2005-02-10

スキルという幻想

テーマ:仕事
よく学生で、内定ももらう前から「〇〇に入ってこういうスキルを勉強して、□□とかに転職したい」と真顔で言っている人にあって、もうこのセリフだけで「この人は、今まで何もして来なかったんだろうな」って気持ちに半分ぐらいなります。


文学部入れば、小説で喰っていけるようになりますか?
法学部入れば、良い弁護士になって稼げますか?
商学部入れば、仕事とかできるようになって金持ちになれますか?


ならないでしょ!!

こんな単純じゃない。文学部で小説家になる奴なんてごくわずかだし、法学部で勉強してI塾に通っても弁護士になれない人の方が世の中多い。商学部で就職できない人なんかくさるほどいる(別に商学部だから就職に有利なんてことはまったくないし)。


会社、そして仕事について、学生がスキル、スキル言っているのが、気持ち悪いのも、上の話と同じ。どっかの会社に入れば、××のスキルが身に付くってのもクエスチョンだし、××のスキルが身に付いて、それで転職できるのかってのもさらにクエスチョンなんです。

だいたい、会社だとそれこそ22歳ぐらいから60歳近い人達が必死にやっているわけです。この中で人より飛びぬけたスキルなんて、簡単には身に付きませんよ。


じゃあ、転職とかってスキルじゃなくて、何でアピールすれば良いんだと、まだ内定が無い人に言うのもあれですが、はっきり言えば前職での実績でしょうね。この実績を分解すると、”前いた会社の名前、部署の名前、取り組んだ仕事、その中のポジション、そこで発揮したスキル”ってことです。


たぶん、世の中で皆さんが思っているスキルなんて、誰でもベースなんて独学で学べるものですから、差なんてつかないんです。そんなので、前職より良い条件の会社へのポジティブな転職なんてできませんよ。

どんなスキルが身に付くか、それはどんな仕事をするかであって、どんな上司の下につくかでも変わってきます。そんな不確定要素が大きい中で、「銀行に行って財務スキルをつける」「代理店に行ってマーケティングスキルをつける」「コンサルに行って戦略立案スキルをつける」なんて言っていることが、どれだけ恥ずかしいか(まあ、戦コンで2年耐えれば、戦略立案に必要な分析と資料作成ぐらいはできるようになるかな)。


配属先も担当業界もわからないのに、どんなスキルが身に付くかなんて想定すること自体ナンセンスだと、ボクは思います。

まあ、5年後に絶対に起業するから、起業している人が多い会社に行こう、ってのはあながち間違ってない気もしますけどね。

起業はスキルよりウィル(意志、要するに気合でしょう)が大事なんて言うぐらいですから。
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2005-02-09

この名著で、就職本コーナーに突っ立てる奴らを突き放せ!2

テーマ:仕事
仕事が一段落つきました。と思って、コメントとトラックバックを見ると、何と著者の山本様から書き込みが!!

Blogってホントすごいなと驚きました。これまでのコミュニケーション手段を変えてしまいますね。


また山本様のフットワークの軽さにもただただ感動です。山本様のBlogにも、ボクの書籍紹介を受けて就職活動に関してコメントして頂いてますので(戦略コンサルで採用責任者をされていたそうですよ!!)、ぜひ一読を!


それで、下記の記述なのですが、これは山本様のBlogを読む前に書きました!!!なぜ、そんなことを言うと、怖いぐらいに先にボクが書こうと思ったことを、きれいにポイントだけBlogに書かれていたからです。


ボクの助長な文章を読んで「内定太郎、よく言いたいことがわからないぞ!」って方は、山本様のBlogにあることをボクは言いたかったのです(ズルイ・・・?)。


山本様、どうもありがとうございました。学生の皆さん、ATカーニー受けましょう!!





著者: 山本 真司
タイトル: 40歳からの仕事術


なぜ、ボクがこの本を学生の皆さんにオススメするかと言うと、一言で言えば大人になれるからです

具体的には、すごく良い本だってこと、これを読めば面接官を含めて社会人だって悩んだり、あせったり、諦めそうになっているんだってことがわかって、その上で地に足のついたことをアピールできるようになるはずからです。



まずこの本自体がとても良い本です。

・著者は、厳しい外資系企業の中でトップポジションまで上り詰め、現役の(今も、日々、ハイプレッシャーで戦っている)のコンサルタント
・書かれている内容は、著者が生き残るために身に付けた本質的で実践的な仕事術、仕事に取り組む哲学
・プロモーションなど下品な商売根性は皆無(新書700円!)。むしろそういう扇動に乗らずに地に足つけろというメッセージ。ちなみに新著で『30歳からの成長戦略』という本も出されてますが、こちらは読者対象セミナーがあったらしい。Blogによると、数十ページの追加資料が配布され、セミナー後には議事録までもらえたとか。これ、全部、無料だったそうです。すげぇ。。。


