シャイなもんで

京都を拠点に芝居をしている中野劇団主宰 中野 守の演劇に関する雑文やら、日記やら、映画の感想やらを綴ります。


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だいぶ前に見た映画だけど、何となく思い出した。
アメリカに実在したアンディ=カフマンという芸人の人生を描いた話。
アンディ=カフマン自身はどんな人か知らないけど、演じているジム=キャリーが、凄く良い演技をしてて、特に冒頭にカーター大統領の似てない物真似からプレスリーの物真似へと連携する芸のシーンは最高で、鳥肌ものだった。ただ、映画の中盤以降は決して笑える内容ではなかった。最初のプレスリーとマイティ=マウスの芸までは凄く面白くて、そんな芸がその後にも続くのかと思ってたら、期待を裏切られた。人気が出たアンディ=カフマンに、観客は面白いものをやってくれるのを期待する。しかしアンディはそれを裏切っては自分ひとり面白がっている。関係者は「自分じゃなくて観客を楽しませろ」的な注意をするけど、アンディは期待を裏切ることにばかり注力したナンセンスな路線を走っていく。その後、映画的には一応じんとくる形で終わってるので、それだけに中盤がいただけないなと思っていた。最近までは。ただ、僕にも何となくその気持ちがわかったような気がしてきて、それでようやくわかった。この映画はアンディ=カフマンという人物を描いた映画なんだと。

ネットでいろいろ検索してたら水道橋博士さんのブログにこの映画のことが取り上げられてた。

水道橋博士の「博士の悪童日記」200年6月16日のブログ
http://app.blog.livedoor.jp/s_hakase/tb.cgi/117473

賛否両論ある映画だけど、博士さんは好評している。ブログの中に大槻ケンヂさんに紹介されたとあったので、大槻ケンヂさんも認めているのだろう。

で、それを読んだからというわけではないけど、この映画の本当の意味みたいなものがわかってきた気がする。僕個人はジム=キャリーは天才だと思ってて、彼が演じるアンディ=カフマンはある程度しっかり描けてるのだろうという前提で書くけど、多分、アンディ=カフマンは天才なのだろうと。プレスリーのシーンを見てる限り、笑いを取ろうとすれば取れる人だという証明ができている。ただ、ナンセンス路線については、正直、10年後の笑いだとか、天才にしかわからない笑いだとは思わない。面白くないのだ。
プレスリーのシーンもマイティ=マウスのシーンも、アンディ=カフマンは期待されていなかった。期待されていない所では、どんな笑いの路線を展開することもできる。笑い飯を初めてM1グランプリの決勝で見たときのような感覚。ただ、ダブルボケと言われ出してからの笑い飯は、やりにくさを感じてないのかな。飯を食うためだろうか、テレビに出るのが好きだからか、そういう状況でも彼らはきっちり笑いを取りにいってる。本音は本人達に聞かないとわからないけど。
アンディ=カフマンの笑いの形であった、笑い=観客を裏切る、は正しくないと思うけど、笑いと観客を裏切るというのは切っても切れないものであることは間違いないと思う。物真似だってそうだけど、ではお願いしますなんて前振りでやるのと、ちょっとした会話の流れの中でふいにやるのとでは、同じくらいの技術だったら、後者の方が「似てた」って思うし、可笑しいと思う。少なくとも僕は。だから、テレビで誰かに振られて即座に物真似をする人は偉いなと思う。自分のやりやすい空気じゃないはずだし、振る側の腕がなければ、なかなか予定してた笑いは取れないだろうし。
もしアンディ=カフマンがどんなに面白いネタをやっても、期待されないままだったら、きっと面白いネタをどんどんやり続けたかもしれないなって思って。勿論、ただ単に期待のされすぎから、笑いの取り方を見失っただけかもしれないけど、そんなことを考えたら、凄く切なく感じて、ああ、そういう映画だったんだって改めてわかったっていうか。だからこの映画はコメディなんかじゃなくて、純粋にアンディ=カフマンの映画なんだと。わかる人にだけわかればいいっていう突き放した天才擬きの映画のように見られがちかもしれないけど、実際そうかもしれないけど、少なくとも意味のない映画ではなかったし、そうそうない映画であったように思える。「海の上のピアニスト」の1900が船から下りない気持ちは、いまだに意味がわからないけど、アンディ=カフマンの気持ちは何となく垣間見えたような、そんな気がする。
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2004年韓国
チョン・ウソン主演

