個人情報公開!

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企業の人事は、履歴書を信じることを前提としています。大学くらいは卒業証明書を提出しますからいいのですが、出身高校、中学、小学校まではノーチェックでしょう。賞罰にいたっては趣味の領域で信用するしかありません。現在、雇用形態が激変し、契約社員や派遣社員が急増中です。また、2007年問題で団塊の世代が大量に再就職に直面するにあたっては、個人のキャリアを証明してくれる組織や団体が必要です。就職活動の際に分厚い証明書や賞状などのファイルを持ち歩かなくても、履歴書に記載された経歴の最後にしるしたアドレスにアクセスすればすべてネットで確認できるようになると便利です。個人情報保護法で守り一辺倒の世の中ですが、自分を正確に理解していただくためにも前向きな活用も重要です。なにも性的犯罪者だけでなく、企業側がいちばん困るのは前の会社で犯した不祥事を再び自分の会社で引き起こされることです。人口減少による雇用形態の多様化、正社員の割合が低下する中で会社の将来を託す人に必要なのは、実力を裏付けする実績の証明だと思います。
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もう20数年前のことです。入社式後に経営幹部と話す機会があり、「将来、この会社で放送局をやるのが夢です!」と私は夢を述べました。そのあと、「うちは出版社だから、放送がやりたければ放送局を受け直したほうが早いよ・・・」と言われたことがありました。私が入社した会社は、創業社長が経営の神様と呼ばれ、しっかりした企業理念があり、世の中にその考え方を広めていくことを使命としてやってきた出版社でした。当時から私は、「出版」をその手段の一つとしてしか考えていませんでした。私にとって放送は必然性のある手段でした。読書は能動的な行為で、目が見えること、経済的な余裕があること、内容を理解する力が必要なこと、一冊読み切る根気が要ることなど、啓発活動にはかなりハードルの高い手段です。たとえばラジオはどうでしょう。耳が正常であるということで、かなりの多くの人たちが受動的に参加できます。当時、放送局の私のイメージは、出版社と印刷会社が一緒にくっついた一つの会社という感じでした。これは、新聞社も同じです。出版社は、あの大手の講談社でも印刷会社は持っていません。持つ必要がないのです。当時、ぼんやりと考えたのは、将来、放送局も出版社と同じようにコンテンツのみを制作するようになり、放送手段であるシステム(コンテンツ流通)は、どこがやっても構わないのではないかと思っていました。現在、民放各局は、出版社部分をほとんど外注して、国が認可してくれた印刷会社部分を必死で守っています。

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携帯電話のimo-doの公式サイトをこれまで8本立ち上げてきた中で、私の自信作(?)は以下の操作でたどりつくモテモテ男&女塾です。ちょっとエッチなのですが、こんなのも得意です。【 Menu → メニューリスト → 占い →診断・心理テスト → モテモテ男&女塾 】もう立ち上げてから2年半になります。現在は会員数も1万人を超え、安定した収入源になっています。尊敬する編集者の大先輩であり作家でもある櫻井秀勲先生と二人三脚で作り上げたモテない男たちに向けた女性攻略の携帯サイトでした。立ち上げて1年目に危機が訪れました。最初のサイト名は、現在の女塾はなく、「モテモテ男塾」でした。半年後に女性向けに「玉の輿女学館」を立ち上げる予定でしたが、「モテモテ男塾」の会員が思うように増えなくて、この企画自体が閉鎖に追い込まれる事態に直面しました。

そのとき、私が考え出したアイデアが「混浴」でした。当時、出会い系サイトは大ヒットで多くのユーザーを集めていましたが、それにともない犯罪が多発し、imo-doの公式サイトでは、出会い系サイトはできなくなりました。ところが、私は銭湯のように入り口を男湯と女湯というように二つに分けて、中で一緒に入浴するが、あくまで傍でお湯につかるだけのシステムを考えたのです。女性の書き込み掲示板を男性が覗くことができます。もちろん逆もOKです。「癒し 混浴風呂」という大人気のラブラブ掲示板として、男女の仲を取り持っております。「よく考えるねえ~」と櫻井先生からもお褒めのコトバを頂戴してます。ダメだとあきらめてはいけません。そこからがスタートです。

