よもぎ塾9月11日のレポート | 無料塾「中野よもぎ塾」のブログ

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9月11日(日)の開催レポートをお届けします。

この日は1年生3人、2年生6人、3年生12人の計21人が出席。
夏休みが終わったばかりですが、多くの子が今週テストとなるので、その対策をしっかりしようということで、3時間目の集団授業はナシにして、個別指導を3時間行いました。

3年生は模擬試験の結果も帰ってきていましたが、まずは定期テストをしっかり終えて、その後は模試の結果を見ながら、「できるはずなのにできなかった問題」「ちょっと頑張ればできそうな問題」から復習をしていきたいと思います。



この日2年生の男の子たちと将来についてちょっと喋ったのですが、
「大学には行かずに早く働きたい」
「普通科じゃなくて工業高校に行ってモノづくりをしたい」
と、目をキラキラさせて話す子たちを目の前に、いろいろ考えてしまいました。
高卒と大卒とでの就職状況の違いなどもあり、多くの人は「高校から大学へ進学して就職」という道を安全路線としてとります。
そこは話して理解しておいてもらう必要はあると思うのですが、働くことに憧れを持っていて(やむを得ず働かなくてはいけない、ではなく)、大学で勉強するよりもそっちがいいという子には、その選択肢の中でどう活躍するかを考えてほしい。

現実としては、都立高校受験をするとき、普通科では偏差値が足りずにやむを得ず工業高校を選ぶことになる子もいると思うのです。
でも、もともと工業高校に憧れを持っていてやりたいことがあるという子には、もう少し具体的に何をやりたいか考えて、学校見学もしっかりして、適所を選べるようにしてあげたいです。
正直、「普通科の高校にいって、まあまあの大学を出て、なんとなく今に至る」というぬるま湯人生を送っている私には、まだ「その道が王道では」という固定観念がぬぐい切れていなかったりもしますが……、大学を出たからといってやりたいことができるとは限らないですし、安定した生活が送れるとも限らないのが今の世の中です。
早くから具体的な目的をしっかり持って、キャリアプランを描いておくのも良いのかもしれません。
中学生の時期にどこまで将来をイメージできるかがカギになるのかもしれませんね。

彼らが来年受験生になったときには、もっと具体的にいろんな話ができるといいなと思います。


1年生はそろそろテストというものにも慣れてきたかなと思います。
まだ上級生に比べるとふわふわ、ふわふわと落ち着かない感じではありますが(笑)、この日は「テストに向けてこの教科をやっておきたい」と自分でやりたいことを言ってくれる子もいました。
自分で「これをやりたい」と、意志を持って勉強できることはとっても大事です。
受け身ではなく、自分から学習プランを組み立てるようになれれば、自宅学習もうまくなっていきます。

またこの日、3時間目になって集中力が切れた子には、中国人のサポーターがいるので「中国語教えてもらったら?」と勧めてみたら、急に目の輝きが甦りました(笑)。1時間、中国語をいろいろ教えてもらって、楽しそうにしていました。
中学の勉強には中国語は必要ありませんが、それでも興味を持って取り組めることがあればいいのかなと。中国語はこれからビジネスの中でも使えますしね!




中学ではこれを習うから、これしか勉強しない。
普通科へ行って大学に行くのが安全ルート。
そんな「固い考え方」をちょっと取っ払って、自ら「これを学びたい」「こういうことがしたい」と考えられる力を。その興味をつきつめて、やりたいことをやって生きていくために、何が必要かを自分の頭で考えられる力を。そんなふうに考えて、やっていければいいなと思っています。