超・・・感動した。不覚にも映画館で大泣きしてしまった。エンドロールが流れているうちに急いで涙を拭き拭きした。明るくなった時に50過ぎのオヤジが映画で泣いてるとこ女子高生なんかに見られたらなんてかっこわるいもんね。あ、観客は女子高生が多かったよ。

 泣いてしまった映画は「僕の彼女はサイボーグ」(以下、サイボーグと略題)である。朝鮮人(尊敬の念を込めてこう表現する)の監督クァク・ジェヨンの最新作。しかも日本人のスタッフと共に撮った作品だ。ジェヨン監督の代表作は「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」だ。ツンデレ女が主人公であるだけなのに“猟奇的”というタイトルが気に入らなかったのでこれまで敬遠していた。それに恋愛ものっていいうのが嫌だったのだ。

 ここで何度も言ってるけど、出版社が映画撮り始めた昭和40年代から日本映画は死んだのだ。しかし、まだまだ“映画の良さ”は少なからず存続していたのだ。このあたりで悪い意味で映画はテレビドラマと融合してきた。それから製作の大元が出版社からテレビ局に移ると、さらに日本映画は「CG主体に軽薄で単純なる脚本で構成」された2時間ドラマに成り下がった。それを封切り間近になるとテレビ局は特別映画宣伝番組をうるさいくらいに放送する。馬鹿な視聴者(俺も含む)は騙されて映画館に足を運び、落胆するのだ。しかし・・・大半の方々は、テレビ番組の延長線のようないい加減に作った「偽映画」に感動したりするのである。それは映画だけでなく音楽も同じだ。「サビのみ」宇多田ヒカル

 映画版「相棒」はひどいものだった。よく考えれば「隠し砦の三悪人」もカスな映画だった。「隠し砦」は特撮出身の樋口監督は好きだが・・・彼の好きなように作れていない(多分)のが嫌なのだ。怪獣オタクならばもっともっと怪獣オタクなりに撮って欲しいものだよね。しょうがないんだろうな。可哀想。

 さて、サイボーグだが、タイムスリップモノだ。タイムスリップとかと言うとアメリカの軽薄「バックトゥザフューチャー」なんかが映画における代表作だけど、東洋のタイムスリップものは違う。東洋と言っても日本映画だけはアメリカ同様にバックトゥみたいな考え方で時間をとらえて映画化してる。このアメリカ、日本映画のこれまでの時間の考え方ととらえかたは実に単純で当たり前すぎる。

 時間は決して過去や未来に動かせない。たとえ移動できたとしてもそれは違う時空(この言葉が正しいのかは知らないひとつの運命・人生と置き換えてもいい)だ。同じ時空(あるいは運命・人生)における時間移動は不可能だと僕は考えている。だからバックトゥとかが騒ぐ「過去を変えると未来が変わる」なんてこたあありえないと考えているのである。それはともかくネクスト行ってみよう。

 つづく
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湯島鉄橋のジオラマの秋編も製作しました。といっても木々を紅葉樹に変更しただけです。
線路にはTomixのキハ22を置いてみました。

これはモジュールタイプのもので、このモジュールを「湯島鉄橋モジュール」と呼ぶことにします。
こういった60センチ40センチ細長いモジュールを次々に接続して迷宮線全線を完成させていきます。
狭い部屋なので大きなジオラマを一気に製作できないため。やむなくこういった手法に切り替えました。
「湯島鉄橋モジュール」の前後の湯島渓谷ジオラマも製作中です。この湯島鉄橋にかかる前のモジュールは「湯島渓谷上流モジュール」。線路を蛇行させてその間を渓谷が走るという風景です。
このモジュールはもうひとつ製作します。渓谷というからには少し長めに渓谷美を見せる必要があると思いますから・・・。木々をたくさん製作する必要がありますね。

湯島鉄橋の先には「湯島渓谷温泉駅モジュール」があります。この迷宮線の終着駅です。
湯島渓谷温泉というのは湯島渓谷沿いに、ひなびた鉱泉宿が2~3件並んでいるといったイメージです。
昇仙峡のような光景をイメージしますが、昇仙峡は比較的大きな宿が並んでいますが、こちらはひなびた温泉街です。
終着駅には食堂と雑貨屋を兼ねたみやげ物屋があります。あとは鉱泉宿しかありません。
トミーテック製の建物がここにうまく嵌ってくれたらいいんですがね・・・。

