遺言執行での問題点

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昨年末から遺言執行者に就任して進めている案件があります。

 

遺言書作成時点で依頼者が言っていたことをすべて反故にする今の振る舞いに憤りを感じています。

遺言作成時の面談では常に夫婦一緒にご相談をしていました。

 

きっかけはセミナーでした。

 

何度かセミナーに通っていただいて、ある日遺言作成をしたいとご相談に来られたのでした。

 

推定相続人は奥さまとお子様3名の合計4名でした。

 

奥さまは後妻さんでお子様たちとの相続関係はありません。

 

妻の生活を考えて多くの財産を相続させる遺言をつくり、妻と子供たちとを養子縁組させることで妻の老後の生活と子供たちへの相続を現実化する!というのがご主人の目的でした。

 

数年は元気にしていたようですが、最晩年は住まいを有料老人ホームに移し、ご本人の懸念の通り認知症を発症して亡くなったようです。

 

後日、奥さまから有料老人ホームに呼ばれお話を伺いました。

 

そこには、今までお話しにも出てこなかった10歳以上歳の離れた弟が同席し我が物顔で仕切ろうとしていました。

 

その際言われたことは、相続人全員が合意していたら遺言執行者は解任できるのか?とか遺言書を無視できるのか?という到底遺言執行者に聞くべき事なのか?という話ばかりでした。

 

そして後日その弟から電話が・・・。

 

相続人全員の総意なので遺言執行者を辞任するようにとの連絡でした。

 

実態がわからないので、『お話は伺いました。いろいろと確認をして、必要に応じた辞任の手続きをするように進めます。』とお応えしておきました。

 

【つづく】

 

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職員募集!

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中村行政書士事務所では行政書士資格を持った職員さんの募集をしています。
 
今日LECの渋谷駅前本校で横溝先生のクラスの祝賀会があるので少し期待しているのですが、なんせ東京ですから名古屋近郊の方がいるかどうか?
弊所は相続専門の事務所ですので、相続の手続きにかかわる戸籍の調査や遺産分割協議書の作成、その後の許認可等の相続手続きを中心にしている事務所です。
 
春からおひとり行政書士資格を持った方が入所予定ですのでもう一人来ていただいて、行政書士法人化しようと思っているのです。
 
行政書士業務に限らず一部一般業務もこなしていただくことになりますが、ゆくゆくはその地域の皆様に愛される事務所にしていきたいなと考えております。
 
春から豊橋に会社の事務所を出しますので、豊橋または岡崎の事務所に行政書士法人の事務所も置きたいと準備を進めています。
 
やる気のある方が希望してくれることを祈りつつ、そろそろ東京の祝賀会に向かいます!
 
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姉の遺言書

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今日のご相談は年配のご兄弟からでした。
 
90歳を超えるご兄弟が5日間にわたって摂食障害のため入院されたそうで。
 
そのご兄弟が財産一式をもってご相談に。
 
曰く、姉に万が一のことがあったら、相続放棄をしなければならないか?
 
なぜならば、(固定資産税の評価額証明書も見ながら)不動産の価値だけでも8億円になり、相続税が3億円以上になると不動産屋にいわれたから・・・。
 
固定資産税の評価額証明書の金額は4000万円程度。
 
路線価や倍率票をざっと確認してもそんな額にはならない・・・。
 
さらに、相談者の奥さまがなぜか、遺産総額よりも相続税の方が高くなったら困る=不動産屋の計算ではそうなると心配しきりで、相続放棄のことまで言い出す始末。
 
不動産屋さんの話だけを信じて混乱していることに疑問を感じ、その不動産屋さんは相続に、税金に詳しいのか?って聞いてみても、それはどうだか?といった感じでした。
 
何よりも他の財産を確認するために見せていただいた通帳の中に信託銀行の通帳があり、その通帳は遺言信託のためだけに作って、使ったものでした。
結局、もし亡くなった後でも、信託銀行との間で遺言書に従った手続きが始まることになっているのです。
 
相続ってやっぱり一般の皆さんにとってはわからない摩訶不思議なものなんだと実感する出来事でした。
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遺言書を偽物と思う

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今日はある相続人さんから父親の遺言を信じられないと連絡がありました。
 
父親の自筆証書遺言はすでに検認を終えて、遺言執行者を選任し、手続き終了間際でした。
 
生前からあまり連絡を取っていなかったうえ、相続人の夫婦仲もあまりよくないため頻繁にもめ事が起こっていたため亡くなった父親とは疎遠になりがちだったとか。
 
遺言執行者からは執行の連絡を出しているので、すでに遺言執行が行われていることも知っていたはず。
 
もう半年近くになるのに、今になって初めて連絡をしてきて冒頭の発言でした。
 
遺言書のコピーは見ているはずなので父親の直筆であることは間違いないが、内容に納得がいかないとのこと。
 
ほかに遺言書があるはずはないとも言っていました。
簡単に言えば、家族仲が悪いという事ですが、自分たちの都合だけで文句を言いだすというのはちょっとどうかと・・・。
 
親兄弟の生活の中ではそれぞれ事情があるでしょうが自分だけが自分の思うとおりに事を進めることができないことは今までの私の経験からも明らかです。
 
時代の変化もありますがまずは親も子も自分達の生活第一に成り立たせることが必要条件になるのではないでしょうか?
昨日の面談から。。。
 
お越しいただいたのは亡くなった方のご兄弟。
 
よくお話を聞くと、被相続人は離婚歴があり、お子様がどこかにいるはずだと。
 
連絡先もわからずどうしたらよいか困っているが、兄弟が連帯保証人になっているアパートの家賃と病院の治療費はまだ止めていない口座から引き落とされたり支払ったりすればよいよね?
 
お子様とは何とか連絡とってもらって(ん?うちが?)30年ぶりに交流したい・・・と。
 
相続に関する法律知識はまったく持ち合わせていないご夫婦。
 
さてどうする????
最近このようなご相談が多いのが現実なのです。
 
私たち専門家が当たり前に思っていることが、お客様にとっては全く知らないこと。
 
相続放棄一つとってもいろいろな理解があってびっくりするほど。
 
もっと法律は複雑で、法律に従って相続も考えなければならないのだが、一般の皆様にとってみては皆目見当も想像もつかない世界なのかも・・・。
 
だって最近は相続のことよくわかっていない法律家などがたくさんいるから。
 
このようなときにさらに法律の知識を深めつつ、条文と現実の乖離を埋めていくお手伝いをしなければと思うのです!