『細部にも「こだわり」』

賃貸マンションのコンクリート打ち放し再生システムが無事完成しました。

施工前はこうでした。

とくに屋上付近の傷みは建物の形状が原因で雨汚れ及びそれに伴う劣化がひどい状況でした。
斜めの壁に雨が当たり、その汚れが壁に全部流れ落ちてしまい汚れて、壁が傷んでいくのです。

この部分に関しては高圧洗浄の後、さらに全面グラインダーをかけて、表層の劣化部をきれいに撤去しました。

先ほども触れましたがこの部分の壁の傷みは建物の形状にあると言いましたよね。
ということは、同じままできれいにしてもまた同じ状況になることが想定されます。

「なんとかこれを改善しよう！」

左官の定規を張り込んで、樹脂モルタルを塗り付けます。

「さて何をやっているのでしょうか？？？」

樹脂モルタルが乾燥し、左官定規を外してみるとこうなります。
１センチ程度の水切りのアゴを作りました。

これにより斜め壁に当たる雨水は、壁に直接流れずに水が切れるようになります。
さらにこの面が痛みづらいようにウレタン防水を施しました。

このように傷みやすいところにも

ウレタン防水で保護しました。

こういう細部の「こだわり」こそが中屋敷左官工業です。

長雨でとても工程的にも苦労しましたが無事、胸を張れる仕事が出来ました。

今回は夕暮れの夕日を浴びた完成写真です。
当社の再生システムは雨の日も良さがわかりますが、このように横日を浴びているときもいいんですよ！

中屋敷左官工業（株）