革マル派の巧みな取り組みに注意せよ | 中丸啓オフィシャルブログ Powered by Ameba

革マル派の巧みな取り組みに注意せよ



公安調査庁発表の平成27年国内情勢を拝読した。まず、その中でいわゆる「過激派」の情勢についての報告についてピックアップする。



●革マル派


革マル派」とは、1962年の革共同第三次分裂により結成された。「反帝国主義・反スターリン主義 」を掲げる。理論的指導者は黒田寛一 。公然拠点は解放社 。機関紙は月刊『解放』と隔月刊『新世紀』(旧『共産主義者』。学生組織はマル学同革マル派 公安調査庁 は「極左暴力集団 」としている。


今回の「革マル派」への公安調査庁の活動調査を要約すると以下のようである。


組織建設を優先するとの基本方針の下、自治労、日教組などの公務員労組や、JR総連、JP労組、NTT労組などの基幹産業労組の組合員獲得に力を注いだ。同派は「春闘に向けた集会(2月)やメーデー中央集会(4月)、JP労組(6月)、自治労(8月)など各労組の定期大会会場周辺に活動家が押し掛け、「職場から反戦反安保・労働法制改悪反対の闘いを創造しよう」などと訴えて、自派への結集を呼びかけた。


さらに同派は、政府の施策に反対する市民層の取り込みを図り、米普天間基地の辺野古への移設に反対する超党派の県民大会(5月)や平和安全法制関連法案の成立に反対する集会に活動家を動員し、参加者に「安倍政権を打ち倒そう」などと訴えたほか、自派系集会への参加を呼びかけた。


同派は引き続き市民層の取り込みを図っていくものとみられる。(本文要約)


この調査から、同派は労組や安保反対集会へ活動家を送り込み、不安や怒りなどの感情を煽り立てて巧みに自派への取り込みを画策していることが伺える。こういった取り込みはインターネット上でも見られる傾向だ。


知らないうちに彼らに取り込まれることのないようご注意いただきたい。