私がいつも通勤で利用しているJR埼京線(痴漢ランキング第1位)に、女性専用車両がこの春から先頭車両2両にできた。私の定位置車両の隣が女性専用車両なので、連結器のあたりまで行っていつも女性専用車両を覗いて見ている。一般車両と同様にいつも混んでいる。全員が女性だ。当たり前か。しかし、女性専用車両へ避難する必要のなさそうな人まで乗っている。今朝、ふと気付いたのだが、車両の天井付近の中吊り広告などは一般車両と同じものが吊り下げられている。週刊誌、グラビア男性誌などなど。どうせ女性しか乗せないのなら松田聖子バージョンのショッキングピンクの内装にして、ブランド装飾品、高級下着、宝石、旅、グルメなどの広告に全部してしまえばいいのではないかと思った。先頭車両の2両は、女性しか乗らないし、乗れない。ピンポイントな広告空間だ。今後、65歳以上のシルバー専用車両などができれば、健康食品や有料老人ホームの売り出しの広告。高校生専用車両、独身男性専用車両、アベック専用車両などどんどんつくれば、あらたなCM空間が生まれる。あの地下鉄で猛威を振るっているフリーマガジン(無料)のリクルートの『R25』が、5月から首都圏のJRの駅に勢力を拡大する。交通広告は、車体に描いたり、駅構内の看板をラックに換えたりもう大変。その裏で、従来のテレビ、ラジオ、新聞の広告は激減!人口減少が始まれば、人の集まるところや特定の人の集まりが価値を増す。マスコミのような不特定多数を相手にするビジネスは、今後、難しくなるだろう。やはり、『カルトになれ!』(フォレスト出版)なのだろうか。

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先日、ビジネス出版社の大手のD社の編集長たちと4人で、焼酎の一升瓶をテーブルに置いて語り合った。私が、出版社を飛び出し、放送業界で修行し、いま何をやろうとしているかを少しでも理解していただける人に、出会った喜びは、飲めないお酒を飲ませてしまった。そして、編集長からのお礼のメールが届いた。(一部抜粋)

「出版社が書き手という財産にもっと高い意識を持つべき、というご意見にはまさに我が意を得たりという感が致します。」

究極のコンテンツは、作品を生み出す作家であり、タレントであり、クリエーターである。それなのにコンテンツを商業ベースで考える出版社や放送局は、作品化されたものをコンテンツとして権利処理に躍起になり、著作権者である作家をヒット作品が出たり、売れているときはチヤホヤして、売れなくなったサヨナラだ。

だから作家たちは、ヒットを連発して頂点にいるときも常に坂道を転げ落ちる夢を見る。
日本にもそろそろリテラリ・エージェント的な存在が力を持つ時代がやって来ている。マネージャーであり、編集者であり、プロデューサーであるクリエーターのためのコンサルタントだ。

作家側からすれば、放送で流そうが、ネットで流そうが何も問題はない。放送局側から見れば、権利処理の問題が難しくなるのは著作権者でないからである。軸足の位置を変えてみたら明日が見えてきた。


