元MR・社労士がお届けする医療業界のための人事・労務News

製薬会社のMR経験を持ち、病院・クリニックの人事・労務コンサルティングを専門とする社会保険労務士が、日々の気になるトピックスをお届けします。
/東京都豊島区池袋 長友社会保険労務士事務所


テーマ:
元MR社労士・人事コンサルタントの長友秀樹です。



昨日2月12日に、東京国際フォーラムにて、「病医院の魅力を高める人事戦略セミナー」を開催しました。



今回は、医師不足、看護師不足で苦労されている中小病院、開業医の先生方向けに、職員の採用力・定着率を高める方法を考えるセミナーといたしました。



内容は、2部構成となっており、第1部では私から「労働力不足に備える病医院の人材確保策」



第2部ではファイナンシャル・プランナーの山中伸枝先生から、「病医院のための確定拠出年金(DC)活用法」について、お話しさせていただきました。



講義内容ですが、



私からは、少子高齢化の進展により、医療分野における労働力不足がますます深刻化することが想定される中、



現在、各病院・クリニックが職員の採用力・定着率UPのために取り組んでいる下記のような人事施策についてご紹介させていただきました。



【勤務形態の工夫】



・短時間正職員制度
・ワークシェアリング(短時間勤務制度)
・リターン雇用エントリー制度
・正職員転換制度



【職場風土・人的配置の改善】



・ワーク・ライフ・バランス委員会
・夜勤専従看護師、緊急当番担当の明確化
・医療クラーク・看護助手の配置
・サンキューカード、インセンティブ



短時間正職員制度や正職員転換制度を新たに導入する場合には、「キャリアアップ助成金」という雇用保険制度に基づく助成金を受給できる可能性もありますので、ご興味がありましたら、幣事務所までご連絡下さい。



第2部では、確定拠出年金(DC)、いわゆる「日本版401K」に強い山中先生のお話でした。



今回は私も一緒に勉強させていただきましたが、大変興味深いお話でした。

山中伸枝




確定拠出年金とは、拠出された掛金が個人ごとに明確に区分され、掛金とその運用収益との合計額をもとに年金給付額が決定される年金制度です。 



国の法律に基づく制度であるために信頼性の高い年金制度でありながら、経営者だけでなく、税理士や社労士といった士業の人にもまだ十分に浸透していないようです。



確定拠出年金のメリット・デメリットを病医院側、職員側に分けて簡単にまとめると、以下のようになります。



【病医院側】



○主なメリット
・掛金が全額損金に計上される。
・掛金は社会保険料の算定対象外、現行給与内で設定すれば社会保険料が削減される。
・退職金費用が平準化する。
・運用結果のリスクを負わない。



○主なデメリット
・運用教育への継続的なコストがかかる。
・導入時の初期コストがかかる。



【職員側】



○主なメリット
・老後の年金が増える(本人の運用結果次第による)
・転職しても資産の移管が可能(ポータビリティ)
・掛金は全額所得控除を受けられる(所得税、住民税の軽減)



○主なデメリット
・運用のリスクを負う(元本保証タイプもあるが)
・運用に毎年コストがかかる(いわゆる口座管理料のこと)。
・積み立てた資産は原則60歳になるまで戻ってこない
 (あくまでも老後の年金であり、退職一時金にはならない)
・掛金を現行給与内で設定した場合、老齢厚生年金の受給額が減る可能性がある



病院・クリニックが導入できる福利厚生の一環として、とても有用性があると思います。
特に雇用面で横の流動性が高い業界ですから、年金資産のポータビリティがあるのはよいです。



但し、上記のとおり、一長一短ありますので、個々の病院・クリニックの事情により、



専門家の意見を十分に吟味したうえで(特にデメリットについて)、導入をご検討下さい。



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