とまさに就職コーナーにあふれる就職ハウツー本のアンチテーゼ(正反対)となる一冊です。レベルが違います。間違いなく学生の皆さんの意識を刺激して、視野を広げ、就職活動での自分を変えてくれる一冊だと思います。こういう手軽でもしっかりした本(本来は、40歳以上でも通用する内容ですから)を読んだ上で、今やっている就職活動を振り返ると同時に、ちょっとだけ自分の将来のことを考えて欲しい。


次に、ぜひじっくり自分で考えてみてもらいたいのが、本の中に書かれている仕事術以上に、この日本企業に勤める主人公の気持ちです。


有名な日本企業に入社して最初は胸に希望があふれ、バリバリと活躍していたはずが、40歳という歳を過ぎても「こんなはずじゃなかった。このままで良いのか?」とあせりだしたり、「こんなもんだよ、サラリーマンは」という諦めが出てきたりするんです。


驚きませんか?40歳過ぎても悩むし、あせるし、諦めそうになるんですよ!!


こんなサラリーマンの悩み、諦め、あせりの入り混じった混沌とした雰囲気を、鏡に映った自分の姿、家族の一言、会議での雰囲気、部下の姿勢、そして主人公のセリフの中で、この本はうまく伝えてくれます(そこに、本質的な仕事術がバシバシ紹介されて、非常に軽快な気分になります)。


もちろん、全てが全てネガティブに悩んだり、あせったりしている人ばかりじゃありません。どこかのタイミングで、外資系、ベンチャー、他の勢いのある日本企業など、新しい環境に飛び出して勝負する人もいますし、決して「こんなもんだよ、サラリーマンは」という諦めの言葉など吐かずに、その会社で自分と会社と共がに成長を継続するよう努力する、そんな気概を持って前に進む人もいます。


ただ、40歳を過ぎても、多くの社会人が、悩み、あせり、諦めかけているんだということ、こういう現実があることを知って欲しいのです。当たり前ですが、入社して薔薇色で刺激的なビジネスライフが待っていると思ったら、大間違いです。そして、面接官にも、この本の主人公のような要素の一部を持っている人、たくさんいるはずです。



これらをわかった上で(しかも面接官も知らない突破するための究極の仕事術もちょっとはわかって)、きちっと自分の経験や将来のことを考えて(自己分析って、変なシートを埋めたり、マークシートを記入するんじゃなくて、こういう良い刺激を感じて、考えて、そして自力で過去と将来の自分の姿を描き切ることだと思いますよ)、素直に語ることができれば、ある意味で面接官と対等な立場で会話ができるはずです。

これでもう、ガキみたいな青臭いことを語ることはな無いんじゃないかな。




ワタミの生ビール(中)2杯我慢するだけで、就職コーナーで目先の就職ハウツーを探し求めている奴と比べて、こちらは面接官も悩んでいること、ひょっとするとその解決策になりうることの存在も知った上で、自分をアピールできるんですから、就職ハウツー本を読みあさっている連中とは、次元が違うわけです。



就職本コーナーに突っ立ている連中を見たら、「オレは40歳の人の悩み、あせりなどと、本当は彼らが学ぶべきことまでわかった上で、自分をアピールしてみせるぜ!」と思いながら、どうぞ遠慮無くその人たちを突き放してください。

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2005-02-09

この名著で、就職本コーナーに突っ立てる奴らを突き放せ!

テーマ:仕事
何度も言うように、ボクは就職活動コーナーに並ぶ本が嫌いです。ああいう場所に群がる学生も、御約束の出版社のマーケティングにきれいにハマって可哀想だなと同情しつつ、20歳すぎてもう少し自分の頭で考えて行動できねーのかとも思う(筆記対策系の本を手に取ってる人は良いのですが)。


なぜ就職活動コーナーに並ぶ本が嫌いかと言うと、
・就職をアドバイスするにしてはビジネスキャリアがチープだったり、過去の栄光で語っている人が多い
・書いている内容は、学生ウケしそうな小手先のハウツーや「当たり前だけど、それができなくて困ってるんだよ」って精神論ばかりだったり、あまり役立たない
・なのに年度ごとに更新されたり、シリーズ化されたり、セミナーの告知があったり、奇麗事の裏に見え隠れする商魂があまりにも下品
だからです。もちろん例外もあるでしょうから、そこは誤解無きように(全部の就職コーナーの本を読んだわけじゃないし)。


