予定通りに進めば 、今日いわゆる「大阪都構想」法案が国会に提出されます。


これまで何度もこの話題は取り上げてきましたが、「出すぞ、出すぞ」と言いながら色んなしがらみや利権や諸々で前に進まなかったのがこれまでの国の政治。


大阪のローカル政党が発したこの動きが国を巻き込んで法案提出まで至るというのは本当に凄いですね。「国会議員のいない維新の会に何ができる」と言っていた皆さん、やればできるでしょう?^^


無理だ、できそうにない、というのは簡単。ただ、それを諦めずに「どうすればできるか」を考えて一歩ずつでも前に進んでいく。それはもう大変ですけどね。それでも今のままでダメなら何か行動しなければ。


さて、法案が提出された後は、総務委員会での審議に入ります。その後、国会での採決があるものと考えられます。


採決で法案が通った後、実際に「大阪都」に移るための大阪でのスケジュールを考えてみました。

※この法案では「都」に変更できる文言は入っていませんので、特別区ができても広域自治体の名称は「大阪府」のままかもしれません。ここでは分かりやすくするために「大阪都」としています。


大阪府議会議員 永藤英機オフィシャルブログ


まず法律ができたら、その後は新たに設置される「特別区」の詳しい内容について大阪の中での協議になります。


案には「特別区設置協議会」という名称が上がっていますが、現在大阪府と大阪市の首長、議員が参加する「大都市制度推進協議会」が設置されています。おそらくこの協議会がベースとなり、「特別区設置協定書」が作成されるものと考えられます。「税源配分、財政調整、事務分担」に関する項目については総務大臣との事前協議か必要


次に、その協定書について議会で採決を取ります。(現在は大阪府と大阪市。過半数の賛成で可決)


そして最後に、該当する市(現在は大阪市)で住民投票を行い、有効投票数の過半数の賛成が得られれば正式に平成27年4月より「新しい大阪」がスタートすることになります。※来年秋の「堺市長選挙」の結果によっては堺市も協議や住民投票に加わる可能性があります。


衆議院選挙の時期を巡って国会議員を目指す皆さんの動きも慌ただしくなってきましたが、大阪維新の会の当初の大目標「大阪都構想」もいよいよ佳境に入ります。住民投票までに大阪の皆さんにしっかりと説明をして納得の上で投票をしていただかなくてはいけませんね。