白日夢のような柏の鉄道模型屋

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先週の日曜には柏の鉄道模型ショップまで貨物車に塗る黒の塗装スプレーを買いにひとりで出かけました。
柏駅でも寂れた側に降り、ショップを探しました。

古めかしくも廃れ寂れた商店街というか飲み屋街をぶらぶら歩き、商店街が切れるとそこは行き止まりで、
一軒の古書店があり、店の前で作業する男性を横目で見ながら「オタクっぽい人だなあ・・・」と考えながら、その周辺をうろうろしましたが店はみつからず、あたしはしかたなく線路沿いを駅まで戻りました。

しかし・・・駅まで戻っても鉄道模型店への興味はとどまらず・・・やはりもう一度探してみようと再度商店街を歩くあたしでした。

今度は先ほどの古書店前で作業する店の主人らしき男性に声をかけました。
「ここら辺に鉄道模型店があるはずなのですが・・・」
するとその男性は軽く顔を上げて
「あ、ここをしばらく行くと予備校があるから、その手前の2階ですよ」
あたしは礼を言って進みました。先ほど線路沿いに戻った道にあったのです。

そこは店と言うよりは秘密倶楽部的なたたずまいで、バラック小屋のようです。
小さなドアを開けると狭くて急な階段があって、あたしは階段をぎいぎいと登っていきます。
うひゃー・・・やばいところにきちまったのかな?とか思うほど、そこはヤバイ雰囲気に満ち満ちておりました。

あたしはどきどきしながら階段を登りきる・・・。するとなにやら人の話し声・・・。

「今度、八王子にも出店することとなりました。そちらもよろしくお願いいたします」黒いスーツを着こなした初老の紳士が、お客だと思われる若い男女に声をかけています。

階段を登りきったところに塗装スプレーが置いてありますので、あたしはシゲシゲとそれを見ていると、
若い店員らしい女性が近づいてきました。可愛いけど・・・なにやら万引きを見張っているようです。
こいつも先ほどの紳士同様に黒のスーツをぴっちりと着こなしております。
まるで一流ホテルのような雰囲気の男女がこのバラック小屋の中にいるのです。

あまりにも雰囲気が奇妙なので、あたしは店の奥のほうを見ることとしました。

狭い店内には足の踏み場もないほどに商品が積まれており、異様な雰囲気。
「こりゃあ棚卸が大変だろうな?」とかよけいなことを考えながら・・・眺めていると。

またまた先ほどの女性店員が見張っている・・・。
すると・・・またまたスーツを着た別な店員らしき男性が現れた。気が付くとレジの方に若い女性店員がもうひとり・・・。
狭い店内には僕のほかに6人もいる・・・。

狭い中では商品をしっかりと見る余裕もないし、ごちゃごちゃの中では何がなにやらわからないので、
退散することとしました。
先ほどの塗装スプレーを2本店員に渡し「これください」と言いました。

女性店員はきょとんとしながら「ありがとうございます」と言ってレジらしき場所に向かいます。
「お会計はこちらで・・・」と彼女は言うけど狭いからそんなところまでたどり着けない。
気が付くとごちゃごちゃした商品の中にHOゲージの貨物車2台セットが3000円だったので、それを取ってレジの女性に渡します。
「これも・・・ください」
「あのう・・・これ落としましたよ」とお客の男性があたしに貨物車に付いていたデカールを渡します。商品を取り上げるときにデカールのみ落ちたらしい。
「あ、どうもありがとうございます」とかなんとか・・・狭い、窮屈、動けない・・・でイライラが頂点に達したあたしでしたが我慢して会計。
「倶楽部に入会されますと15%引きとなりますが・・・」「あ、入ります。入会します」と渡された書類に書き込み、店のお得意様会に入会もした。

会員証は紙をパウチするもので・・・パウチしたけど剥がれてきて・・・うひゃあ。

狭い、窮屈、身動きが取れないくせにホテル並みの制服? こんなもんでも八王子に支店まで出しやがるって・・・なんじゃこりゃあ。
とか思いながら、またぶらぶらと飲み屋街を抜けて駅に戻るあたしであった。
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ゴダール/アワー・ミュージック

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アミューズソフトエンタテインメント[ASBY-3395]
4700円→2980円(ヤマギワソフト安売り価格)

 僕がわざわざ品番を明記するのは「実際に無駄遣いして購入した」という証です。他のブログでは「実際に所有していない」くせにCDやDVDや書籍の感想文を書いたりしているのが結構目につきます。そういうのと一緒にしてほしくないから僕は品番を明記するのです。「実際に買わなくても品番くらいわかるだろう」って? 違います。CDやDVDのジャケットの写真を見て下さい。いかにも素人が撮影した様な曲がったジャケットの写真は「僕がニコンD200で撮影するから」なのです。おわかりいただけたでしょうか? そんなのどうでもいい? 違います! 僕は無駄遣いのプロ(病気)なのです。レベルは低いですが一度は自己破産した身です。無駄遣いのプライドがあるのです。僕は貧乏ですが、好きなものを手にするためにはチンケに金なんか惜しみません。レンタルCDやDVDを聞いたり見たり、図書館で文庫本借りたりして、しこしこと感想文書くなんて「安っぽく」て見ていられません。僕はこれからも好きなものを買いまくって、しょうもない感想文を書いていくつもりです。二回目の自己破産はしないつもりですが、どうなることやら...。

 さて、ゴダールの「アワーミュージック」です。本日ヤマギワソフトに行ったら、これが安売りされたの。で、買っちゃった。さあて無駄遣いの感想文書いちゃおう...。ん?

