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2004-12-29

プロは教える業界研究⑥

テーマ:業界研究
①仮説フェーズと検証フェーズ
②企業と仕事は区別して考える
③情報ソースの特性を意識する
④市場とプレイヤーを抑える
⑤企業ビジョンと戦略を理解する
⑥組織構造、人事制度を見る
⑦働く環境を感じ取る
⑧自己分析と関連づける
⑨自己PRに展開する
================

いやいや仕事を何とか終えることができました。これで新年がやってくる!

しばらく仕事から離れたいのでPCは開きません。従って年内の更新は本日で最後!

まあ、新年はそろそろ仕事っぽいことがしたいと思って何となくPCを開き、そのままBlogの更新もしてしまうんじゃないかな。

「なんだよ、内定太郎、業界研究については年内で終わるんだろ?」ってありがたいお叱りを頂きそうですが、ごめんなさい(涙)!!


でもまぁ、今日までの話題でほとんど業界研究のやり方って終わりですから、これを元に年末年始にもう一度、働くことの意味や働く企業のことをじっくり考えて、理解を深めてみください。これだけで、こういう当たり前の企業のことを知らない学生よりは、はるかに企業、仕事への視点が変わってくることは保証しますので。


今日はまとめて組織、人事制度ついて書きます!!特に人事制度の話が中心。


まあ、業界研究って言うと、すぐに人事制度に飛びつくヒトって多いですね。OB訪問とかで真顔で福利厚生とか教育制度について聞いてくる。

はっきり言うと、社会人の立場からするとこういう学生は非常にムカつくものです。一昨日も某大手広告代理店Dの友達と呑んでましたが、OB訪問に来て「自分が成長するための教育制度は?」と言うことばかりを気にしている奴が来て、非常に不愉快だったとお怒りでした。


あのね・・・、福利厚生、教育なども含めた人事制度って、あくまで手段なんですね。手段ですよ、手段!企業が目的を達するための手段であって、メインの話じゃないんです。


これまで話したビジョン、戦略を形にするためには、組織が動かなくてはいけない。ビジョン、戦略を効率的に形にするための組織構造というのを作って、さらに組織を運営して行くために人事制度というのを用意してあるに過ぎないんです。



そして気になる福利厚生とか教育制度にしたって、社員が使える良い保養所とかあると友達から羨ましがられて「ああ、オレはこの会社に勤務して良かった!」と愛社精神を高めたかったり、仕事を通じてキャリアアップの必要性を感じている社員に研修で別の形で力をつけてもらってもっと稼いでもらおう、みたいな狙いがあるからわざわざコストになることをやっているのです。あくまでオマケで、こんなことを業務時間中に気にしてれば、「オマエがそんな制度を使うには10年早いよ、その前にもっと稼げ」と言われるのがオチです。



他にも昇進とか昇給なんて非常に気になるけど、露骨に表に出せない話題もありますから、まともな感覚のヒトってのは、とにかく人事制度をあまり気にしている振りってのはしないものです。「次、昇進すればオレの基本給は、4.5万円UPする」なんて周りに言いふらしてたら、何か下心まるだしの恥ずかしい奴だと思われても仕方ありません(って言うか、こんなヒト、見たことありませんが)。もちろん、酒の席で同期とか集まると、「オレのところの先輩はバカなのに、部長に好かれて昇進しやがった」みたいに昇進、昇給の話題で持ちきりになることもあります。それは日中にいかに話題にしてはいけないかの裏返しでしょう。


そんなわけで、福利厚生、教育制度なんてはっきり言えばどうでも良い小さい話だし、逆に昇進、昇給みたいな話はタブーすぎて出来ないということで、人事制度について社内でおおっぴらに気にしているヒトはあまりいません。お仕事でやっている人事部ぐらい?


翻って、これらを真顔で気にしすぎるヒト達がいます。就職活動の勘違い学生サン達です。人事部も、魅力的な人事制度が学生からの人気を左右するので、必死にその点をアピールしますが、それがさらなる勘違いを助長している気もします。


現場の前線でもまれている社員としては、そんなことばっか気にしているような奴は、迷惑だから採るなってのが本心です。


甲子園目指して超ハードな練習をしている野球部の人達に、たいしてスポーツもしたことの無い奴が「ボクが入部してから成長できる練習メニューや施設はそろっていますか?」と聞いているようなものだと思ってください。


じゃあ、人事制度とかって何も調べなくて良いのか?ってことですが、はっきり言えば多くのヒトが気にする人事制度って、就職活動じゃあまり知らなくても平気なんです。少なくとも内定を取る意味では!!ショック?!


