中山隆嗣の「活殺自在」

武道と癒しを中心に、生き方、日々のことを綴ります。

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 昨日のことですが、大変不愉快でしたので今日のブログのテーマにします。


 タイトルからお分かりだと思いますが、今、ウインドウズ10の強制アップデートのことがネットでも話題になっています。


 私もそのことはネット情報で知っていますし、しょっちゅう表示されるアップテートのお知らせにはうんざりしていました。


 私の場合、今使っているOSで何の問題も感じていませんので、ギリギリまで使い続けるつもりでいますし、新しいOSへの興味もありません


 いずれ買い替える時にはその時のOSで使わざるを得ないでしょうが、それは時代の流れと理解します。


 しかし、今は現在使用中のOSとそれを前提としたソフトで色々な仕事をしています。


 でも、OSが変わると今まで使用していたソフトも使えなくなったり、一部制限されたりすることがあるという話も聞いていますので、このPCの設定は変えるつもりはありません。


 以前使っていたPCも、そこに入れているソフトはそのまま使っているため、一切外部との接触はしない形で使用しています。


 昔のワープロのような使い方をしているわけですが、このPCについてもいずれその様な使い方になるものと考えています。


 もちろん、ハードのことが理由で使えなくなった時は話は別ですが、今はそのつもりでいます。


PC














 ここから今日のタイトルに関する話ですが、昨日、PCで作業中、いつものアップテートのお知らせが表示されました。


 これまで何度も表示されていましたが、その度に「×」をクリックして無視していました。


 でも、今回はお知らせの表示がいつもと異なっており、これまで通りに無視するつもりでいたのですが、変なところをクリックしたのか、あるいはその選択すらなかったのか覚えていませんが、突然アップテートが始まりました


 いきなりのことですし、仕事への対応で頭が一杯になりましたのでその時の詳細は明確でないところもありますが、いずれにしてもこれまでアップテートを拒否していた行為では対抗できず、アップテート画面が出てきて、「電源は切らないでください」といった表示が出てきました


 逆に言うと、ここで電源を切ればアップデートは阻止できると思い、すぐに強制終了しました。PCには良くないと思いつつも、こちらが意図していないことを勝手にやってもらっても迷惑以外の何物でもありません


 必要と思えばこちらでアップテートもすると、場合によってはPCそのものを買い替えます。もちろん、周辺機器も同様です。


 余計なことをされることで、その間仕事が止まりますし、もし同様のことが締め切りを控えた方たちの身に起こり、それが原因でトラブルになったらMSはどうするつもりなのでしょう


 今後も同様に強制アップテートのお知らせが届いたりするかもしれませんし、知らないうちにOSが変わってしまっている、ということもあるかもしれません。少なくとも、今回私が経験したように、アップデートを希望していなくても勝手にインストールが始まるようではという懸念は払拭できません


 もっとも、その場合でも同意書で拒否し、元に戻す、という作業をやれば良いということですが、勝手にアップデートが始まった場合は昨日のように作業が中断するでしょうし(ネット情報ではこれだけでも2~3時間かかるという話があります)、元に戻す場合でも1時間程度かかるという話です。


 そうなればその日の仕事に大きく影響することになりますので、今回のようなことはぜひやめていただきたいと強く願っています。











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 今日はまた、基本の話になります。


 先日は「立ち方」をテーマに綴りましたが、「形(かた)」や組手で多用される技に「突き」があります。主要な武技ですので、それがきちんとできていなければ、相手を倒せる武技にはなりません。そこで今回は、「突き」にスポットを当て、しっかりした武術の技にする為のコツをお話ししたいと思います。


正拳の握り






 その際、まず意識しなければならないのは、相手に実際に接触する「正拳(せいけん)」の状態です。


 このブログにアクセスしてくる方の検索ワードを確認すると、「正拳」の握り方に悩んでいる方が多いようです。その具体的な内容は分かりませんが、これまでの指導経験からある程度の察しはつきます。


 基本的な内容はイラストに示してありますが、まず親指を除く4指がきちんと握り込むことが必要ですが、ここで拳の芯を作れているかどうかが大切です。きちんとした「正拳」になっていない人の様子を見ていると、この点に不備があるケースを散見します。


 もちろん、最初から強く握っているようでは実際の戦いでは後れを取ることになりますので、用法としては瞬間的に前述の内容で作れるかどうかが大切です。それを基本稽古の時から身体に覚え込ませるべく拳を握るわけですが、単に早く突こうということだけに終始していては、武技に必要な「正拳」にはなりません


 また、強い「正拳」の条件としては、親指と小指の締めがあります。この点もいい加減になっているケースをよく見かけ、これでは相手を倒す要件を満たしているとは言えません。親指・小指のコントロールは、自律神経の働きにも関係していると言われ、手と足とでは逆になりますが、いずれもきちんと意識すべきところです。ちなみに、手の小指と足の親指が交感神経、手の親指と足の小指が副交感神経になります。


