「我々の挑戦には休みはありません。休息は思考の時間です」
先日、ITベンチャーの若い社長と打ち合わせをしたあとこの言葉で年末の挨拶をしました。
今年、上場して大きなお金を手にした社長でしたが、彼のお金は、個人で使うお金ではありません。
彼にとって、お金がパワー(力)なのです。学歴も、職歴もない茶髪の若者に誰も振り向いてはくれません。

若くて、経験のない彼が、今の社会を牛耳っている長老経営者や老舗一流企業に勝つためには必要な力がお金だったのです。赤のフェラリーも、豪邸も、テレビ出演もすべて分かりやすく力を見せ付けるためのパフォーマンスでしかありません。


この状態を仮に世に出たとすれば、出た後に何をするべきかが、問われてきます。社会が認めるというのはそういうことです。


もともとゼロからのスタートだから失敗したらまたゼロに戻ればいいという経営者がいますが、あなたはそれでいいかもしれないが、あなたに夢を託した人や、あなたに期待した人の絶望感にも責任を持って欲しいと思います。再びゼロになったとしてもその気持ちがあれば、また、スタートが切れる感じがします。


私は、彼に『使える弁証法』田坂広志著(東洋経済新報社刊)をこの休息に読むことを勧めました。

IT社長の次の一歩に期待したい2006年です!

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今朝も早くから雑誌の表紙とお揃いの赤いジャンパーを着て帽子をかぶったホットペッパーのアルバイトの人たちが、分厚くなった「ホットペッパー」誌を片手に道行く人に勧めていました。しかし、手を伸ばす人はいない。フリーペーパーは、雑誌と新聞で発行部数5,000数百万部よりはるかに大きいといわれています。リクルートの「R25」の成功で、地下鉄・JRなどの交通機関にラックを設置させるなど、商業施設ばかりでなく配布の範囲は広がってきています。そんなの中で、老舗の「ホットペッパー」は、多くのクライアントを抱え、競合するフりーぺーパーの情報誌に押され、ラックや店頭放置のような受動的なかたちでは発行部数がはけなくなり、街頭配布という積極的な配布スタイルをとっています。しかし、まだまだ、店頭放置型がほとんどです。

木村政雄さんが編集長をつめるフリーペーパー「5L(ファイブエル)」も旅行代理店の店頭ラックと年間購読でしか手に入りません。

先日、オフィスを訪れた生保の女性の方から、「これお読みになられますか?」と一冊のグラビア系の情報誌をいただきました。職業柄裏表紙から覗き込むと、知らない出版社でした。彼女の話では、自社で作ったものではなく、フリーペーパーの会社が無料で使ってくださいと生保レディーのオフィスにもってきたという。内容に問題はなく、手ぶらで法人訪問をするのはやりづらいので便利でいいという。毎日、6万人の生保レディーが法人訪問を行なっている。お得意様は、確かな人たち(客層が見えている)。木村さんの「5L」を見せたら、このような団塊の世代向けのフリーペーパーが欲しいと持って帰った。いま、同じように無料で持ち込むフリーペーパーの会社は3社あるという。

もう、ラックや店頭放置では生き残れません。これからは、ミツバチに花粉を運んでいただくようなビジネスでなければ。

【参考知識】

ミツバチは花から花へ花粉を運び、植物の受粉を助ける。そこでミツバチはさまざまな農作物の栽培でポリネーター(花粉媒介者)として利用されている。最近の農業はトマトやイチゴのみならず、ビニルハウス内での管理農業がさかんだ。路地栽培ではハエやコウチュウ類、ガ、チョウ類などさまざま昆虫が花を訪れ受粉に手を貸すが、人工的に作られた環境の中で作物を実らせるには、ポリネーターは欠かせない存在となる。中でもミツバチは管理しやすいポリネーターとしてもっとも利用されている。