でも一個だけ気にしておいて方が良いポイントがある。


「給料は、何によって決まって、いくらぐらい貰えるのか?」


LIVEDOORのホリエモンの「カネで買えないものは無い」じゃないですが(私はカネで買えないものってけっこうあると思うのですが)、まあ、若手社員が望むものの大半はカネで解決することが多いのは事実です。


住宅手当なんて無くても、給料が高ければ問題ない。保養所だって、給料が良ければ普通に高級ホテルに泊まれば良い。研修だって、そんなものこれだけ世の中に学校はあるんですから、自腹で行けば良いんです。

すると大事なのは、給料がいくらなのかってことと、さらにそれはどういうルールで決まるのかってことです。


非常にセンシティブな話で、タブーな話題ですが、ここは何となく知っておいた方が良い。


給料がいくらなのかってことは上場企業は平均賃金を公開しているので、YAHOOファイナンスで実は見ることができます。それから雑誌、書籍でもだいたいわかる。給料が良い会社ってのは、基本的に有名企業ですから、そんなに調べるのに困りません。


あ、ここで誤解して欲しく無いのは、企業が高い=良い企業、とは限りませんから、そこは間違えないように。個人的には、20代の100万円、200万円の差なんか気にするより(年間で車1台分だから、大きいんだけど)、どれだけ難しい経験をやらせてもらえるかで考えた方が良いと思ってます。


給料が、何となくイメージできたら、ある意味、給料の金額以上にすごく大事なのは、それが何によって決まるかです。


つまり評価の仕組みのことです。これは働く上での納得感を大きく左右します。

「何で、こんなにがんばってるオレと、出来ないことで有名なアイツの給料が同じなんだ!?」というよくある現実が、今、入ろうと夢を膨らませている会社にも当てはまるのかを見ておくべきです。


最初の内は同期横並びなのか、年次など関係なく稼いだ奴とはバンバン差がつく仕組みなのか、このへんは人事部は「実力、成果に応じて正当に評価する仕組み」みたいな建前しか言わないので、きちっとOB・OG訪問で聞いてみることです。でも給料の金額を聞くのはちょっと気が引けるけど(これは仲の良いサークルやゼミの先輩の時だけにしましょう)、「人事部の説明や会社案内では、成果主義ということが言われていたのですが、働かれている現場の方から見て、実際にどうなんでしょうか?例えば、若手の時から同期同士でも成果によってけっこう差ってつくんですか?」みたいに聞けば、少しは実態を教えてくれるはずです。まあ、外資系投資銀行では、そんなあたり前のことを聞くなよって感じかもしれませんが。


これも誤解しないで欲しいのは、成果主義=良い企業、じゃないですからね。自分がスロースターターなら20代は横並びの会社でじっくりやるのも手だし、もう本当に出来なきゃクビにしてくれって思うならそういう会社に入れば良い(ただ、学生サンはどうも実力主義を甘く見すぎている印象ですが。通用しない時の絶望感ってすごいんですよ)。


以上より、人事制度なんてあんまり気にせず、一応、入社後の覚悟として給料を知っておく、それが決まる仕組みを理解しておく、ってのが今日の趣旨でした。

結論だけ見ると、人事制度は【企業選び】としては大事な要素ですが、あまり【自己PR】には役立たない(っていうか言わない方が良い)テーマです。


最後にもう一つの組織構造についてですが、これはOB・OG訪問でちゃんと話をするため、面接で自分のやりたい仕事がどこの部署でできるかまで調べてきたという真剣度を見せるため(大事!)の、前提知識程度の意味合いです。

HPでも見てしっかり組織の全体図を理解して、OB・OG訪問では、必ずどこの部署のヒトか確認をした上で、話しを聞いて行きましょう。

基本的に部署が違えば、細かい市場の話とかされてもわかるわけが無いですから(自動車の広告営業をやっているヒトに、映画ビジネスを聞いたってわかりません)、そこは注意してください。


それではちょっと早いですが、良いお年を!

