こんにちは。昨日は今話題の映画「帰ってきたヒトラー」を観に行ってきました音譜







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以前予告を観た時は、ブラックユーモアだらけのB級作品だろうと全く興味が無かったのですが、日経新聞の評論でこれは観るべき!と書かれていたり、ヤフー映画のレビューも評価がすごく高いので(←ミーハー)早速観に行くことに。

なんでもドイツの作家が書いた小説が大ヒットになり、それが映画化されたのですが、映画も大ヒットとなったのだとか。

ネット予約で行ったのですが、劇場に入ると満席!!やはり観にきて良かったと思いながら映画スタートアップ

そして観終わった感想は、これは本当に観るべきだと思いました。キラキラ感や女子力とは無縁ですが(笑)今の世界情勢や人の群集心理、そして今の社会問題と過去の話を見事に描いています。

私は前半、結構笑ってしまいましたが、段々と話しに引き込まれ、そして深く考えさせられました。ヒトラーが劇中、民意が私を選んだのだ。と言うシーンがありましたが、確かに人々が選んだという経緯が実際にあったのであった訳で、突然悪魔が世に出てきた訳ではないのです。


先日観たマイケル・ムーア監督の作品を観たので余計に現実としてそんなドイツの人達のギャップというか過去の矛盾を感じました。

劇中ヒトラーの演説が何度も出てくるのですが、確かに正論なんです。そしてヒトラーが最後に、今の時代は都合がいい。と言うのが怖いというか納得出来てしまうところが怖いな~と思ってしまいました。

イギリスの離脱直後という事もあり、後半に流される移民の怖い映像も単に怖いというより、こんなことになっているのに...という後ろめたさのような感じがあり、このままでいいのかなという思いが残ってしまいました。

決して面白いだけの作品ではありませんが、これは本当に観るべき作品だと実感。後から公式HP観ましたが、観る前に見たらもっと面白かったかも(観た後でも楽しめましたが)と思いましたので、気になる方は是非ビックリマーク

原作の小説が日本でも発売されたとのことなので、そちらも読んでみたくなりました☆