ネタバレしまっす。

タイトルは前から気になってて、
みんなが良い良いと言うから
いつか見ようと思ってて
ようやく見ることができた。

まずこの邦題から。
古風な国語の学者さんはこのタイトル嫌がるかも
「の」が3連続。こういうインパクトの付け方は
まあ作戦としてはいいのかもしれない。
こういう助詞を複数含む題名の付け方は
最近のトレンドなのだろうか。
『世界の中心で愛を叫ぶ』
『「僕の彼女を紹介します』
『10日間で男を上手にフル方法』
『のび太と翼の勇者たち』

さて『私の頭の中の消しゴム』(以下『わたゴム』、もしくは『あたゴム』)ですが、

内容はと言うと

若年性アルツハイマーの話
前に永作博美(元ribbon)が出演してた
『Pure Soul~君が僕を忘れても~(2001年 よみうりテレビ)』
とよう似た話じゃなあと思ってたら、
原作だってさ。
そら似てて当然か。よく気づいた俺。

永作博美はまあよいとして、
緒方直人よりはこっちのチョン=ウソン演じるチョルスの方が
個人的には良かったと思う。

脚本・構成の面から言うと、
単純ではあるけど、
チョルスの母親のエピソードがいい伏線になってるわけですな。
サングラスのシーンで泣きました。

で、今度『世界の中心で愛を叫ぶ』の韓国版やるんですよね。
『僕の世界の中心は君だ』だったね。これも見ないといけないね。
日本の映画やドラマ版よりよかったりするのかな。

最近感動は邦画より韓国映画の方がいい作品が多いかもしれない。
そこで主観をもって分析してみた。

○韓国の方が有利なのは
外国語の映画は演技の上手い下手がわかりにくい分
素直に見ることができるってこと

○日本人は他の国に比べて、感情をあまり表に出さないから
あまりオーバーにできないってことが挙げられる。
感動しても抱き合ったりあんましないし。
昔に比べたら、町中でキスする人も増えたし、
スポーツで日本一や世界一になったりしたとき、
抱き合ったりってことも出てきたけど。
韓国の文化がどうかはわからないけど、
オーバーな感情表現だっとしても、
それが自然なのか不自然なのかわからずに見るからねえ。
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電車で向かいのカップルが携帯の赤外線機能で情報やりとりしてる。便利そうだなあ。赤外線使うとお金かからないの?通話料もタダにすればいいのに。メールもパケ代もタダ。けど本体は異様に高い。普通に考えたらそうだろうに、当たり前になってて、いちいち疑問に感じなくなってきてるな。
駄目だな。プラスチック容器は環境によくない!アスファルトだらけの町でどれだけのもんなんだ。。朝より夜のが暑いなあ。地熱だ地熱。
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ネタばれ注意。

ラッセル=クロウ主演
レニー=ゼルウィガー、ポール=ジアマッティ出演
監督ロン=ハワードとラッセル=クロウは
『ビューティフル=マインド』と同コンビ

ジム・ブラドックという実在のボクサーの話
大恐慌時代
そこそこ強く、名を馳せたジム。
しかし、手の骨折や交通事故などの
不運が続いて、いつしか勝てなくなって、
家族を食べさせるために
怪我したのを隠して試合に出て、
怪我がばれて無効試合になり、
ライセンスも剥奪
それからは日雇いで食いつなぎ、
電気は止められ、
生活補助金をもらって
子供が病気をしても、お金がなくて
奥さん(レニー)は子供を親族に一時引き取ってもらう決意まで・・・。
そんなどん底から・・・。

友達に薦められて、
まあ、他に見るものもなかったし借りてみることに。
人から薦められたものを見る時のコツは
期待しないことだ。
よほどのヘンコじゃない限り
他人に薦めるだけの作品なのだろうから、
過剰な期待さえしなければまずいい作品なはずだ。

というわけで、いやあ感動した。
格闘技は好きじゃないんだけどね。
五輪の柔道くらいしか見ないし。
亀田興毅の試合も特に楽しみにしてたわけじゃないし。
でもまあ、これは良かったなあ。
たぶん、好みで評価が分かれる作品ではあろうけど。