風邪など引かれずに、そして年明けの就職活動本番に向けて良い準備をされることを、祈っています。

またね。
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2004-12-26

プロが教える業界研究⑤続きの続きの続き

テーマ:業界研究
①仮説フェーズと検証フェーズ
②企業と仕事は区別して考える
③情報ソースの特性を意識する
④市場とプレイヤーを抑える
⑤企業ビジョンと戦略を理解する
⑥組織構造、人事制度を見る
⑦働く環境を感じ取る
⑧自己分析と関連づける
⑨自己PRに展開する
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更新再開です!何とか新年を迎えられそう!明日からは資料の整理などをやらねば。


で、企業ビジョン、戦略をどうやって知るかなんですが、だいたいはホームページにドンと書いてあります。 わが社のビジョンとか、社長からのメッセージなんてところでちゃんとアピールされているし、上場企業ならばIR(投資家情報)にちゃんとプレゼン資料のPDFファイルが出ていたりする。


他にも就職活動用のWEBサイト、会社案内にもまず間違いなく、ビジョンぐらいは書いてあるはずです。


大事なのは、きっと今までは、何か聞こえの良い言葉にしか感じられなかったそれらですが、市場とプレイヤーをちゃんと理解した上でどういう意味なのかを考えることです。これ、めちゃくちゃ重要。


ビジョンとかってまあ、夢があって、言っていることは立派だけど、その分、抽象的すぎるから受け売りしても、「だから、何?」って感じです。戦略も、言葉だけが一人歩きしがち。



「私は海外旅行が好きなので、世界のエクセレントカンパニーになるという御社のビジョンに共感できます」


「御社は今後、アジアに積極的に進出をされる戦略だと認識しております。私もアジアには非常に興味があります」


とか言っても、「何か話がデカすぎる奴が多いな。今年の会社案内にアジアって書いたせいで、勘違いした学生がアジア、アジアって朝から30人ぐらい来ててうんざりしているし、人事部もそのへん考えてくれよ。それにしても、もう少し地に足つけて話できる奴は、いないのか・・・?!」って感じなんです。


重要なのは、市場とプレイヤーを把握した上で、
・何で、この会社はこういう事業ビジョンなんだ?
・どうして、この会社はこういう戦略なんだ?
ってことを考えることです。超大事!


これだけで、受け売りしかできない思考停止の連中と、同じ情報の持つ意味がまったく変わってくる。


「国内市場の成長が低い中で、いち早く海外に出て行った企業だから世界のエクセレントカンパニーになるって言葉は、相当、本気なんだろうな」とか、「実はアジア地域への進出は後発だけに、こうやって戦略として明示しているんだろうな」みたいな情報の裏にある本質的な意味が、少しわかっているだけで、自己PRとかもガラっと変わってくる。


確かにこのへんの意味を学生が自力で理解するのは、難しい。 だからOB・OG訪問をしましょうって、話になる。


ただ、OB・OGでもビジョン、戦略をわかってない会社は多い。それぐらい現場の実務と戦略、ビジョンというのはかけ離れた話であることも散々、書いてきた。 それでも、一応、自己PRなどで深みが変わってくる話であるだけに、本当に真剣に考えいる企業に関しては、戦略、ビジョンをOB・OG訪問で調べましょう。


ぜひOB・OGに「御社の会社案内に、事業ビジョンと戦略について、こう書いてあったのですが、もう少し働いている立場から見て、具体的にどういう意味か教えていただけませんか?」と聞いてみてください(ぜひその結果を当Blogまで!)。


若手でもちゃんと語れるヒトがいれば、すごく立派な会社の可能性が高いです。


もう一つの手としては、多少、勇気は必要ですが、セミナー、会社説明会で質問してみることですね。「御社の教育制度について、詳しく教えてください」なんて会社を予備校、塾と勘違いしている馬鹿の質問よりは、格が数段上です。


たぶん、人事部もこの質問は少なくとも企業の顔として学生の前に立っている以上は(大企業では、実は新卒採用はまったくのマイナー業務です、30すぎても新卒採用をメインでやってたら会社内では干されているヒトの可能性大です)ちゃんと予習して、答える準備をしているはずです。


もしまともな答えができないくせに偉そうに学生の前に立っているとすれば、その人事担当者は2流です。どうぞ2ちゃんねるなりどこかで、学生間で馬鹿にしてあげてください!



