壊れかけのラジオ局

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民放13社が、3月からラジオ番組を、ネットで同時配信すると発表し、番組制作のプロダクションやスポンサーにお願い状を局が送りつけている。ゲストのコンテンツの著作権使用許諾やネットでの音楽配信の音楽著作権の問題はクリアできているのかな!?これで完全にラジオはネットに取り込まれます。


どうせ営業からの発想、もっと言えば大手広告代理店に知恵をつけられたのだろうと思う。スポンサー離れが激しく、CMをネットに取られていると錯覚し、ネットの世界に殴り込みでもかけたつもりかも知れない。


営業は、スポンサーに対して、「弊社の番組のスポンサーになっていただきますと、インターネットで同時に番組を流しますから、ラジオ放送のリスナーだけではなく、インターネットのリスナーまで広がりますからお徳です!」

とかいってラジオCMに魅力をなくしたスポンサーを引き止めるつもりだでしょう。


同じようなことが出版業界でもありました。雑誌広告があまりにも落ち込むため、わざわざネットにその雑誌の専用サイトを設け、雑誌コンテンツ(記事)を掲載し、バナー広告をプラスでお願いしたが、効果なく討ち死に状態です。


現在、みなさんの家庭に専用端末としてのラジオが何台ありますか?ラジカセや防災ラジオに付いているとか、クルマのオーディオに付いているとかの付属メディアになってしまっていませんか。秋葉原のヨドバシカメラで、携帯用のラジオ売り場をさがしたら、子供机のスペース分に集められていました。AMとFMの聴取可能で1000円前後で買えます。充電式の名刺サイズのテレビも聴けるものでも10000円以下です。それでも売れない。ほとんど買っているのは50代前後のサラリーマンが通勤電車で聴くために買っています。


まずは、専用端末としてのラジオを普及すべきです。国も日頃から国民の防災意識を高めたいなら、家電メーカーと一緒に国策で国民一人に一台配るべきです。ソウルは地下鉄全線でラジオ番組を聴くこと可能です。ところが東京は、都営新宿線の一部がAMをかろうじて聴くことが出来るだけです。


ラジオ局は、ネットに擦り寄る前に、リスナーを増やす番組制作の努力とリスナーがラジオに触れる環境整備をやるべきです。ラジオが携帯電話の機能として、カメラのように標準装備されたとき、ラジオ局の使命は終わります。そこまで考えての決断だったのですね。


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