迷宮線の始発駅は「幸不(こうふ)駅」です。街は甲府をイメージしています。そこから2モジュールほど街中モジュールを作り、
次第に山の中に入っていきます。山を登っていき、途中、小さな湖(千代田湖をイメージ)がって、終点湯島渓谷駅(昇仙峡をイメージ。昇仙峡には列車が走っていません)に到着します。

同時にHOゲージのジオラマも製作してまいります。まずは蒸気機関車時代の始発駅か終着駅です。
ROCOの蒸気機関車があるので、蒸気機関車の機関庫と貨物駅に合わせて通常の駅があって人が乗り降りするといったイメージのものを作りましょう。
HOの材料はフレキシブルレール2本にヒルマモデルクラフトの貨物駅に浴場に詰め所がありますから、これにプラスして小さな駅と蒸気機関車の給水塔と石炭庫などを配置して雰囲気を出す予定です。


後方にぐちゃぐちゃになったMy本棚が見える。汚い・・・


キハ22。動力車なので床下機器は一塊になっていておもちゃっぽい。これはウエザリングしてリアルにしたいが列車を汚すのには抵抗があるなあ
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 ランボーの前の週に、おおたかの森のシネコンで隠し砦と相棒を観た。
 
 隠し砦は面白かった。クロサワ嫌いだからオリジナルなんて微かにしか覚えていないが、姫の怪しげな美しさは覚えている。その姫・・・今回のリメイクでは長澤まさみちゃんが演じるのだ。長澤まさみちゃんは顔が中年熟女のような雰囲気があって・・・なんかエロイのだ。そのまさみちゃん、木地師だかサンカ(俺は差別していない)のような格好は女っぽいのだが、後半に和服を着ると・・・おいおい誰が着せているんだい?みたいに似合ってなくて閉口。

 それに嵐の松本君はひげが似合ってない。この役はV6の岡田くんの方が良いであろう。岡田くんの時代劇「花よりもなほ」は面白かったので、あんな感じでやってほしかった。松本くんも悪くないが若殿とか他に悪役とかも面白いかもよ。

 隠し砦は俺の大好きな樋口監督であるからいいのよ。映画中、隕石を探しに山中に入り、キングギドラが現れるのと同じような音楽を使ったり、村人が踊る音楽や歌も、キングコング対ゴジラのキングコングをたたえる歌のようで、さすが怪獣オタク監督・・・と、凄く嬉しかった。

 しかし・・・腹が立つのはラストの歌だ。テーマ曲というのか?嫌いだけど布袋の音楽はいい。しかしクレバとかいうラッパーだかなんだかが(映画にも出ていた)の歌はちゃんと歌えばへたくそだろうなと思う歌唱力。こいつを起用する意味がわからない。これで映画はぶち壊しになった。

 隠し砦はリメイクだから基本的な話があるからともかくとして、ひどいのは相棒だ。映画はヒットとなって水谷は人気再開発みたいだが、この映画はひどい。TVシリーズの謎解き+ユーモア+人間劇という面白さが、映画には反映されていない。無理やり海外での偽善一般日本人の処刑(ランボーの拉致された偽善5人組と同じ目的)を日本で膨らませて・・・この話の成り立つ基本がわからない。無理やり泣かせようとする嘘人間劇は、まるで喜劇だ。

 さらに水谷の「久しぶりの映画だ!」とばかりのオーバーな演技が痛々しい。

 まず相棒の映画ならばこうしてほしい。冒頭・・・テレビ塔の上で殺害されている男の死体を、呼ばれていないのに水谷&寺脇が演技ベタな鑑識と一緒に死体を調べていると、水谷が妙な暗号みたいな文字を発見し水谷アップで「これはチェスですね」と言うといつもの相棒のテーマ音楽が流れるという・・・こうでなきゃいけないのに・・・全然違うのだ。

 相棒はヒットしてるけど、観た人の損したろうな。誰も損したと思ってなかったりしてね。
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