「驚きとうれしい気持ちでいっぱいになり、歌を続けていてよかったと心から思いました。これからも謙虚な気持ちで、前向きに歌ってまいりたいと思います」。所属するレコード会社を通じ、率直な表現で喜びのコメントを発表した。

 昭和39年に「困るのことョ」でデビュー。「アンコ椿は恋の花」で日本レコード大賞・新人賞を受賞するなどヒットを連発し、「北の宿から」では日本レコード大賞と日本歌謡大賞に輝いた。一時、引退するものの、平成2年に復帰後は以前にも増して精力的に活動を続け、昨年の「小さな春」は通算132枚目のシングルとなった。受章も、長く歌手として精進し、優れた技量で音楽界の発展に寄与した功績が評価されてのものだ。

 平成18年9月には「アンコ椿は恋の花」などを手がけた作曲家の市川昭介さんが亡くなったが、師匠への感謝の気持ちは今も忘れない。23日に東京・浅草公会堂で行ったコンサートでは「長いつきあいをさせてもらった市川先生は亡くなってしまいましたけれど、どこかで見てくださっていると思います。この歌で世に出させてもらいました」と師匠をしのんだ後で、この思い出の曲を熱唱した。

 この日のコンサートでは、こんな言葉も残した。「いろんな歌詞のなかの女性を演じるのは、歌手冥利(みょうり)につきます。60歳を過ぎて何が幸せかというと、走り回って歌うこと。家に帰ると一人だけど、会場には皆さんがいてくれる」(竹中文)

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