年末年始、私が一番耳にしたと思う政治キーワードは「兼職」。橋下代表代行のツイートの影響もあるでしょうけど、色々なところで議論が起こっていました。


そして、滋賀知事は兼務を辞める決断。


嘉田氏、未来代表辞任へ


私は党の代表と首長(市長・県知事など)の兼務も、首長と参議院議員との兼務も可能だと考えています。


もちろんいま参議院議員をされている方は「とんでもない、そんなに暇じゃない」と言うでしょうね。当然、自分の仕事にケチを付けられたくないものです。今の仕事が本当に参議院議員ではなくてはいけないのか、参議院自体の必要性はどうなのかということを置いておいて、今やっている活動だけを考えると反対するしかありません。


維新の会が検討している案では兼職しても給料は片方だけ、しかも確実に忙しくなることが想定されますので、実際には高い志と能力のある方しか兼職はできないと思います。


また、「絶対に兼職をしなければいけない」ではなくて、「兼職もできる」という改正ですから出来る方がすればいいのでは無いでしょうか。


「現状では議会日程が重なるから無理」という方もいます。


無理ならどうすればできるかを考えれば良い。


兼職を可能とする時には、その仕組みを合わせて考える必要があるでしょう。例えば、それぞれの公務が重複した時などの規定が入り、処置として自治体の本会議の日程をずらすなどの調整が考えられます。
今出来ないことを、どうすれば出来るかと考えることが改革の一歩だと思います。


兼職の首長を抱える地方議会は日程等の影響を受けることは避けられないと考えますが、一方で地方の声をダイレクトに国に上げられるという大きなメリットがあります。


普通の首長ができないからという理由で全ての扉を閉ざしてしまうのではなく、それができる政治家にはやらせてもいいのではないでしょうか。


まずは検討から始めましょう。


これまで国会で突っ込んだ議論はなかったはずですから、検討するだけでも大きな一歩だと思います。


もう「○○だから出来ない」は止めにしませんか。