もう一回、繰り返しますが、OB・OG訪問でもセミナーで聞くにしても、ビジョン、戦略は大きい話ですので、必ず地に足をつけて理解する姿勢を持ってください。 デカい言葉を、そのままデカい言葉に言い換えられて理解するんじゃなくて、具体的に市場、プレイヤーを理解した上で、日々の現場の方々にはどんな影響が出ているのか、ここをしっかり考えましょう。


そのための一つの視点として、競合と比較するのもおもしろいかもしれませんね。同じようなことをやっている企業なのに、ビジョン、戦略は全然、違う。これってすごく不思議でしょ?こういう視点で、OB・OG訪問をしたり、セミナーを受けるだけでも、企業に対する理解のレベルがまったく変わってきます。


良いですか、OB・OG訪問するような若手は答えられなくても、さすがに皆さんが最終面接を受ける相手は、むしろこちらのビジョンとか戦略がメインに考えている方々です。現場の担当レベルとは異なってきます。ですから、現場がわからないからと言って、ビジョン、戦略なんて意味が無いと思うのではなくて、きちっと理解しておくだけで、最終面接という内定の決定する場ではるかに高尚な会話ができると思ってください。


さぁ、明日からは組織構造、人事制度、働く環境など、段々と現場レベルに影響のある話しに入っていきます。 教科書的には、「組織は戦略に従う」なんて言いますから、戦略を理解した上で見てやることが重要なんですね。

99%の学生と就職ハウツー本は、ここがまったくわかってないんだな。


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2004-12-25

日曜日まで山場・・・・

テーマ:内定太郎
更新、遅れてしまっていてすいませんね。

年末に向けてやっている案件に何とか蹴りをつけてしまいたいので、ちょっとお仕事モードです。

日曜日まで更新はできないかも。。。

えっ、イブは何してたかと?

スッチー(客室乗務員、CA)の皆さんから恵比寿で呑もうとお誘い頂いていたのですが、ええ、仕事してましたよ(涙)、、、。


皆さんはステキナなクリスマスを過ごされたでしょうか?!

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2004-12-23

寒いねぇ、今日は

テーマ:内定太郎
久々にゆっくり寝れました。


やはり疲れが貯まったりして体調が悪いと、仕事のアウトプットにもかなり影響します。

スピードは遅いし、ポカミスをやったり、内容もありきたりだったりしてしまいます。疲れていたり、体調が悪いと、どうしても最低限のことだけやって早く終わらせたいって気持ちになるんですよ。

もちろん、アタマじゃそんな姿勢ではダメだとわかっているんですけど、限界点を越えると、最低限のレベルだけを目指してしまいます。


また、お客さんとかも、どこか体調が悪そうな人間を相手にしていると、「本当にこの人で大丈夫なんだろうか」と不安になってしまいます。


常に生き生きとした表情で、目の前の仕事に全力でポジティブに取り組めるよう、体調管理をきちっと意識できることも、プロフェッショナルの必要条件だと思います。


忙しくバリバリやっているヒトほど、スポーツジムとかできちっと体を鍛えているでしょ?


年末年始と、今までとは生活パターンが少し変ってしまう季節ですが、どうか皆さんも体調管理には留意してくださいね。

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2004-12-22

プロが教える業界研究⑤続き

テーマ:業界研究
企業ビジョンとは何だ、戦略とは何だって話をしましたが、教科書的な定義はたぶん色々ありますが、そういうのは一橋大学のセンセーらに任せて、実際に使える現場の定義です。

・企業ビジョン:企業が将来、こうなりたいって夢
・戦略:整合性のある計画


って感じでしょうか。



わかりやすい例で言えば、
・オレは将来は世界を飛び回る弁護士になりたい!
ってのがビジョンで、
・そのためには、法曹界に多くの人材を輩出している東大法学部に入ろう
ってのが戦略。
・東大法学部に入るためには、合格実績のある駿台予備校に通おう
ってのももう少し細かい戦略。
・駿台の夏期講習では、弱点の世界史を中心に取ろう
ってのもかなり細かいけど戦略。

これが、
・今日は、気分が乗らないから、気分転換に遊びに行こう
・授業の後は、自習室で勉強したいから、先に席を取っておこう
ってのは、さすがに戦略じゃない。戦術と呼ばれるレベル。戦術ってのは計画ってよりは、その場、その場の臨機応変な対応する技なんですね。