 あ? まだ見ていないんだった。これから見るわ。いっひひひ。


付録の文言集 写真が曲がってるのは実物を所有してる証拠
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 NHKの少年ドラマシリーズの一編「星の牧場」と「ユタとふしぎな仲間たち」である。「ユタ~」は1974年、「星~」は1981年の作品である。同番組は1972年の「タイムトラベラー」(時をかける少女)から1982年の「だから青春泣き虫甲子園」まで続いた。ここでも「つぶやき岩の秘密」を紹介した事がある。

 「星の~」「ユタと~」の双方とも“異界と現世”(来世と現世でもいい)を表現していて、文学で言えば「猫町」や「河童」。映画で言えば「マタンゴ」みたいなもんだ。ほかにもいろいろあると思うけど無教養なので例を挙げるならこんなもんくらいしかない。

 この2つのDVDを買った。ヤマギワソフトで安く売っていたのだ。こういうことがあるからヤマギワソフトは大好きだ。

 当時(70年代)のNHKでは少年ドラマばかりでなく女性のヌードも出てくる「江戸川乱歩シリーズ:明智小五郎?」「つげ義春漫画のドラマ化」とか国営放送にしては凄く面白いドラマを放映していた時代であった。

 2作品ともに地方でロケを行った不思議な作品だ。「ユタとふしぎな仲間たち」は岩手県で、「星の牧場」は栃木県の日光周辺でロケしたものだという。

 2作品ともに幻想的ないい作品であるのだ。これは保存版であろうな。しかし......残念ながら2作品ともに「画質」に問題がある。これはなんだな...NHK自体に作品のフィルムが保存されていないのだろうな。素人の愛好者がたまたま保存していたVTRをDVD化したって感じの製品である。

 さて、中身である。「ユタ~」の方は有名な作品であるからとってもいいのだが、座敷わらしを演じる佐藤蛾次郎とかその他の劇団あがりっぽい役者さんたちが汚くって閉口である。それをリアルタイムでの放映は1974年5月6日~5月8日の3日間。わたくし湯島は19歳の金玉(睾丸:紅顔)の大学生美少年であった。大学生であったからして、この作品は見ていないのである。大人だもん。

 内容は都会から田舎に転向してきた少年が、田舎の同級生たちに「ひ弱な都会っこ」といじめられながらも、突如現れた(この子が呼び出した様なものなのだが)座敷わらしたち(彼らは不幸にも間引きなどで亡くなった子供たちが妖怪化?したもの)に励まされながら、徐々に成長していく物語である。プログレッシブなカメラワークが実相寺っぽくてよい。

 そしてもう一方の「星の牧場」は、さらに凄くよい。千住明(現作曲家)、真理子(現ヴァイオリニスト)の兄妹の演技は、いかにも素人っぽいのだが...妹の千住真理子の「ぽわーん」とした演技がよい。兄貴の明はカメラばかり見てしまっておまけに生来の脇役役者みたいな面構えが残念無念である。

 内容は、田舎の牧場に突然、記憶喪失のモミイチ(ポルノ映画などに出演した福田勝洋)が現れ、牧場の千住兄弟らだけでなく村人は優しく接してあげる。モミイチは牧場で働くが、働くうちに鍛冶仕事に通じていた事がわかる。モミイチは村の鍛冶屋となる。そんなある日、鍛冶仕事のために炭が必要となって山奥の炭焼き小屋に籠ることになる。山に迷ってしまうので「炭焼き小屋そばの川を渡ってはいけない」と言われるが、失われた記憶の断片に通じるあるできごとによって川を渡ってしまう。

 道に迷ったモミイチは、山奥でひとりのジプシーに出会う。一度は現世に戻るが、モミイチは再びジプシーの山に入った。山奥では他のジプシーたちに出会う。彼らは不思議な事に千住兄弟ら村人たちにそっくり(同じ役者なのよ)。ジプシーたちもまたモミイチを親切にして失われた記憶をつないであげようとする。ジプシーたちは楽器の演奏家たちで、満月の夜にコンサートを開催するから一緒に演奏しようと提案する。そして...。

 2作品ともにその後のNHK再放送番組「NHKアーカイブ」での関係者インタビューが収録されている。「ユタ~」には司会の市川森一(ブースカ)に石井めぐみ(当時は人気があった)が、「ユタ~」演出の佐藤和哉が答える(1989年)。「星の~」には千住兄弟が答えるという内容になっている(2001年)。成長した千住兄弟の姿が進化していなくてなかなかよろしい。特に千住真理子は「ある意味綺麗」で、育ちの良さが感じられてかなりよろしい。

 あとは、上原ゆかり演じる「霧の湖」のDVDが欲しい。少年ドラマシリーズは全部で99作品あるようだ。みな欲しいよ!!!
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