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昨日、NHKホールで開催された地上デジタルのシンポジウム「2011年テレビはどうなっているのか」に行ってきた。2011年7月24日には地上デジタルテレビ放送に完全移行し、現在の地上アナログテレビ放送の終了を予定している。そのロードマップの進捗状況が報告された。パネラーの一人として仕込まれた消費者代表・河村真紀子さんの弱者のスタンスから繰り出す後ろ向きなコメントに総務省も家電メーカーも放送事業者もタジタジ。全体の議論としては、昨年と比べてあまりかわり映えしなかった。その理由を帰りに置いてきたアンケートの感想に書いた。「なぜ、経済産業省と通信事業者を同席させないのか・・・」地上のメンバーばかりが地上デジタルを語っているが、いまどき地下デジタルのメンバーである光ファイバー関連の経済産業省や通信事業者を外しての議論はナンセンスである。地上チームはギリギリまでねばって、計画達成が難しくなれば、アナログ放送の終了寸前で地下チームのCATVやブロードバンド会社に泣きつくことは目に見えている。1995年に放送事業と通信事業の兼営が許可されたことからCATVが通信基盤の一つとして注目されてきた。地下デジタル陣営も交えて、少子高齢化時代のインフラとしての位置付けをして、デジタル化時代に向けて国は早急にグランドデザインを描かなければ手遅れとなる。ビジネスチャンスは、地下陣営にあり。これこそが「地下革命」だ。堺屋さんの座布団一つ取ってくれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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名刺の刷り増しを発注した。いつもは修正もなくそのまま希望枚数だけを記入していたが、今回、アドレスを一つ加えた。ブログのアドレスである.ブログが3ヶ月分たまった。私が何を考え、どうしようとしているのかを初対面の方に少しでもご理解いただけたらという気持ちから新たに掲載した。パーティーなどで名刺交換しても、頂いた名刺はほとんど名刺ケースの肥やしとなっていた。よくその方のことを知らないで、ゲットした名刺1枚で突然のビジネス話は失礼だ。いままで無駄になっていた出会いをカタチにしたいと常々思っていた。さあ、これでどんな変化が生まれるか楽しみだ。

連休明けからライブ活動を予定している。といってもミュージシャンではない。作家のライブだ。ステージに書斎のセットをつくって、執筆風景を見ていただく、そんなわけない。それではお金は取れない。分かりやすくいえば講演・セミナーであるが、あえてライブという言葉を使ったのは、作家が自分のファンクラブをつくり、ファン(読者)との集いを通して安定した作家活動と新たな作家と読者の関係づくりを構築するのが目的だ。これからのビジネスの基本は、「新たなコミュニケーションの発見と、それを可能にする環境(コミュニティ)づくり」だ。さて、最近では、セミナーや講演会ビジネスが大流行だ。インターネットを使っての集客や会員化を図り、2、3人の社員で数千万円の売上はざらだ。セミナー事業の内容は、株式投資やアパート経営、資産運用などの利殖に関するものが参加費は高額であり、人気だ。ほとんどがインターネットを中心とした集客を行なっている。セミナーの中には、定員10名、熱海の旅館で1泊2日の合宿で学ぶ株式投資セミナーで、教材費・宿泊費・懇親会パーティー参加費込みで50万円というものもあった。講師は、一般的には知名度はないが、その道では・・・という人らしい。彼らはみなどこかの出版社から本を出版し、その本も営業マンとなってセミナーの販売促進をやる。この付加価値の高いビジネスを、作家自らが主催するのが私の目指すところだ。作家が自分でできない部分を弊社がフォローする。その先は、今はあまり詳しくは語れない。残念。

 

 

昨日、ビジネス書評誌の「トップポイント」(http://www.p-b.co.jp/)の読者が選んだ年間ランキングトップの書籍の著者を招いた講演会のお手伝いをした。定期購読者(会員)数の約1割の900人によって選ばれた作品は、『現場力を鍛える』(遠藤 功著)東洋経済新報社だった。実は、当初、300名前後の講演会を参加費3000円で予定していたが、なんと500名近い参加申し込みがあり、今回と20日の2回の講演会を急きょ行なうことになった。さらに驚いたことに、九州や関西、東北各地からこの講演会にわざわざ集まって来られた会員の方たちだ。この雑誌は、京都にあるパーソナルブレインという会社が、18年前に創刊し、ビジネス出版編集者で知らない人はもぐりといわれている。社長の橋本忠明さんは、書評を書くために1ヶ月に40冊近くの新刊を一冊一冊読破する。当時、編集能力のない編集長だった私は、企画会議が近づいてくると夜な夜な彼に電話して、面白かった本、力のある著者、注目の著者、ヒットの予感をお伺いしては企画書を書いていた。おかげさまで私の今日がある。さて、この会員制の雑誌だが、読者(会員)はほとんどが企業の経営トッブや幹部だ。満足そうな表情で講演会場を後にする50歳代のビジネスマンをながめながら、「トップポイント」誌は、私の眼には、良く肥えた畑のように映った。でも、マネは出来ません。40冊も読めません。書けません。続けられません。

