探偵2.JPG


姿なき招待&続姿なき招待(小学館クリエイティブ [ISBN4-7780-3016-8] ) 


探偵1.JPG


少年探偵・岬一郎 短編集(小学館クリエイティブ [ISBN4-7780-3019-2]


 楳図先生デビュー50周年記念出版だそうである。凄いね。オレが49歳だから同じくらいだもん。楳図先生がデビューした年にオレが生誕・・・降誕・・・降臨してるんだね。参ったね。オレもまだまだ若造だね。その記念出版のひとつがこの「岬一郎シリーズ」なのである。うーん...深いね。ただのホラーとかミステリじゃないんだな。悲哀があるというかアヴァンギャルドというかサイケデリックというかチンコの先端的というかね、そんな作品群であるのです。
 
 主人公の少年探偵・岬一郎君は、少年であるのに誰の許しを得たのか拳銃まで所持して大人びたトレンチコートを襟立てて着用したりしいるのだが...彼の目前で起こるほとんどの事件や悲劇を、ちっとも解決できないのだ。彼はただの事件や、そこで起こる現象の傍観者でしかないのだ。近いと言えば諸星大二郎の「稗田礼次郎シリーズ」であろうか? ただし、起こる事件はすべて普通の人間には解決できない妙な事件であり、勝手に死んだり不幸になったりするだけの話なのだ。よおく考えりゃ、一般的に誰でもおそらくそうやって生きていくのである。だからそれでいいのである。
 
長編たる「姿なき招待とその続編」は大したことがない。しかし、短編集の方は傑作ぞろいである。特に 「第四の棺桶」は、それなりのトリックもあって本格ミステリ的であり、芦辺拓氏も言っているがつげの「四つの犯罪」と並ぶ傑作ミステリ漫画なのである。「幽霊花火」や「毒蛾館」のように悲しいお話もなかなかいける。さすが楳図先生! と思わず叫んでしまうのである。
 
 これは皆さん...買いですよ。大きな本屋にしかないから皆さん心して買いに行くように...。ちなみに私が購入したのは東京駅近くのオアゾ内の丸善である。
AD



宝島社 [ISBN4-7966-5134-9]

 2006年度「このミステリーが凄い!」大賞 特別奨励賞 受賞作
 
 さてさて・・・ひどい小説である。いったい何が良くて奨励賞をもらったのだろう? 書いたのが12歳だってのが凄いってんだろ? でもさ、こりゃ12歳が書いたものじゃないな。おいらみたいに大した文章が書けない大人が書いた文章だな。でも、おいらよりは上手だけどね、この文章(笑)。ほんと。たぶん、彼女の親なんかが書いたものだと思う。一種の詐欺だな。困ったね。それは文章を読んでいくとわかる。「押せば命の泉湧く」って浪越徳二郎なんかがいきなり登場する。僕が若い頃にテレビによく出ていたこのおっさん...今はご承知のように故人なのである。現在ではテレビにも出ていない故人を12歳の少女が知るはずもないじゃない? ま、それはそれとしても、下手な文章であるけども、それなりに整然としすぎているのである。こりゃ大人が介したものに違いないのである。ま、その大人のことは置いといて...。
 
 それにしても、12歳だと仮定したら...人生経験少なくて何も知らないから人物が描けないし、第一に現場となっている東硫黄島の風景や物語のバックグラウンドがじぇんじぇん書けていないのだ。これは現在の病める日本推理小説業界の重チン(重いチンコ)たちの責任であろう。彼ら(重チンのこと)の書く推理小説は、新本格とか呼称されており、その内容は赤面するほどにばかばかしいトリックや人殺しの描写に終始しているのだ。たぶん人との接触もあまりなく、そのために取材もしないのだろう。だから登場する風景、人物、警察や自治体の施設などについても抽象的であり、詳細が書けないのである。それが12歳の作者にも遺伝しているのだ。ただし、この小説が本当に彼女が書いたモノであるならば...である。
 
 そのため、この小説は、登場人物たちがずっと意味のない話をして、ひどい殺され方をしていくだけのセリフ小説であるのだ。ブログや日記以下の代物である。本の価格が1100円とちょっとした文庫本並なのはうなずける。お試し価格ってやつか? 

 その殺され方もひどいのである。たくさん人が死んでも、無惨な殺され方をしても...「死」は架空のもののようであり、迫力に欠けるのだ。そうだよ。小説であるから架空の物語なのだが、小説以下...僕の書く落書きのように薄っぺらいのである。
 
 ちょいと待てよ。これが本当に12歳の子供が書いたものとするならば、恐ろしいことではないか? 無理矢理にサカキバラセイトなどの未成年殺人事件につなげるのは陳腐だが、だがだが...やっぱり危ないのである。一部の未成年は、人殺しをこれだけ軽く考えているのは間違いない。ひとつやふたつのサンプルを取ってモノを言うのは、それこそ危ないが...しつこいようだけど、これが本当に12歳の子供が書いたモノであるならば、本当に恐ろしいことである。
 
 あ、そうそう。こりゃ新本格探偵小説の影響というより...小説としても映画としても最低作であった「バトル・ロワイヤル」の影響が大きいように思う。なんであんなもの? 僕はあんなものがウケる今の日本そのものがおかしいと思うのである。

AD

やった!荒川静香マンセイッ!

テーマ:

 やった!やったね。荒川静香っ!初めは見た目が好きじゃなかったけど、今じゃ好みの女性のNo一番!つり目で・・・東洋的な感じがGood!赤い衣装のときはビビビッと来たねえ・・・。参ったね。あたしゃオリンピックとか人が喜んで見るものは大嫌いなんだけど、今回の金メダルは、胸のつかえが一気にブリブリブリっと放出した感じで実に爽快である。ほんとはあたしってば、人一倍に人が狂喜するものがすきなのかもしれませんね。ひねくれものだからさ。

 

 苦労してつかんだ金メダルってのも最高だね。苦労人・・・酸いも甘いも知り尽くした大人の女って感じだ。今、盛んに“金芽米”のコマーシャルやってるけど、うまい駄洒落だねえ。金メダルで金芽米だもん。最高!

AD