突きの直進性




































 今度は「突き」のコースについてのお話です。


 効く「突き」、効かない「突き」の相違点として、動作の質が関係することがあり、その一つが前述のコースなのです。


 上のイラストは「逆突き(ぎゃくづき)」で示してありますが、多用される「直突き(ちょくづき)」の場合はいずれにも共通するポイントになるののでアップしました。


 ここで意識しなければならないことは、その直進性にあります。


 イラストからもお分かりの様に、正しい「突き」には脇や肘の開きがありません。これが「直突き」に要求される「突き」の直進性であり、大切なポイントになります。


 もっとも、「突き」そのものにも色々な種類があり、例えば「回し突き(まわしづき)」、「裏突き(うらづき)」、「鉤突き(かぎづき)」などはこのようなコースにはなりません。


 でも、ここでは最も多用される「直突き」の場合の基本的なポイントとして話を進めます。


 初学者によく見られる良くないケースが、脇や肘が開いている「突き」であり、これではせっかくのパワーを、開いている部分で緩衝してしまい、本来発揮されるべきレベルが期待できないことになります。武技は全身の連動から発せられるパワーが前提になりますが、身体操作の点でパワーロスがあれば、技の質自体が筋力に頼ることになり、本来期待する内容にはなりません。


 たとえ上肢による武技であっても、下半身から湧き出たパワーが源であり、それを減じるような身体操作があってはならないのです。武術として稽古する場合、基本や「形」で細かな動作にまでうるさく注意される理由はここにあり、この認識の有無が今後のレベルアップに大きく関係するのです。


肘の可動域












 この時、身体の仕組みとして理解しておかなければならないことに、肘関節の可動域があります。多少の個人差はあるでしょうが、一般的には上のイラストのようになっています。


 この知識を前提に、正しい「突き」の為の身体操作を考えなければなりませんが、肘関節の動きには伸展・屈曲・回旋があります。これらの動作をパワーロスを防ぐ目的で淀みなく活用しなければなりませんが、それを「突き」の直進性のイラストを元にお話ししましょう。


 空手道の「直突き」は回旋が特徴的ですが、どのタイミングでそれを意識するかが大切です。時々、空手関係の本の中ではピストルの弾丸の直進性の条件として回転しながら飛んでいることを理由に挙げ、「突き」のスタート時から回旋を始めるかのように書かれたものがありますが、弾丸と上肢とではまったく異なります


 また、弾丸の回転は、そのまま貫通力にも関係することになりますが、それは回転力が威力にそのまま加算されるからです。この点は私も同感であり、だからこそどのタイミングで拳を回旋させるかを意識するわけです。


 ここで認識しなければならないのが、前述の可動域の問題なのですが、「突き」のスタート時から回旋させていたのでは、当たる瞬間にはほとんど回旋によるパワーアップは期待できない状態になっています。


 ですから、「突き」の途中までは脇を締めた状態での肘の伸展を活用し、なるべく当たる直前で拳の回旋を行なうように稽古することが大切です。


 それを可能にするのは肘関節の構造と、それを意識した身体操作によりますが、その時に必要な脇の締めなどは、冒頭でお話しした小指の締めが大きく関係することになります。


 このようなところの関係性については、拙著「だから、空手は強い!」(BABジャパン)に詳しく記していますので、ご興味のある方はご一読ください。


 「突き」は武術としての空手道を意識する時に大切な技になりますので、本来はもっとろいろいろ書きたいところですが、ブログという性質上、この辺りで切り上げさせていただくことをご了承ください。


 機会があれば、また同様のテーマで書きたいと思っています。






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 このところ、実際に行なった稽古の話よりも、基礎的なところに関する話が多かったので、今日は先週土曜日の稽古の模様を書きます。


 基本的には複数のグループに分けた稽古でしたが、大別すれば「形(かた)」と基本です。そして「形」のほうがさらに「壮鎮(そうちん)」、「鎮東(ちんとう)」、「抜塞(ばっさい)」、「正整(せいさん)」に分かれました。


 私は各グループを巡回指導する形になりましたが、今日のタイトルに関係するのは「壮鎮」と「抜塞」を稽古していたグループです。「形」そのものは異なりますが、この日の出席者の中では最も経験豊富な道場生がいましたので、通常アドバイスとは異なった視点からの話になりました。


形の初動作


























 アドバイスのスタートは、具体的な「形」云々の前に、全ての「形」に共通する初動作のところでした。


 上のイラストがその具体的な動作ですが、その意味については今回は割愛します。


 動作の要領としては、結び立ち(むすびだち)」から左足を左方に動かし、両上肢を大きく円を描きながら頭上まで持っていき、交差したところで右手は拳を握り、左手は「開手(かいしゅ)」のまま拳を包むような感じにします


