Dog

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 大きな犬・・・茶色のレトリバーがいた。僕は大きなマンションに住んでおり、そして大きな犬を飼い始めたばかりのようだ。犬の名前はなんとかと呼んでいたようだったが夢から覚めると忘れていた。

 僕と母と犬は一緒に帰宅した。そして母は花屋の怪しいセールスマンと玄関ホールで立ち話しており、僕と犬は先にエレベーターに乗ろうとした。怪しく光るセールスマンの目。顔がテレビドラマのようにアップになる。先に犬を乗せて僕も乗ろうとすると、心配なのか犬は僕にすり寄ってきて僕はエレベーターに乗れないのだった。そのときエレベーターのドアが強い力で閉じて、見ると犬の左足だけが根元から挟まっている。

 僕にすり寄ってきた犬はエレベーターのドアに挟まったままドアは閉まり、犬を乗せたまま上昇した。僕は慌てててストップボタンを押すが間に合わない。上昇するときに明らかに大きなものが挟まったまま上昇するように一瞬鈍く「ゴリッ!」という音がする感じでエレベーターは停止したがすぐに上昇しだした。その後はスムーズにエレベーターは上昇していく。

 犬は足を切断されてエレベーターの箱の外に投げ出されて落下するイメージに襲われる。

 そのとき、僕はエレベーターに乗っている立場に変わる。犬だけがエレベーターに乗っていなかった。明らかに犬はエレベーターとビルの各階の僅かな隙間に挟まれたまま犬は押し潰されているのだ。僕は絶望感でいっぱいになりながらエレベーターの各階の停止ボタンを押すが上昇する方が早いのだった。

 そして、ようやくエレベーターは僕の自宅がある階で停止した。

 急いでエレベーターから出ると犬の左足は付け根から切断され、身体も各階の僅かな隙間に押し潰されているために雑巾のような状態で身動きひとつしない。

 僕は泣きながら急いで犬を隙間から出して抱いた。

 犬は生きていたが、瀕死のようだった。左足の根元は血が滲んでいた。切断された折には血が吹き出たのだろうか? 今はもう吹き出すほどの出血ではないが、逆にそれが犬の状態の悪さを表しているようであった。

 犬は声を出さずに僕に抱きついてきた。僕は泣きながら助けを呼んだ。母親だか父親だかが近づいてくるのがわかった。犬は生気を取り戻してきたが僕の膝を尿で汚した。「そうだろう・・・おしっこも出ちゃうよなあ」と泣きながら犬に向かって言う。

 犬は助かるだろうか? 僕はもうそれだけを考えており、「わああん!」と大声を出しながら覚醒した。僕は今までのが夢なんだとわかると安心したが、悪夢から解放されてもう一度「わああ!」と大声を出した。

 ナマコがゲームを止めて何事かと部屋にやってくるのがわかった。
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しいたけ利回り

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 小さな男・・・誰だろう? そいつに金を貸す。100万円。結局やくざに騙しとられる。乗り込んで話をすると金は返してやると言って、袋に入った金を渡される。落着したかに思うと入っていたのは1万5千円だけ。慌てている僕。

 それから数日・・・。もしかしたら前半は以前見た夢なのかもしれない。

 100万円を何とかしようと成城ともうひとつ他の街をうろうろしている僕。それでもそれぞれの街で女の子に会うだけ。目的は金のはずなのに・・・。かわいい女の子ばかりが目の前にちらほらしている。

 ナマコはデパート内の釣具屋に勤めている。僕は時間さえあればナマコのとこで何か話している。

 しかし、頭の中は100万のことでいっぱいだ。小さな男はやくざの手下なので思い切って聞いてみる。

 「あれは椎茸利回りといって100万を増やすも減らすも運次第だ。多分、金は返ってこないだろう」と笑うのだった。僕はただただ慌てて心配するばかりだ。明日をも知れぬ生活費の少ない僕たちはただウロタエルシカナイのだ。

 エレベータに乗ってナマコのいる階である3階に向かうがエレベータは4階で止まったのであった。そこは女性服売り場のようで、そこを抜け出して下の階に向かおうとすると、昔の改札口のような金属の出入り口を抜けようとすると女性が続々と入ってきてなかなか出られない。

 やっとナマコのいる階に到着する。釣具屋の中を歩く。複雑な形と仕組みを持った昔風のリールが付いた釣竿が展示されている。僕はその複雑さに興味があるのだ。
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