企業ビジョンってのは、まあ、基本は自由なんですよ。企業がそれを追い求めて、株主とか顧客とか従業員、それから社会がちゃんと評価してくれれば。

一方、戦略というのは、そのビジョンに向けて、きちっと整合性がある計画じゃないとダメ。


弁護士になりたいってビジョンがあるのに、東工大を目指すってのは、よほど理系に強い弁護士になるとかのビジョンが無ければ整合性は無い。

まして、東工大を目指しているのに、代ゼミの私立文系コースに入るのも整合性無し。

夏期講習は得意の古文をさらに究めようってのもNG。


これらは戦略じゃない。



「当たり前じゃねーか、いくら何でも”弁護士になるために東工大を目指してて、代ゼミ私立文系コースに入って、夏期講習で古文をさらに究めよう”なんてのはメチャクチャすぎるぜ!!」と思うかもしれませんが、ビジネスではこういうメチャクチャがよくあるんです。



だいたい、よくわからない未来について、ちゃんと利益も出せて、従業員も社会も株主もハッピーで、みんなから賞賛されるようなビジョンを描くのなんて、かなり難しいです。


加えて、それに向かって、きちっと戦略を作るのも、相当、難しい。そして、戦略に従って従業員がきちっと動かせるのも、困難。


気が付けば、現場の社員はその場、その場で必要な動きはしていても、それがいつのまにか戦略とは関係無い方向に動いているってことはよくある。まして、縄張りとか、社内政治とかによって、それらは上の目には見えないように都合よくゴマかされていくのです・・・。会社組織は怖いですよ。。。


ウソだと思うなら、OB・OG訪問して、「調べたのによく理解できなかったのですが、御社の企業ビジョンとはどういう意味なのですか?」「大きな話で恐縮ですが、御社の今後の戦略について詳しく教えて頂けませんか?」と聞いてみましょう。


たぶん若手だと、答えられるヒト、少ないから(ただしセミナー用に必死に、ビジョンと戦略を暗記している人事採用担当はマニュアル通りの答えができるものです)。


せいぜい、聞きかじった話を適当に聞こえの良い言葉にして語るか、もしくは「それぐらい調べて来い!」と逆ギレして見せるか(プライドの高いダメ社員・・・)、「戦略とかビジョンとか別にいらないんだよね」と開き直るかのどれかでしょう。


まあ、一番、最後のヒトのセリフが実感でしょう。前に書いた、企業と仕事の区別を思い出してください。


そんなわけで、ビジョンとか戦略があっても、絵に描いたモチ状態なことは、けっこうよくあるんです。ビジョン、戦略が組織に浸透していない、戦略に組織が従っていない状態。


逆説的な話としては、IBMを復活させた前CEOのガースナーが「ビジョンはもういらない」と言ったのは有名ですね。IBMは、その頃、いつもビジョンとか戦略ばっか考えていて、それが組織の末端まで浸透していなかったのです。実行されない戦略、ビジョンのきれいなパワーポイントのファイルが、大量にあったそうです。


で、戦略とかビジョンとかの話はもう良いから、やるべきことをしっかりやろうよと、ガースナーはそこから始めたんですね。ビジョンとか戦略がいらないなんて、元マッキンゼーの人間のセリフだとは思えません。


でも、これが現実なのです。




さぁ、ビジョンとか戦略についてイメージは何となくわかった気がするけど、夢とか戦略って、具体的に企業ではどういうもんなんだよ?しかも、どうやって調べて、シュウカツではどう活用するんだ?って話はまた明日。


どうも体調がすぐれない・・・・。後1週間、気合で走りきらねば。









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2004-12-21

プロが教える業界研究⑤

テーマ:業界研究
①仮説フェーズと検証フェーズ
②企業と仕事は区別して考える
③情報ソースの特性を意識する
④市場とプレイヤーを抑える
⑤企業ビジョンと戦略を理解する
⑥組織構造、人事制度を見る
⑦働く環境を感じ取る
⑧自己分析と関連づける
⑨自己PRに展開する
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今日は体調がイマイチ。さすがに忘年会疲れが見えてきたか・・・。

ってことで、今日は余計な脱線無しに本質だけ。

前に事業ってのは市場、競合、自社で見ますよって話をしてて、それを就職活動の業界研究でも使ってみようってことで市場を中心にポイントを紹介しました。

競合に関しては、市場と一緒に「プレイヤー」を見るってことでサクっと終わらせちゃいました。

これからの⑤⑥⑦は、上で言う自社ってのを詳しく見て行きます。やっと本格的に志望企業を見ることができる!!

