AJET | 中原徹のブログ

AJET

本日、AJETの会長と会議を持ちました。

AJETというのは、JETプログラムに参加する英語のネイティブの先生らを取りまとめ、よりよい英語教育の推進を図る団体です。

http://ajet.net/lang/ja/what-is-ajet/

日本の小中高には多くのネイティブの先生がJETプログラムから派遣されています。



中原徹(最年少校長)のブログ
会長は、左の人です。


会長は、「なんとかして日本の英語教育を改善し、『使える英語』を身につけてもらいたい」との強い気持ちを持っている方で、彼が熱く語る英語教育、とりわけ小学校・中学校での英語教育論には説得力がありました。



中原徹(最年少校長)のブログ
こちらは小学校向けの教材の一部ですが、彼の「既存の教科書と指導要領に従っていても絶対に英語を使えるようにはならない。僕らが英語を覚えたのと同じような順序・方法で英語を学べば、もっと英語を使えるようになるし、使えるようにしてみせる!」という言葉が印象に残りました。


確かに、戦後65年間、日本の英語教育は失敗を繰り返してきました。全ての日本国民が必死に英語を学ぶ必要があるかというと、そうでもないような気がしますが、現在は、英語は義務教育の一部であり、多くの時間を英語に費やさなければなりません。大学を含め10年間英語を学んでも使える人はわずかです。周辺のアジア諸国が英語力を伸ばしているのと対照的です。どうせ時間を使うのならば、意味のあるものにする必要があります。


現在の中学校・高校の教科書を使っていても、使える英語が身につくことは困難であり、そうであるならば、AJETの会長が持つノウハウを一気に小学校・中学校で取り入れたらよいのにと思います。


全国のネイティブの先生の中には、活躍の場がなく、単なる教科書のナレーションに使われている人も少なくなく、不満を抱える先生も多いと聞きます。聞くところによれば、外国人英語教員の招聘に最もお金を使っているのは日本だそうです。しかし、英語力は世界のビリを争っています。


なんとか、AJETが持つ貴重なノウハウ・人材をフル活用すべきだと思います。


英語とは関係ありませんが、写真の右の方は、私と会長をひきあわせてくださった方です。なんと彼女の妹は、今回のウインブルドン(テニス)の女子ダブルスの準決勝まで勝ち残った選手だそうです・・・いきなりそんなすごいことを言われたのでビックリしました!ウインブルドンの使用球をいただいたので、テニス部の部員の皆さんに見て欲しいと思っています。


夕方には、泉南地区の中学校の先生らとの勉強会があり、中学校の現状や、和泉高校の評価などをお聞きしました。大変ためになりました。


色々と有意義な情報を得た一日でした。