 そこから身体の正中線を意識して「丹田」まで下げますが、この時「内八字立ち(うちはちじだち)」になります


 文章で書いてしまえばこのようになりますが、「内八字立ち」では脚の締めが必要になります。しかし、それを過度に意識しすぎると、スタート時点から身体が固くなり、武技のパワーの源である「緩急」の意識に悪影響を及ぼします。この時、静かに「丹田」を落とすことが必要です。また、脚の締めに連動し、過度の緊張を伴わない注意が必要です。


 でも、稽古している人の中には不要な緊張により、静かに「丹田」を落とす感じではなく、過度な締めの意識が災いして、結果的に微妙なブレが生じているケースがあります。


 その解消には通常は膝を意識してもらいますので、この時も上手く膝をコントロールし、自然に「丹田」を落としてもらうようにしました。


壮鎮 用意から角構え













 具体的な「形」についてはまず、「壮鎮」のほうからお話ししましょう。


 上のイラストは「用意」の状態から「角構え(つのがまえ)」になったところです。


 この時の立ち方は「壮鎮」の身に出てくる特徴的なもので、四股立ち(しこだち)」に似ていますが右足のかかとを浮かしている点が異なります。この動作には意味がありますが、今日のブログはそういうお話をする趣旨ではないので割愛し、ここで見かけた問題点とその解消についてお話しします。


 通常、一部の立ち方を除いて足はきちんと床に着けておくことが原則で、この時の立ち方に酷似している「四股立ち」の場合にかかとが浮くといったことは絶対に許されません


 しかし、ここでは浮かすわけですが、基本をきちんとやっている人の場合、明確な身体意識・操作の認識がなければ、足の状態に連動して腰も同様に浮いてしまいます。接地しているところが浮いているわけですから、当然と言えば当然なのですが、イラストからお分かりの通り、そういう状態であってならないのです。


 ならばどうするか、ということですが、その際に意識するのが今日のタイトルになっている股関節と膝の抜きなのです。


 つまり、姿勢を安定させ、身体全体をきちんと活用するには足の部分の例外的動作をカバーする為、膝や股関節の状態を反対側の脚とは異なるようにしなければなりません。それを膝や股関節といった可動部分でバランスを取るわけです。


 こういうところの稽古は、素早く行なえば錯覚しがちですので、ゆっくり行なってもらいました。全身の動きのタイミング合わせもこの時のテーマの一つでしたので、ここは慎重にやってもらったわけです。


抜塞 手刀打ちから貫手















 続いては「抜塞」の話です。


 アドバイスした箇所が上のイラストのところですが、ここではいずれも「内八字立ち」で行ないますが、腰を切る時に骨盤の様子が一瞬歪みます


 その話をすると、一方を変に突っ張っていることを自身で気付いたようです。そのような身体の使い方が、結果として動く際に身体の軸を歪めることになっているわけですが、その問題解決にもタイトルにある股関節と膝の抜きが関係しているのです。


 その道場生の癖に合わせ、具体的な動きのポイントをアドバイスすると、今度は全体の動きが大変滑らかになり、腰の動きにも乱れがありません。これまでの固い動作のイメージも払拭され、全体的にバネのある良い動きになっています。


 こういう時、単に口頭だけのアドバイスでは具体的な身体の使い方を実践するのは難しいものですが、手を添え、ここで抜くというタイミングとその時の感覚を身体で覚えてもらうと変わります。その定着には時間がかかるかもしれませんが、少なくともこの日の稽古では最後まで良い状態が継続しました。


 この日の稽古では他にもいろいろアドバイスしましたが、機会があれば別の日にご紹介したいと思います。






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 思っていた以上に好評な「形(かた)」シリーズですが、同じ「形」ばかりでは新鮮さが無くなると思いますので、「正整(せいさん)」については今日で終わりにします。また機会があれば、「正整」についても続きを書きますが、次回の「形」シリーズからは別の話になります。


 さて、今日の話の最初の動作ですが、「連突き(れんづき)」です。


正整 上段逆突きから下段四股突き














 具体的には、上のイラストに示した「上段逆突き(じょうだんぎゃくづき)」から「下段四股突き(げだんしこづき)」のところになります。「形」の中で3方向に対して行なうことになりますが、繰り返し行なわれるところにこの連続技の重要性が伺えます。


 さて、この「連突き」では「突き」の高さの違いに合わせ、立ち方も「正整立ち(せいさんだち)」から「四股立ち(しこだち)」へと変化します。重心の移動に合わせ、立ち方も変化しているわけですが、その動作と「突き」の威力がきちんとシンクロしなければなりません。