逆に言えば、その前に仮説思考とか、情報特性とか、企業と仕事のこととか知らなきゃいけないし、加えて市場とプレイヤーも把握しているからこそ、ちゃんと志望企業のことがわかるんです。

これがわかってないヒトが、ちょっと多すぎるんですね。


企業ビジョンと戦略を理解するってことですが、どちらもちょっとビジネスを知ったかしている学生は大好きな言葉ですね。「御社の企業ビジョンに惚れまして・・・」とか「貴社の財務戦略を作ることに魅力を・・・」みたいなこと、平気で言ってしまう。

企業ビジョン、戦略って、それぞれ何だか知ってますか?

そんな疑問を投げかけつつ、答えはまた明日以降・・・・。


今夜は、久々にテレビをのんびり見て、すぐ寝ようっと。モノマネでも見るか。


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2004-12-20

プロが教える業界研究 ④ 続きの続きの続き

テーマ:業界研究
①その市場は盛り上がっているのか?
②どんな連中が市場にいるのか?
③ゲームのルールは何なのか?
④今後はそれらはどうなって行くのか?

市場の見方、ついに今日は最後。

①~④の市場を見るポイントだけなら理解するのは、かなり簡単でしょ?

問題は、どうやって調べて、その結果からちゃんと考え抜けるかが、けっこう大変。

効率の良いやり方は、詳しくは情報ソースの特性についての記事を読んで欲しいんだけど、業界本、ネット記事読んで、会社案内を見て、最低限の知識と漠然とした仮説を持ったら、OB・OG訪問で当事者に聞いてみること。さらにこれで仮説を修正して、また別のOB・OGに会う。これを繰り返していけば、かなり高度な業界研究になる。同時に話のレベルも高いから、OB・OG訪問だって盛り上がる。


何かOB訪問に来る学生さんの多くって、こっちが勝手に話始めるの待っているんだよね。もしくはいきなり「今のお仕事にやりがいは感じていますか?」とかアンケート調査みたいな質問で、こっちも何の前提も無く振られても困るわけです。


ちゃんと、
①その市場は盛り上がっているのか?
②どんな連中が市場にいるのか?
ぐらいは自分で調べて、何とかうこうなのかなって仮説ぐらいは持ってから、OB・OGに会いに行けば、かなり深い会話が出来ることは保証します。

もちろん、最初は出来なくて失敗することもあるだろうし、だいたいOB・OGが何やっているヒトなのかわからないことも多いと思うけど、それは場数、踏めばうまくなったり、OB・OGが別のOB・OGを紹介してくれたりで成功する確率も高くなります。

あ、だからって、無理に背伸びしてカッコつける必要は無いですよ。何も前線のプロであるOB・OGと対等にディスカッションするわけじゃなくて、教えてもらうのに最低限の知識ぐらいつけておけってことです。


とにかく、一人でモンモン、悩んでないで、行動あるのみ!度胸持って、社会人に会いに行こう!ついでにタダ飯もゴチになろう!



さぁ、今日で市場の見方を終えるぞ!

④今後はそれらはどうなって行くのか?

要するにですね、今まで見てきた①~③って今後、どうなるのよってことですね。「今後もこのまま続くんですか?」ってことですが、まあ、普通に考えればこのご時世にそんなの普通はありえないわけです。

すると、市場がどう変化して行くかを知ることで、自分の将来やりたい仕事についてもかなり深い洞察ができるわけです。

良いですか、就職活動中の学生のほとんどは、ここ最近から1,2年前のトレンドで語ってるんですよ。まあ、だいたいが新聞、雑誌の受け売り。

一方、現在についても市場の伸び、参入すているプレイヤー、勝ち組のルールを把握していることに加えて、今後、その市場がどう変化して行くかって予測までして、その上で自分の将来の仕事を考えている奴なんて、ほとんどいませんから、もう、これはすごいレベルですよ。業界研究は圧勝です。


そういうわけで①~③をしっかり抑えられたら、最後に④についてもちゃんと考えて、OB・OG訪問で話を聞いて、面接官をも唸らせる仮説を考えてみましょう。


じゃ!