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来月には、私が始めた事業が3年目を迎えます。出版社にいたとき、大ベストセラーを出しても、その作家の本を毎月出せないため、作家は、翌月は他社へ行き、また、翌々月は他社へ行くという形で本を出し続け、ベストセラーを出した出版社が第二弾を出せたのが半年後ということがありました。そのときにはもう売れ行きも落ち着いてしまったということを何度も繰り返してきました。例えば、大ベストセラーの『声に出して読みたい日本語』(草思社)の著者の斎藤孝さんは、翌月は、角川書店、その次は、文藝春秋と「柳の木の下」の企画で毎月どこかの出版社で出し続け、草思社が再び出版できたのは半年後でした。また、中小出版社が、作家をせっかくデビューさせても、魅力的なメニューを持たないため離れていく例があります。細野真宏さんは、『細野真宏の教科書が面白いほどわかるシリーズ』で中経出版でブレイクしながら、最近では講談社や文藝春秋で類書を出し、中経出版から離れていったようです。作家も食べて行かなくてはなりません。こうした歯がゆい関係を何とかならないだろうかというのが最初の動機でした。もちろん指をくわえてばかりいる出版社ばかりではありません。幻冬舎は、10年くらい前から村上龍さんのマネジメントをはじめています。メディアへの出演や出版などお仕事の申し込みは、出版社の幻冬舎へ申し込みます。担当者がいてコントロールしています。最初は、お抱え作家として敬遠されるのではないかと思いましたが、そんなことはありませんでした。ちゃんと良いリズムでベストセラーを出しています。本を出すことがきっかけで、人間関係ができた作家とお互いにプラスとなる新しい関係、新しいビジネスを模索したところ、「リテラリ・エージェント」というビジネスの可能性が見えてきました。また、現在は、多様化したメディアに対してパーソナル・マーチャンダイジングという可能性も生まれてきました。これが出版社の未来形です。


編集者冥利に尽きる一日!

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田坂広志先生から新宿の紀伊国屋サザンシアターで開催する特別公演会のご招待をいただき、今夜行って来ました。テーマは「なぜ、我々は働くのか」という内容で、これは、田坂先生の著書『仕事の思想』のサブタイトルでした。会場は超満員。9割が30代から50代の男性ビジネスマンでした。一つひとつの言葉の積木で、私の瞼の銀幕に映像が浮かんで来ました。講演は、最後の一言まで丁寧に言葉を置く感じで終了しました。実は、講演の一時間半、私は感動で不整脈になりそうでした。一冊の本が、商品ではなく作品としてひとり立ちし、多くの読者に多大な影響を与え続けている事実を目の当たりにしたからです。講演終了後、ホカホカの心で出口に向かっていくと、テーブルで『仕事の思想』の販売を行なっていた後輩が私を見つけて言いました。

A君 「あれ、来られていたんですか。今日は仕事ですか?」

私 「感動したよ! うちもたまにはいい本出してるんだ

A君 「先輩も遊んでばかりいないで、この本を読んだほうがいいですよ」

私 「そうか、そんなにいい本か・・・」

A君は幸せそうに販売していた。『仕事の思想』の謝辞に出てくる編集者が私ということも知らないで。それでいいのです。





週末は、打ち合わせで飲んだズブロッカ(ウォッカ)でほろ酔い気分になり午前1時に帰宅した。すると、高校2年の息子が、まだ起きて試験勉強していた。急に説教がしたくなり、アルコールを薄めようとコンビニで買ったよく冷えたポカリを二人でまわし飲みしながら「ホワイトバンド」について語り合った。彼が買ったことを知っていた。「父さんの会社も、平和・繁栄・幸福を世界に実現しようともう60年近く出版や研究などの啓発活動をしてきたが、世の中は一向によくならない。それどころか、どんどん悪くなる。・・・」「啓発なんて偽善だよ。世の中みんな偽善者の集まりさ。バンドの意味は語ることができても、バンドで救いたい現実は見たこともない。リアル感がない運動は所詮金儲けさ。オレはもうバンドはしない。」といって、3分の1ほど残ったポカリを息子は飲み干した。

私が、オピニオン誌の新人編集者になりたての頃、最初の担当が田原総一朗さんだった。ある日、仕事のやり方でひどく叱られた。電話に出るなり、「アンケートで意見をつくるなんて、編集者のやることか!」。田原さんの厳しい突っ込み。また、政治評論家の屋山太郎さんにも怒鳴られた。デスクの指示通りの文面で、毎月の連載が近づいてくると締切日を知らせるハガキを出していた。3カ月目に屋山さんのカミナリが落ちた。「お前は、それでも編集者か!誰でも出来る仕事をするな!」毎月同じハガキを出すなら、前回の感想とか今度書いて欲しいテーマを書けということだった。酔った勢いで、ほろ苦い過去まで思い出したが、最近のインターネットやメディアに頼りきりの生活を少し反省した。


