最近の傾向で物事を一つの方向からみて一つの結論しか見いだせない若者が多いということを危惧しており常々言ってきました。


「ある一つの要因からは一つの結論しか出ない」あるいは「あるひとつの結果の要因は一つしかない」かのような考え方しかできない、一事が万事のような、いわゆるマニュアル人間であり、テンプレート人間とも言われる人種です・・・。


亀田一家によるインチキマッチメイクの作られた世界チャンポン一家の悪行のせいもあるとは思いますが日本が世界に誇れる内山や山中、井上のような一流のチャンピオンのことまで3流だと思い込む人が多いのは前も申しましたが、もう一つ僅差の判定を全て不正であると思い込む輩も多いのも問題ですよね・・・・。


私が読者登録をしているチャベスさんという方のブログを拝見し、「狂気に生き」というドキュメンタリーの中で具志堅用高の2度目の防衛戦の試合でもある対マルカーノ第1戦触れ、この試合をホームデシジョンで防衛と書いてあったということを知りました。


当時小学6年生であった私はこの試合をはっきりと覚えていますが具志堅のワンサイドに近い勝利であったと思っております・・・。

新聞やその他の後の文献でも圧勝であったとの論評であったはずです。チャベスさんご自身の見解もワンサイドとまで言えるかどうかは微妙ですが具志堅の明白な勝利であるとの見方をされてるようで子供であった私の記憶もそう無茶苦茶に外れているわけではなさそうですね・・・。


実際のジャッジは2-1であったのも事実です。この試合で何故マルカーノを有利と見たのか未だに理解できません・・・。


余裕を持っていた具志堅陣営がジャッジペーパーを盗み見て慌てて最終ラウンドに攻勢に出たという記述も見たことがあります。


「狂気に生き」というドキュメンタリーを私は読んでおりませんので何とも言い難いのですが日本で行われた判定勝負の試合、それも接戦であると必ず「ホームデシジョン」だの「不正」だの言う人が多いですね・・・。


この試合の感想も「狂気に生き」の著者がそういう偏見を持って見た結果ということはないのでしょうか・・・?


以前河野公平選手が初防衛戦で失敗したとき河野選手が「相手よりのジャッジだった」と発言したのをうけ「地元開催でそんなのありえない」という意見が多くびっくりしたことがあります。


前にも言いましたがホームデシジョンは観客の歓声や雰囲気に惑わされて無意識に地元選手に有利につけてしまうケースがほとんどです。


一方、それを避けようとするあまりに逆に地元選手に辛い判定になることもけして少なくなくこれを逆ホームデシジョンというわけですよね・・・。


ホームデシジョンになるケースと逆ホームデシジョンになるケースとどちらが多いか知りませんが少なくとも昨今の世論は逆ホームデシジョンのケースが多いように思います。


接戦で日本の選手が判定勝利すると「不正だ」と騒ぐ人が多かったりひどいものになると山中慎介の9度目、10度目の防衛戦特に10度目は3ラウンド以外はほぼワンサイドといっていい内容でも「不正だ」と騒ぐ人がいますね・・。


「国定で(僅差の)判定勝負で日本人選手の勝利だったら海外で同じ内容の試合をすれば必ず日本の選手は負ける」


といった固定観念のせいではないでしょうか・・・?


「国定で(僅差の)判定勝負で日本人選手の勝利だったら海外で同じ内容の試合をすれば必ず日本の選手は負ける」


であればそのジャッジはもはやプロとは呼べませんし、故意にというか最初からどちらの勝ちにするか決めて採点しているとも思えるほどではないでしょうかね・・・。


試合内容は見ずに僅差の判定というだけで不正と決め付けるというのはひとつの事柄からひとつの結論しか導き出せない典型的なマニュアル人間

と言えるのではないでしょうか・・・?


スポーツの世界だけなら腹が立つだけで済みますが(当事者はそれだけでは済まないでしょうが)、先日も言ったようなSMSをストーカー規制法の対象とみなさなかったり、殺人事件の動機や手口も検討せずに被害者の人数だけで量刑を決めようとするものの増加・・・。こういうことにもつながってくる・・・。

大げさでなくその危険性は十分にあると思いますよ。


「狂気に生き」という本は読んでいないのでどういったニュアンスで書かれているのかわかりませんがこの具志堅-マルカーノをホームデシジョンというのは試合の内容を見てのことかどうか疑わしいくらいの話ですね。


ちなみにごぞんじの方も多いでしょうが具志堅の7度目の防衛戦(当時の日本記録)でこの両者は再戦し具志堅のキャリア最高とも言える試合で7ラウンドにマルカーノにテンカウントを聞かせています。



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