テリー伊藤が以前、『お笑い北朝鮮』という本を出版したときは、北朝鮮はべルヌ条約という国際著作権条約を結んでいなかったので、キムジョインルやその他の写真や文章は使い放題であった。先日、韓国の出版関連会社の社長が来日された際に面白いお話を伺った。なんと北朝鮮が著作権条約を締結したというのである。現在、韓国との北朝鮮の間で著作権料の支払いをめぐって調整中だそうだ。国家としてお金になるものは何でも守ろうという姿勢なのだろうか。今後、サッカー中継や取材なども大手広告代理店を通じて売り込むかもしれない。権利ビジネスは、アメリカや日本のような先進国が儲かりそうだが、実はそうとは限らない。数年前からべトナムへは、日本人の弁護士、税理士、公認会計士が、国家のルールづくりをお手伝いするために大勢行っている。北朝鮮もおそらく同じ道をたどるはずだ。北朝鮮の地価革命は起こりつつあるかも。

3つの出版社から出版企画の依頼があった。毎月3点、初版部数が10000部以上刷れる企画を考えなくてはいけない。別に才能があるわけでもなく、「ベストセラーの出し方」とかいった表題で講演してまわるような実績も無く、ただ、頼まれたら断れなくて、しかたなく今年になって2冊手がけた。運良く1冊目は現在8万部、2冊目は13万部まで来た。タネ明かしをすれば、誰でにでもベストセラーは可能だ。今日は、その方法の1つ「転がし」について説明しよう。ハードで分類すると、書籍には四六判、A5判、B6判、文庫判、新書判、そして雑誌のようなムック判がある。たとえば、各出版社には、3ヶ月で3万部を超えるくらいのベストセラーの1つくらいあるはずだ。その1冊のハードを変えることにより見せ方を変える。ベストセラーの分身の術である。例えば、私が手がけたコンサルタントの野口吉昭氏の『コンサルティング・マインド』(定価1835円 四六判・上製)という本があった。発刊後、すぐに重版を重ねた。その半年後、『<図解>経営コンサルタントの仕事』(定価1500円 A5判並製)を出版。またこれも重版。そしてなた半年後、『経営コンサルタントハンドブック』(定価1200円 新書判)を出版。またまたこれも重版。その1年後、『コンサルティング・マインド』(定価620円 文庫判)でなんと1粒で400メール(グリコ)ではなく、1つの内容で4度美味しい出版になったのだ。つまり、【四六判】→【A5判】→【新書】→【文庫】となる。このベストセラー分身の術を使えば、あなたも10万部は夢ではない。最近、コンビニ並ぶ図解というB6判のムックは、まさに分身の術によるものだ。