そうそう、ついに昨日、アクセス数が200人突破!!ありがとー!後、1万人まで9800人です。引き続き就職活動に悩み、苦しむ仲間達に紹介よろしくね。


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2004-12-19

プロが教える業界研究 ④ 続きの続き

テーマ:業界研究
更新が遅れてしまってごめんなさい!

みなさんが就職活動して受けようとする業界について、市場、競合、自社のことをじっくり考えなきゃダメですよって話をしました。研修制度が充実しているとか、早く成長できる環境だとか、受ける会社の一部分だけを見て、業界研究をやったんだと思い込んでいるヒトって多いですが、そんな偏ったことろばっか見てないで、もっと広く深く考えることが重要なんです。

その中で市場を見るポイントは次の4つでした。今日はその後半の③④の御話を少々。

①その市場は盛り上がっているのか?
②どんな連中が市場にいるのか?
③ゲームのルールは何なのか?
④今後はそれらはどうなって行くのか?




③ゲームのルールは何なのか?
その市場で要するに何をしてる奴が、今のところ勝ち組だと言われているのかってことです。ここは多少、頭を使うところ。

ですので、わかんなければ率直にOB・OG訪問して聞いてみましょう!

「何で御社がこの分野では勝ち組って言われているんですか?」とか「どうして○○社には勝てないんですか?」「先輩のやってる事業では、どんな企業が勝てるんですか?」と率直に質問してみれば良いと思います。

ここを知っているだけで、はるかに志望動機にも厚みが出る。こっちもある程度は、新聞、雑誌、書籍で抑えて事前に知識を持っておくことは前提ですが、その上でこの質問はしてみた方が良いですよ。


これに答えられないOB・OGは、ダメ社員です(まあ入社1年目とかじゃ答えられないかもしれませんが)。自分の仕事の意味がわかってないヒトです。恐ろしい・・・。これでその会社のレベルってのも知れちゃいます。あぁ、怖い。


ただし、新規事業とかやっていると、市場のルール以前に市場がまだ存在しない状態ですから、わからないのも仕方ないですが、その場合も「先輩としては、どういう企業が勝てると考えられているのですか?」(むしろ自分達でルールを作ろうとしている)と聞けば良いと思います。



④今後はそれらはどうなって行くのか?

については、また明日以降で。

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2004-12-18

1万人のBlog

テーマ:内定太郎
ついにジャンル2位になってて、ちょっと驚きました。

でも就職活動しているヒトって、全国で何人ぐらいいると思います?

だいたい50万人ぐらい。まあ、この中で本気でやっているヒトと言うと何分の1かもしれないから、とりあえず10万人ぐらいはいるってことにしよう。

ボクはこの本気の人たちの、さらに10人に一人ぐらいは読んでもらえるBlogにしたいと思っている。

つまり1万人。

そしてこの1万人にだけは、絶対に最高の就職活動をして欲しいし、さらにどこかの企業に入った後もバリバリ活躍してくれるヒトになってもらいたい。


もう内定太郎なんてさっさと抜いて、どんな分野でも良いから頂点を極めて欲しいね。そして、その上でAmebaでもLivedoorでも良いから、働くことって何なのかをまた若い連中に語って欲しい。

これが健全な社会の循環の仕組みだと思う。


間に変な金儲けをたくらむ偽者の就職ナントカ屋さんなんか入る余地も無く、本物が本当の言葉を若い連中に語る世の中、これが大事だと思う。


そんなわけで、ボクの目標はこのBlogを1万人サイトにすること。


ボクは変な宣伝とか広告を自分で色々な場所に巻くのは嫌だから、それはこれを読んでいる皆さんに託したい。

そして、ボク自身は、とにかくこのBlogに訪れるヒトにとって、何かしらの気づきがあるような内容をひたすらに更新して行きたいと思っている。


一緒に1万人を作ることに、皆さんの力を少しだけ貸して欲しい。


そうすると、たぶん、ほんのちょっとだけ社会も良くなる気がする。
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2004-12-16

プロが教える業界研究 ④の続き

テーマ:業界研究
市場の見方から行きましょう。


まず、市場って何なんだってことですが、企業と言う売り手と客という買い手のいる大きなスポーツ競技場みたいなもんだと思ってください(教科書的な定義は知らん)。


本質だけ言えば、企業ってのはここで客取り合戦ゲームをやっているわけです。一人、超強い奴がほとんどの客を取ってしまっている場合なんかは、独占市場なんて言い方をしますね。


で、就職活動のための市場を見るポイントをズバリ書いてしまうと、


①その市場は盛り上がっているのか?
②どんな連中が市場にいるのか?
③ゲームのルールは何なのか?
④今後はそれらはどうなって行くのか?