できれば実際の試合を見てみたかった。
たぶん、高校野球の歴史に残る試合をナマで体験するくらいの
感動があったんだろうなあ。

感動を与えてくれる試合っていうのは、ホントありがたい。
勿論プロは生活していかなければいけないから
お金のために戦うんだろうけど、
人々の希望を背負って戦うっていうのは
限られた人にしかできないことで、
また、背負ったとしても、必ずしも結果が出るわけじゃない。

「事実は小説より奇なり」とはよく言ったもので。
ラッセル=クロウは選んでるのか、実在の人物を演じることが多いね。
『ビューティフル・マインド』
『インサイダー』と。

マネージャー役のポール=ジアマッティ(『トゥルーマン=ショー』『交渉人』『ベストフレンズウェディング』)っていつもいい脇役やってるなあ。
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寝不足だあ。
夕べのタモリ倶楽部でやってた「google earth」を早速DLしてみたからで、気付くと2時を軽く回ってた。
googleで「earth」で検索すると一番に出てきます。フリーでDL出来ました。
番組では伊丹の「昆陽池」の日本地図やってたね。
「24」を彷彿させる。後少し解像度高ければ最高なのになあ。
全ての場所が同じ解像度じゃないんやね。町中では車がかろうじてわかるくらい。流石に人の姿はわからない。多分もっと拡大できる技術はあるけどやらないだけかな。衛星使って抜き打ちヘアチェックされてても不思議じゃないな。山の中は、利用価値が低いからか、高い高度の写真しかない。海もない。陸地だけ。
自分家を見つけてちょっと感動。
その後、
大阪城
京都駅
法隆寺
自由の女神
シカゴ
西表島
国後島
平壌
を見た。
そのうち衛星打ち上げまくってライブ動画で見られるようになるのかなあ。
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coco一番屋のブラックカレーが美味しかった。
期間限定なのね。ずっとやってくれたらいいのにね。
イカスミで黒いのね。
イカスミとイカって素敵なコラボだね。
当たり前だと思ってたけど、
考えたら当たり前だとは言えないよね。
親子丼もそうだけど、卵と鶏肉が相性いいのは
当たり前じゃないよね。

ブラックカレーと聞いて包丁人味平思い出した。
あれは確か麻薬が入ってたんだ。
で、客は理由もわからずやみつきになって店に通って食べるわけ。
何てカレーだ。その前に何て漫画だ。

黒って好きな色だ。どんな色にも合う。協調性がある色だ。
協調性があるのに、存在感がある。我が強いとも言えるけど。

芝居の中でも黒って重要な色だ。
最近自分とこの芝居、黒の要素少ないなあ。
黒と白ってかっこいいなあ。そういう芝居いいなあ。
黒いノースリーブに白い腕。
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薬物所持、飲酒運転だって。

てか、18歳って。。。

もう18なのか。

それにしても、そんな事件より、年齢より、ちょっっとがっかりしたのは。。

http://news.goo.ne.jp/news/picture/reuters/20060818/JAPAN-225165.html

他の子役スターで、昔似たような話あった気がする。
誰だったっけなあ。

それにしても、大人の俳優に対しても厳しい演技論を展開したり、
一流でプロの俳優、それ以上の天才と認識してただけに、
残念だなあ。

まあ、一流にスキャンダルはつきものだし、
人間だから時には過ちも犯すだろうし、
そういう経験がこれまでなかった演技の引き出しを開けることにもなるだろうけど、
こういうことで使えなくなる引き出しもあるだろう。

それでも新しい引き出しを開け続けて、残る人が本当の一流なのかもしんない。
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エンドロールを見るまで主役の俳優が誰なのか全く
わからなくても、シャルロット=ゲンズブールだけはわかった僕が今夜も映画コラム。

ショーン=ペン

そう言えば『ギター弾きの恋』を見たときも誰かわからなくて、
ああ、ショーン=ペン。

人は死ぬとき誰でも21グラムだけ軽くなる。
21グラムって何なんだ。。。

というのがタイトルの由来なわけですが、

内容はパッケージにある程度だけ説明すると、

ひとつの心臓を中心に三人の登場人物が、

まあ、いろんな思いがあって、

まあ、いろいろあるわけですわ。

悲しい話です。涙はしなかったけど。

話は、
ナオミ=ワッツが出てる作品の中では
良かったほうかなあ。

『アリス』は駄作だし、
『マルホランド=ドライブ』は解説で確認してもよくわかんなかったし、
『リング』は興味ないから見てないけど、
何か、僕の中ではこの人ってあまり魅力を感じなくて。
何でかなあ。いい女優なんだけど、
出演する作品が悉くタイプじゃなかっただけかもしれない。