ビジネスモデルの考案は、ダイヤモンドの原石を発掘するのに似ている。原石が眠るのは、渋谷、新宿、池袋の歓楽街。つまり、フーゾク業界である。最近では、東京都の条例でこれでもか、これでもかと叩かれているようすは、まるで強力な殺虫剤が開発される度に強くなるゴキブリのようである。「知人から聞いた」ということを認めてくれるのであれば話そう(本当に信じてくださいね)。渋谷、新宿、池袋ではラブホテルはもちろんのことビジネスホテルも受験や春休みシーズンではないのに現在、予約で満杯だ。規制で勤め先のフーゾク店が閉店し、行き場のなくなった女の子たちが、グループでホテルの部屋を押さえている。いわゆるデリヘルだ。従来から、ホテルにはマッサージを呼ぶサービスがある。白のワッパリを羽織ればOK。客もショッキングピンクの看板が取り囲む入り口に飛び込む勇気も、怖いお兄さんの客引きとのやり取りも必要なくなった。では、その出会いはどのようにといえば、インターネットのホームページ。まだまだある。いかがわしい男性エステ店のフランチャイズ化だ。もうここまでくれば、ベンチャーも顔負けだ。山の手沿線の駅から3分以内のマンションや商業ビルには、今では必ずある。店は外からはわからない。では、その出会いはどのようにといえば、インターネットのホームページ。中でも「香流式エステ」「香流式アロマエステ」というのが最近では急成長を遂げている。ホームページもキレイだ。見た目安心。しかし、場所を示す地図がない。完全予約制だ。初めての客は電話して、お店が入っているビルの部屋まで誘導される。なかには1階の共有玄関のロックのナンバーまで教えられて入っていくところもあるという。部屋の表札には苗字の変わりに「○○健康相談所」と書いてあるが、指示どうりにボタンを押すと、なんとマンションがお店になっている。会員カードまでつくらされて次回からはナンバーで予約や特権が受けられる。サービスはというと・・・、そういう掲示板ではないので、それはよしとして、マッサージ師は、フリーターや学生、OLとういういわゆる素人だ。ここで3ヶ月くらい働けば海外旅行やブランド品を買うためのお金は貯まり、辞めていく。筋のいい子はオーナーからお店を持つことを勧められる。駅の近くのマンションの部屋を借りて、すぐに開業できる。マッサージ師の養成や教育は、会員に通常の半額料金で、客の少ない昼間にプロと見習いが付いて実践サービスで学ぶ(OJT)。中にはそのほうがありがたいという客もいる。最近のゴキブリは起業家精神を持っている(?)。インターネットで集客。安全な特定定数の顧客を確保するため会員制度導入。カラダが資本の高付加価値なビジネス。開業のリスクが低いなどなかなのものだ。近々、労働省は会社勤めのOLが仕事を終えてからスナックなどで働くために、次の職場へ向かう途中の事故や災害を受けた場合、労働災害と認める法案を通す。これが蟻の一穴となって、社員のアルバイトが解禁され、新たなビジネスが花開く。しかし、厳しい取締りをかいくぐって新たなビジネスを考える彼らの飽くなき探究心には敬服する。ホントに聞いた話。(知人談)

韓国出版事情第ニ弾。昨日、私のオフィスにソウルの出版エージェントの女性の社長さんが来られて、2時間近く意見交換をした。面白いことがわかった。韓国の書籍は作家自身が書いたものがほとんどだ。日本では、書店に並んでいる本の半分は他人が書いたものだ。もう少し詳しく説明してみよう。カバーに著者として名前が出ている人の原稿作成への関わりを分類すると次のようになる。自分で執筆する場合を最上級のSランクとすると、後述筆記という話し言葉を文字に起こしてライターが文字原稿にまとめる場合はAランク、編集プロダクションが4,5時間のインタビューで、著者を質問攻めにして聞き出した内容を文字に起こして編集し原稿にする場合をBランク、新聞や雑誌で掲載したものや、テレビやラジオなどで放送した番組を集めて、著者が一言も話すことなく原稿作成する場合をCランクとした場合、韓国はSランクしかないということだ。したがって本を出せる作家の数は少ない。日本の場合は、芸能人からスポーツマン、それどころか亡くなった人まで本が出せる。だからぺ・ヨンジュンの写真集は出版できても、自叙伝とか自分が書いた本はなかなか出てこない。日本の出版技術は韓国に輸出できる。テープ1本1時間もののインタビューを文字に起こすと日本では1万5千円だが、韓国では3万円だ。「録取」というテープお越しの仕事を行なうには資格が必要なのだ。だから制作原価が高くなる。本人が書くのがいちばん安いのは日本も韓国も一緒である。日本の編集プロダクションはソウルをめざせ!