仕事の減少率<職人の減少率
いやはや・・・・
このブログでももう聞き飽きたとは思いますが、建設業界では「職人不足」がヒートアップしています!
当社にも毎日のように、いろいろなところからお電話を頂きます。
しかしながら、先週のブログでもお伝えしたように日々の職人さんの確保がアップアップの状態・・・せっかく新しいお話を頂いたとしても、今の状況では来年のお話ししか聞けない状況です。
ごめんなさい・・・
この現象は特別当社の問題だけではなく、札幌の、いえ、北海道の左官業を営んでいるお店すべてに言えると思います。
「必ず、今にまた不景気で仕事が薄い時が来るよ!!」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
はい、私もそう思っています。
しかし、仕事が薄くなったとしてもリーマンショック後のような異常な下請け総叩かれ現象になるかというと、そうでは無いと思っています。
なぜならば・・・
「仕事の減少率<職人の減少率」 だから。
左官業界だけを見てみると、あと2年でさらに2割の職人さんが引退を迎えると想定しています。
「いやいや・・・左官は技術職だから70くらいまでは結構頑張れるから!」
はい、もちろんそういう方もいらっしゃいますが、全員が全員そうでしょうか?
左官業界のミニマムモデルである当社の例を当てはめてみると、ここ3年間で11名若手が増えましたが、職人数はそのまま11名増えているかというと、まったくそうではありません。
怪我や病気で引退せざるを得なくなった職人さんや「もう体力的に限界ですわ・・」と60代で引退していった職人さんもいます。
65歳以上の職人さんを見ていると、平均的にやはり体力的に落ちてきて、仕事の生産性も落ち込んできます。
1人当たりの生産性が落ち込んでいくということは、同じ仕事を終わらせるのにたくさん人工がかかるということであり、結果的に職人数が足りなくなるに繋がります。
うちの場合70歳以上の職人さんは3名おりますが、その方達がなぜ笑顔で毎日頑張れるかというと、その人達を支える若手がいるから体力的に負担のない仕事だけを選んで仕事ができるからなんです。
ちょっと身体きついな・・・と思ったら好きなときに休むことも出来るし。
さきほどの「70歳くらいまでは頑張れるから!」というのは、出来る仕事もあるということであって、それが15階建てのマンションの左官工事、1,000㎡オーバーの床仕上げ工事等々・・それらのハードな左官工事に対応できるかというとそうではないと思います。
これから3年程度はなんとか、ごまかし、ごまかしやりくり出来るかもしれませんが、5年後の2010年には現在の3割が65歳~69歳、もう3割が70歳以上となり引退・・・
5年後には実質、今の4割程度の職人さんしか左官業界にはいないようになるでしょう。
ということは計算上だと、仕事量が4割まで落ち込んだとしても今と同程度の労務不足が予想される。
と同時に、これから5,6年の間には間違いなく、職人さんの引退に伴い、お店の廃業も増えていくことでしょう。
専門工事業者の数はこれから現象の一途をたどりますが、元請けであるゼネコンさんの数は同じだけ減っていくかというと?
はい、そうではありません。
元請けの数は減らないが、専門工事業者の数はドンドン減っていく・・・
職人さんあっての建設業界。
この先の道を見て、優秀な専門工事業者を抱えていく元請けが勝つ時代になるのではないでしょうか。
これからの建設業は専門工事業者の争奪戦になるかもしれませんね。
このブログでももう聞き飽きたとは思いますが、建設業界では「職人不足」がヒートアップしています!
当社にも毎日のように、いろいろなところからお電話を頂きます。
しかしながら、先週のブログでもお伝えしたように日々の職人さんの確保がアップアップの状態・・・せっかく新しいお話を頂いたとしても、今の状況では来年のお話ししか聞けない状況です。
ごめんなさい・・・
この現象は特別当社の問題だけではなく、札幌の、いえ、北海道の左官業を営んでいるお店すべてに言えると思います。
「必ず、今にまた不景気で仕事が薄い時が来るよ!!」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
はい、私もそう思っています。
しかし、仕事が薄くなったとしてもリーマンショック後のような異常な下請け総叩かれ現象になるかというと、そうでは無いと思っています。
なぜならば・・・
「仕事の減少率<職人の減少率」 だから。
左官業界だけを見てみると、あと2年でさらに2割の職人さんが引退を迎えると想定しています。
「いやいや・・・左官は技術職だから70くらいまでは結構頑張れるから!」
はい、もちろんそういう方もいらっしゃいますが、全員が全員そうでしょうか?
左官業界のミニマムモデルである当社の例を当てはめてみると、ここ3年間で11名若手が増えましたが、職人数はそのまま11名増えているかというと、まったくそうではありません。
怪我や病気で引退せざるを得なくなった職人さんや「もう体力的に限界ですわ・・」と60代で引退していった職人さんもいます。
65歳以上の職人さんを見ていると、平均的にやはり体力的に落ちてきて、仕事の生産性も落ち込んできます。
1人当たりの生産性が落ち込んでいくということは、同じ仕事を終わらせるのにたくさん人工がかかるということであり、結果的に職人数が足りなくなるに繋がります。
うちの場合70歳以上の職人さんは3名おりますが、その方達がなぜ笑顔で毎日頑張れるかというと、その人達を支える若手がいるから体力的に負担のない仕事だけを選んで仕事ができるからなんです。
ちょっと身体きついな・・・と思ったら好きなときに休むことも出来るし。
さきほどの「70歳くらいまでは頑張れるから!」というのは、出来る仕事もあるということであって、それが15階建てのマンションの左官工事、1,000㎡オーバーの床仕上げ工事等々・・それらのハードな左官工事に対応できるかというとそうではないと思います。
これから3年程度はなんとか、ごまかし、ごまかしやりくり出来るかもしれませんが、5年後の2010年には現在の3割が65歳~69歳、もう3割が70歳以上となり引退・・・
5年後には実質、今の4割程度の職人さんしか左官業界にはいないようになるでしょう。
ということは計算上だと、仕事量が4割まで落ち込んだとしても今と同程度の労務不足が予想される。
と同時に、これから5,6年の間には間違いなく、職人さんの引退に伴い、お店の廃業も増えていくことでしょう。
専門工事業者の数はこれから現象の一途をたどりますが、元請けであるゼネコンさんの数は同じだけ減っていくかというと?
はい、そうではありません。
元請けの数は減らないが、専門工事業者の数はドンドン減っていく・・・
職人さんあっての建設業界。
この先の道を見て、優秀な専門工事業者を抱えていく元請けが勝つ時代になるのではないでしょうか。
これからの建設業は専門工事業者の争奪戦になるかもしれませんね。