし、パトロールに行こうか!」と言ったその時、平木君の携帯が鳴り、その電話を取った平木君が「えっ!今ですか!・・・はい・・・」と驚いた顔で電話をかけていました。

電話を終えた平木君、「社長、今、労働基準監督署が来て、現場責任者の方は?と言われているそうです」

「えーーーーービックリマーク
労働基準監督署が予告無しで現場に臨検監督に来たのでした。あせる

その時、現場にいた森本職長に監督官の方に丁寧に対応しておくように指示し、まず、平木君をそのまま現地へ急行させました。
私は、労働基準監督署の調査に対して、問題がないかを確認、安全書類、作業員名簿、毎日の安全日誌、施工計画書、足場計画届け等の書類を確認。
職長の森本職長には作業を一時中断し足場の落下防止ネットや足場に不備がないかを全員で確認するよう指示を出して、しばらくしてから現場に向かいました。

私が現場に到着した時は、監督官と平木君が現場パトロールをしていました。

現場パトロールを終え、ビル内に構えていた事務所で続いて書類調査。

地下鉄駅前の目立つ場所での工事だったので、「もしかしたら・・・」ということも少しは考えていましたが、まさかまさかいきなり現場に調査に入られるとは驚きました。

事務所で監督官の方からヒアリング。
労災保険をきちんとかけているか?
作業員の安全管理書類はあるか?
工事に関する安全書類はあるか?等々・・・

一通りの調査を終え監督官の方から「え〜・・・っと、この工事を請け負っているのは中屋敷左官工業さんですよね?・・・左官屋さんですよね?」と。

「はい、そうです」と私。

「最初、足場の看板を見て、左官屋さんだったので・・・ちょっと心配だったんですが・・・足場を見せていただいて、きちんとされていて、正直びっくりしました」と。

その言葉を聞いてちょっと微妙でしたが、まぁ褒められているのだから、まいっか。にひひ

調査結果、現場の指摘事項ゼロ。書類の不備もゼロ。ただひとつだけ足場の作業主任者が掲示されていなかった指摘事項がひとつだけ。
かなり優秀といえるでしょう。合格

足場は労働安全衛生法に則って、とてもきちんとしています。


「監督署が入った!!」と最初は驚きましたが、結果的には「自分達が日々きちんとやっていることを社会的に評価していただく機会をいただけた」とも言えます。
「左官屋がこんな規模の改修工事をやるなんて・・・」という今までの社会通念を変えることに少しは役に立ったかもしれませんね。

今回の工事は、再生システムの施工をしっかりやるのははもちろんですが、工事着工前に、近隣さんへのご挨拶もしっかりと行い、着工後は入居者の方々にご不便をかける工事がある時は、事前にその旨ご入居者の方々へインフォメーションも行いました。
「周りの方々に少しでもご迷惑のかからないように」を大事にして、すべての事柄に対応をしました。

今回の工事はいろいろ大変でしたが、ある意味これからの中屋敷左官工業のモデルとなる工事となりました。
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