って感じかな。簡単でしょ!


早速、具体的に見て行こう。あ、就職活動に必要最低限のレベルで、かなりざっくりシンプルにやるんで、細かい突っ込みはしちゃダメですよ・・・!事業企画とか考えるのとは違うんですから。


①その市場は盛り上がっているのか?
要するに、市場は成長してるのかってことです。

市場規模や市場人口のグラフなんか見れば、まあだいたいわかるよね。例えば、これはネットで見つけたヤツだけど(ちょっと古いが)、これ見るとゲーム市場は下降していることがわかる。


これを知らずに、「ポケモンとかすごいですよね!ボクの周りもゲームは大好きで、みんな、たくさん買ってますよ。これを、もっと盛り上げたいです!」とか言うと、「何と言う御馬鹿サンだろう」と思われても仕方ない(涙)。


「市場規模のデータを見ても下降しているみたいですが、確かにボクの周りでも、最近はゲームよりもネットや携帯電話のメールを楽しんでいるヒトが多い。ただ、何かネット、携帯とゲームを融合させる仕掛けができないかと思うんです。例えばですね・・・」と言えるヒトが内定を貰えて、入社して何年かして運が良いか、仕事ができるとNINTENDO DSみたいなプロジェクトに入れるのです、たぶん。


話がズレますが、NINTENDO DS、PSPが立て続けに出たのは、やはり数年前に「携帯電話に市場を喰われてる、取り返すためにはテレビ用じゃなくて携帯用も開発せねば!」って危機感があったんだと思いますよ。


こういう認識の面接官に志望動機を語るんですから、ある程度、共通の認識は持っていた方が良いよね。

何も、すごくマニアックなことじゃなくて良いんです。自分が働こうと思っている業界の、市場が伸びてるのか、下降しているのかってこを最低限知っておきましょう。ネット記事とか検索したら、だいたい見つかると思う。




②どんな連中が市場にいるのか?
これは、とにかく関係者も含めた市場参加者全てを見ることが大事。

さっきのゲーム一つ取っても、NINTENDOのようなハードを作る企業もいれば、エニックスクエアみたくソフトを作る企業もいる。またゲームを売るビックカメラみたいな小売店もいるし、最後にはゲームを買う消費者がいるわけです。ちょっと視点を変えれば、ゲーム雑誌なんかを作るヒトもゲーム市場のヒトと言えるかもしれない。


このへんを整理できずに、「ゲーム市場=NINTENDO、SONY(SCE)、エニックスクエア」で見ちゃうと単なるミーハーで終わるわけです。自己PRも説得力が無い。「あぁ、コイツもよくいる、ゲームがちょっと好きだからゲーム業界っていう勘違い野郎か・・・」と。


一つのゲームを手に入れられてプレーできるまで、実は色々な企業が関わっているのです。ゲームハードには、プラスティックや半導体などいくつもの材料が使われてますが、それを提供している企業もいるし、それらを組み合わせて製造する企業がいる。ソフトも企画する企業とプログラミングを組む企業は別のこともあるし、ソフトをプレスする企業だって存在する。次に出来あがった製品を保管する倉庫を貸す企業がいて、さらにそれを配達する運送企業がいて、最後にそれを販売する企業がいるわけです。


厳密な市場構造を把握するのは(バリューチェーンなんてコンセプトがあります)、学生サンでは難しいだろうから、とりあえず誰が何をやってて、その商品がユーザーの手元に届くのかを、しっかり見てやりましょう。


これ、すごく大事。これをわかってて作る志望動機は、間違いなく幅広い視野と深い洞察が出ますよ。


ここで難しいのは、そもそもどこまでをゲーム市場と呼ぶかといった「市場の定義」なのですが、まあ、就職活動なんで厳密にやらなくても良いでしょう。ただ、ゲーム市場だからすぐNINTENDO、SONYじゃなくて、ゲームが手元に届くまでは色々な企業が関与していることを知っておくべきです。




③市場のルールは何なのか?
④今後はそれらはどうなって行くのか?

は、また明日以降で。

なぜって、今宵もこれから忘年会だ・・・。


つづく(忘年会が、じゃないよ)
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