いつの間にかハリウッドを代表する女優さんになってもうてるわけだね。

シャルロット=ゲンズブールはやっぱりフランス映画の方がいいか。
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いつもより余計にネタバレしております(お染ブラザーズ風)。

「先祖パイケアはクジラに乗ってこの島にやってきた。」

そんな伝説を持つ村の族長っていうのがいて
頑固なおじいさんなんだけど、
次の指導者を求めてるのでして。
先祖から受け継いだ伝統を守り次の時代へと繋げるために
自分の後継者を欲してるわけ。
それは男子でなければならなくてね。

で息子が二人生まれて、
長男の奥さんが出産するシーンから映画は始まるのね。

で、双子だったんだけど、
女の子と男の子。
男の子が死産。奥さんも死んでしまう。
おじいさんは次の後継者のことしか考えていない。

長男はおじいさんの反対するのも聞かず、
娘に「パイケア」の名前をつけてしまう。
おじいさんへの反発心ってのが大きかったんだと思う。

長男は村を捨てて出てってしまって、
次男はぶくぶく太ってしまって
まあ、でも伝統の継承の件以外には
次第に孫娘とも仲良くやっていくんだけど、
やっぱり指導者探しの件になると、厳しい人になる。
こうなったら血筋でなくても、いいから村の長男の中から素質のある人間を選ぼう
ってことになって、男子に武術とか、いろいろ教えるんだけど、
パイケアも興味があって、隠れて覚えようとして。
おじいさんに見つかっては
「女が神聖な場所に入って来るな」みたいなことを言って
とにかく頑固で。

パイケアは生まれてくるのを望まれていなかった。
ということを幼いながらも感じてて。
更には、指導者になりたいみたいなものも
伺えて。

そこから奇跡が起こるわけですが。

いやあ、いい話で
感動しました。

パイケアみたいな子供がいたらいいですなあ。

でね、話もいいんだけど、
その設定がね。
現実的で、それがよかった。
登場人物の描写が他の作品にはない良さがあって。

ビリヤードやってたり、ポーカーやってたり、
ホント普通なの。今の時代の中での伝統芸能の存在っていうのを
忠実に表してる、そんなスタイルで、
好感が持てる。

一見の価値ありです。
☆☆☆☆
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ネタバレしまっせ。

ジャンルは青春ものになるのかな?
スポーツものの欄に混ざってたけど、そう遠くもないか。

大学のブラスバンド部のお話ですね。

ある奨学生の青年が主人公なわけですが、
生意気で、自信家で、

パートはパーカッションで(小太鼓?小太鼓で合ってる?)
先輩の考えた難しいリズムを一度聴いただけで
耳コピ(耳コピで合ってる?)して再現するっていう天才。
でも
「one sound, one band」(1つの音、1つのバンド)
っていうのが部のモットーで
勝手にアレンジしたりする主人公と、
先輩とがぶつかってしまう。

でも、実は楽譜が読めなくて、
楽譜が読めない奴なんて要らないって感じで、
干されてしまう。そんなお話。

何と言っても、演奏を観るだけでもこりゃ凄いよ。
本気で上手いし。

ま、上手いって言っても映像なんで、
本当に演奏してる音を使ってるのかどうかは疑問だけど、
映画としては成立してるし、野暮な詮索はすまい。(してる)

大いなる感動とまではいかないけどね。
ちょっとくらいは興奮したかな。

以前、『タップドッグス』っていう映画を観たことあるけど、
ジャンルは近いかもしれない。
あれも、タップが凄かった。

こういうスキルを見せつける映画は、
やっぱCGとか特撮とかしちゃうのはつまんないね。
今回は一切なかったと思うんだけど
(あったらショックだな。ま、気づかなかったからいいけど)
これを、

「野球ドラマで投手が投げてミットに収まるまでが1カットじゃないとちょっと萎えちゃうの法則」

と言う。

同じ法則だけど別の国では、

「ドラマの中で登場人物がピアノを弾くシーンで、
本人が本当に弾いてて上手かったらちょっとテンション上がるの法則」

などと言う。

野球モノのエースはちゃんと投げられる人じゃなきゃ駄目だ。
ああ、『ドラムライン』の話だったのになあ。
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