突然ですが、カレーライスは「どんぶり」でも食べられますが、普通は「お皿」に盛ると思います。出版社はジャンルごとに文芸出版社、ビジネス出版社、児童書出版社、医学書出版社などに通常分かれています。すべて出版しているところが総合出版社です。出版社は、日々の出版活動でどういう著者が、どういう傾向の本を出すというブランド・イメージが出来上がっています。
私は、職業柄、書店で本を手に取るとまずタイトル、次に著者名、そして出版社名を見たときに「違う!」と感じた本は、
棚に戻しています。この感覚は編集者として重要です。これが、書籍の信頼性、安心感につながります。やっぱり、カレーうどんはどんぶりで食べても、カレーライスはお皿で食べるのが普通です。最近は、キャンプや屋台で使用する使い捨ての器も増えてきました。


「インターネット商店街最大手の楽天が、TBSの株式を大量に取得し、大株主になっていることが12日、関係者の話で分かった。楽天の三木谷浩史会長兼社長は、ネットと放送の融合に積極的な姿勢を示し、放送会社との提携に意欲を示していた。楽天はこれまでに積極的な買収・合併戦略で金融や旅行などの事業に乗り出し、プロ野球にも参入している。」(「朝日新聞」)。ついにというか、予定通りというか、TBSが食いつかれました。長寿番組「水戸黄門」のスポンサーで、株主のPanasonicに買取されるほうが幸せかも。お約束通り次は、テレビ朝日ですね。放送業界ばかりではなく出版社も上場して、ホールディングスなんて名前をつけたところは気が気ではありません。また、打ち上げ花火をそろそろ準備しなければ、株価が上がりません。大きな夢とビジョンがあり、大量の資金が必要なため上場するのであればいいが、装置産業でもないマスメディアが、上場益欲しさに上場したため企業の目的を失いつつある。気づいたときはもう遅い。理念なき経営者達が金の力にまかせて世の中を変えていく時代になりました。

私の体調は、一番いいのは水曜日だ。月曜日は最悪で、声が出なくて人とお話をするのも辛いこともある。火曜日くらいから回復し、水、木、金と絶好調だ。ビジネスマンは、一週間の疲れを週末に持ち込む。明日は休みとばかり朝方まで飲み明かすのは、誰が考えてもストレス解消にはならない。

J1のサッカー選手は、毎週土曜日が試合で、翌日はオフだ。ここで身体のケアを怠ると選手寿命を縮めることになる。スポーツ選手のクールダウンは、トレーナーがいるからよいが、ビジネスマンは自己管理となる。人生も後半戦にはいると、自分の体調のリズムが自分で分かる。台風などの気圧の変化が激しいシーズン、春先の三寒四温といわれる気温の変化の激しいシーズンは要注意だ。人が年間を通して亡くなる時期もこの時期にあたる。

さて、本日10月10日は、私にとって晴れではなく、体調不良の「得意日」である。もう一回は、5月5日。社会人になって病院で点滴を打った日のほとんどが今日だ。もう先週末から心配で、マッサージにいったり、風を引かないように注意したりで、今日を迎えた。まだ心配で、午後には、「CEATEC JAPAN 2005」で来日した韓国企業の社長様からいただいた高級な高麗人参を煎じて飲む予定。私もキングカズのように何歳までも夢を追いたいと思う。

少数意見は死んだ!

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阪神グループの株大量取得で話題の株村上世彰氏が「ファンの声を聞いてみたい!」と叫んだニュース映像見た瞬間、先の衆議院解散時に小泉首相が「民意を問いたい!」と叫んだニュース映像とダブった。今後、国民とかファンとかいう多数の賛成を求める傾向が社会に蔓延しそうな予感だ。以前は、会社においては、社長や経営幹部に対して異を唱えるのは組合であったが、今後は、「社員の声を聞いてみたい!」と一社員が叫ぶかもしれない。これまで民意は、信用のおける機関のアンケート調査などが代弁していたが、今は、ブログなどでも民意は問える。やり方は認められないが、この間の「のまネコ騒動」はユーザーの叫びだ。800億円をかけた衆院選で、日本の民主主義に「勝ち組・負け組み」の構造が生まれたようだ。少数意見は死んだ。反対派で選挙を戦った政治家が、国民の民意が賛成だからと、当選後に賛成派にまわるのは卑怯だ。国民を言い訳の理由にしてはいけない。あなたに一票を投じた小選挙区の民意をその政治家はどう考えているのか。こうして少数意見は、次第に声を失い、無気力になっていく。政治家の責任は重い。