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昨夜は、友人の衆議院議員の古川元久さんパーティーに夕方から出かけてきました。「古川元久とともに明日を創る会」は、18時30分から東京全日空ホテルB1グロリーの間で始まりました。第一部は、北川正恭氏の「新しい選挙と政治」の講演。第二部は、ホールに移動し懇親会パーティーでした。パーティー会場で、PHP研究所の出版部のM副編集長を発見。乾杯後、すぐに二人で会場後にし、赤坂のラーメン屋で餃子とビールで腹ごしらえ。その後予定通り新宿2丁目の「らふて」に直行。ママさん相手に終電までご歓談。前の日が、「編集者の会」で半蔵門で18時30分から飲んでその後、新宿荒木町の「器」で、作家の山川健一さんと合流。(http://yamaken.ameblo.jp/ )寝たのは午前3時でした。2日酔いと睡眠不足を引きずりながら、今日も18時30分から白金台で、印刷会社や製紙会社の営業の方々が大勢集まる感謝会にでかます。今週は、土、日も作家の先生方の忘年会で、もう体が持ちません。来週は関西に出張予定です。はい、もちろん忘年会です。

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BSE問題で牛の「全頭検査全」が問題になっていたと思ったら今度は、耐震データ偽造問題でマンションの「全棟検査」が叫ばれ始めた。国会議員も選挙後、薬物の使用や弁護士の名義貸しをする議員が逮捕され「全党検査」が必要だ。先日発表したばかりなのに、来年の流行語大賞は、「ぜんとう検査」で決まりだ。日本は戦後、社会主義の政策を取り入れ(客観的は)、結果の平等を目指し、国民全体が中流意識を持つに至った。以前、ソ連のゴルバチョフ大統領が来日した際に、「日本は世界で最も社会主義が成功した国である」と絶賛した。そして、小泉内閣になりアメリカの圧力によって社会主義を民主主義に変更するように迫られ、勝ち組・負け組などという競争社会へ突進していった。競争することを迫られなかった道路公団や郵便局などの公の機関もこぞって競争へと駆り立てた。その先に見えてきたものが、不安で危険な生活では何のための改革か分からない。日本政府には今後、後ろ向きな改革である「全島検査」が待っている。

上流社会!

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今週は、隠れ集会(?)のような集まりで、木村さんと、藤巻さんと、成毛さんたちのお話をお伺いすることができました。隠れ集会といったのは人数が意外と少なかったもので。決して怪しい集まりではありません。しかし、この人たちが集まれば期待できます。期待通りでした。テーマは日本経済の話でしたが、この日、日経平均が1万5千円台を回復したこともあり儲け話一色になりました。誰の発言とはいいません。一部だけ紹介します。

「再びバブルが来るね」「私は、土地と国債買ったよ」「私も買った。金(きん)まで買った」「円はまだまだ高い。ドル建て預金もやってる」「当分、株はまだまだ行くね」「耐震強度偽装問題で、あのような検査会社の存在をはじめて知った」「ヒューザーという会社の名前がでたとき、業界トップで上場の会社の株が上がると思ったね」「確かに一気に上がった。そして、そこもニュースに出たとたん、今度は2番目の会社の株が上がった」なるほどねえ。一つの事件を見るにしても様々な角度で見ている人がいることにちょっと勉強になりました。儲け話を聞いても私にはお金がありまシェーん。

昨日、「TOKYO FM メディアプレゼンテーション2005」がホテルニューオータニで開催され行ってきました。キーワードは、「クロスメディア」でしたが、この言葉は2年前に、飯田橋の近くに凸版印刷の新ビルが完成したときのプレゼンでも聞きました。東京エフエムの来年の春にスタートする「地上デジタルラジオ」の放送に向けて、「ラジオでもないテレビでもない」新しいメディアと新たなサービスが紹介されました。プレゼンを聞きながら5年くらい前に誕生して消えた「ep放送」や、今年の春に消えた「BSデジタルラジオ」のことを思い出しました。2つの放送が消えたキーワードは、「中途半端」です。確立された既存メディアの間で誕生する中途半端なメディアの運命はもう学習したはずなのですが・・・。ラジオ番組の中で、パーソナリティーがラーメンをすすりながら、美味しそうに商品やお店の場所を伝えて、それがカーナビやPCでも地図で同時に確認できて本当に便利で嬉しいのだろうか。ラジオ局が番組で伝えたいのは何だろう。ラジオCMが落ち込む中で、かなり広告スポンサー様向けに譲歩した番組ではないだろうか。放送局が、放送事業以外にインターネットや携帯電話、書籍、テレビ、映画などの事業を抱えて装置産業化し、自らがマルチメディア化することは、企業としての個性を消してしまうことになりかねない。物販がやりたければ、あの「楽天」と組めばいい。放送局は、番組、つまりコンテンツにこだわるべきであり、コンテンツホルダーとしての進化へ向かうのが本筋ではないかと感じた一日でした。