どうせ、こんな本にアルバイトで稼いだお金をつぎ込んで、気を紛らわす安っぽい精神安定剤程度の効能しか得られないのであれば、同じお金と時間で、もっと良い本を読んだ方がずっと就職活動の役に立つし、内定後のキャリアにも示唆を得られるはずです。


そんな中、唯一、就職活動本(のカテゴリーに入らないかな?)で、



著者: 梅森 浩一
タイトル: 面接力

内定太郎公認ということでオススメして来ました。これで、何となく「企業における採用の流儀」みたいなのを感覚的につかめたら、後はひたすら仮説検証プロセスを繰り返すことです。



そんな中、もう読み終わってしまったという学生の方のために(私大の人はテストも終わったでしょうし)、次の一冊を紹介しましょう。大丈夫、今回も新書、安いですよ。ワタミで生ビール(中)2杯をイッキ飲みするのを我慢すれば、示唆に富んだ読書ができるはずですよ。



ズバリ、タイトルは『40歳からの仕事術』


え?!40歳?!、という反応が返ってきそうですが、実はこの本、著者も意外だったそうですが(これを学生に勧めているとなると、さらに驚かれるかも)、20代の若手にもけっこう売れているそうビジネス書の中では隠れたロングセラーになっている名著です。ボクも一読を後輩なんかに勧めてます。



多少、外資系企業がカッコ良く描かれすぎの感もありますが(とは言え、一番、最後のストーリーは、おそらく外資系企業に転職していった人の多くが抱くノスタルジックな本音だと思います)、ある大手日本企業に一緒に入社した同期3人が40歳を過ぎて再会した時、一人は戦略コンサルティングファームのお偉いさんに上り詰め(たぶん著者がモデル)、もう一人は外資系メーカーで相応のポジションで活躍しているのに対して、一人さえないのが日本企業に残った主人公で、この主人公を同期2人が指導してスキルアップさせるというストーリーです。


上のようなストーリーに乗りながらも、基本的に3人の対話形式で、思考法、分析術、コミュニケーション力、英語学習法、時間管理法なんかについて解説がされていくという非常にユニークな本です。

ただし秀逸なのは、そのユニークなスタイル以上に、解説されるそれぞれの仕事術です!!働いたことが無い皆さんには、すぐには役立たないかもしれませんが、就職活動本同様にビジネス書にも様々なハウツー、また売れたハウツーをパクった本などが乱立している中で、「あれもこれも飛びついて全部やろうなんて無理じゃん。外しちゃいけない本質だけきちっと抑えとけばOK」というメッセージ(「~」はボクがかなり意訳してます・・・)とともに、その本質をじっくりと語ってくれます。


都銀からMBA留学をして外資系コンサルティングファームに飛び込んだ著者が、苦しみながら生き残るために身に付けた仕事術を惜しみも無く教えてくれます(有名ビジネススクールをTOPレベルの成績で修了した著者が、実は英語が苦手とか、けっこう意外で興味深いです)。


ちなみに戦略コンサルティングファーム(あくまで”戦略”のつくところの話ですよ)は、入社するのもそこそこ難しいですが(特に新卒は)、パートナーというポジションになるのはもうメチャクチャ大変です。マネージャーぐらいなら、このまま激務に耐えればその内行けるだろうって思っている人は多いですが、その次か次の次ぐらいあるパートナーというポジションは別格。


そういう意味で、著者の実力は疑いありません。こういうポジションの方って、えてしてカッコつけた小難しいビジネス理論みたいなのを自己顕示欲を満たすために(それと自分のファームのプロモーション)書く傾向にありますが、この著者は平易な言葉でわかりやすく仕事の本質的な技を出し惜しみ無く紹介してくれます。もはや自分の目先の欲などなく、若手の後人育成という強い使命感をお持ちなんでしょう。


著者のBlogもあって、ボクもたまに見てますが、非常にフランクでおもしろい方です。金融業界のコンサルティングでは有名な方ですが、最近はスポーツマネジメント分野についてもいち早く研究を開始されていて、昨年のライブドア野球チーム買収騒動では、よくメディアにも出ていました。


ではなぜ、この本を学生の皆さんにオススメするかと言うと・・・、おっと、ちょっと仕事しなきゃ。なぜオススメかの詳しい理由は、また次回に!!



著者: 山本 真司
タイトル: 40歳からの仕事術



ボクが学生時代に出会っていたら、就職活動でも入社後でも間違いなくいくつかの回り道をしなくてすんだだろうなぁ、と思う一冊です。
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