 その場合、これは連続技によく見られる共通の傾向ですが、どうしても「極め」となる最後の動作に意識が行きがちになり、この場合は「下段四股突き」が該当します。


正整 上段・下段突きの間違い












 そして、その結果が上のイラストに見られるような間違いになってきます。


 左側の場合、立ち方の変化の意識が無く、単に下段を突いてしまっている場合であり、立ち方も崩れています。


 右側の場合、「四股立ち」が低くなりすぎている状態で、これも立ち方としては弱い状態で、武技の土台として要求される堅牢性に問題が出てきます。


 いずれも腰の落としに合わせて極める、という意識ばかりが先行し、技全体が見えなくなっているものと思われます。イラストや写真では分かりにくいものですが、実際に稽古でこのようなシーンを見ると、拳に変な力みを感じ、それにつられている動きになっている感じがします。


正整 裏拳槌打ち









 もう一つの箇所は、「裏拳槌打ち(うらけんついうち)」のところです。


 上のイラストのように180度転身する状態で「裏拳槌」を放ちますが、「中段外受け(ちゅうだんそとうけ)」の動作に似ていますので、そこから間違いにつながったり、その他のパターンが見られます。


正整 裏拳槌打ちの間違い













 具体的な例ですが、上にイラストとしてアップしてあります。


 まず、上段のほうから説明しましょう。


 正しい動作として一つ前のイラストになりますが、比較すれば一目瞭然です。間違い探しのクイズのようなことですが、「裏拳槌」のスタート位置が異なります。正しくは反対側の腕の肘の下からなのですが、間違いの場合は首付近まで引き上げてからの動作になっています。


 この動作を相手からの視線に入りにくい状態での技と考えるならば、相手の視野に入りやすい位置からのスタートというのは技の起こりを教えていることになりますし、狙う位置とコースの関係、あるいはそれに付随する身体操作の点から考えれば、スタート位置と接触位置の高さが異なることにパワーのロスが伺えます。


 全体の動作として、180度転身しつつも「正整立ち」から「四股立ち」に転ずることで重心移動を武技の重さに転嫁する身体操作は果たしているので、ここでは「中心軸」を効果的に活用する意識に特化すべきです。


 今度は下段のほうの問題点ですが、打突位置の相違です。ここでは本来の攻撃部位を脇腹として考えることになります。その部位にも急所がありますが、流派によって呼称が異なりますのでブログでは割愛します。


 その場合、下段左側のケースでは本来の位置よりも高くなっており、どこを狙ってるのか不明です。また、この位置では相手の上腕辺りになると思われますが、せっかくならばもっと効果的に部位を狙いたいものです。一撃で相手を制する可能性として、体幹部の急所を狙うとして稽古したほうが理に適っています


 また、下段右側のケースですが、今度は本来の位置よりも下がっています。「形」稽古で想定するのは極端な身長差を想定しているわけではなく、ほぼ自分と同じ条件であることを前提で行ないます。その場合、下段右側の位置では相手の骨盤付近になると思われ、これでは攻撃技としての効果を期待するより、当たり方によっては自分の拳を痛めます。上肢の重さを活かそうと思いました、ということ言い訳にするケースもあるかもしれませんが、正確に武技をコントロールする身体の使い方を学ぶのも「形」稽古の大切なポイントです。


 正確に教わった通りに行なうことが上達の早道ですので、決して間違いをそのままにしないようにしなければなりません。







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 「形(かた)」の話をシリーズとして書こうと思っていましたが、その前に基本の部分を再確認したい、ということを耳にしました。


 そこで今日は、基本として稽古する中で習得すべき身体意識からテーマをピックアップし、お話ししていきます。


 その場合、武技の基礎は土台となる「立ち方」になるので、そこからお話しするのが筋です。だから、今日は稽古で多用される2種類の「立ち方」についてお話ししていきます。


内八字立ち





















 千唐流、あるいは直真塾で重視しており、基本の「その場稽古」の時に用いられる「内八字立ち(うちはちじだち)」は、その土台作りに最適の立ち方であり、それはそのまま武術体作りの基礎にもなります。


 そのポイントについては何度かお話ししていますので簡単に書きますが、両足の歩幅は「一膝一拳になり、上のイラストの左側に示してあります。


 そして両脚を絞るような感じで締めることが大切で、それにより身体の「中心軸」の意識の基を作り上げていきます


腸腰筋  その脚の締めを意識する時、連動して意識すべきなのが左に示した腹部の深層筋である「腸腰筋(ちょうようきん)」です。イラストに示してある通り、「腸腰筋」は「大腰筋(だいようきん)」と「腸骨筋(ちょうこつきん)」を合わせた呼称です。


 いずれの筋肉も大腿骨の小転子に付着しているもので、下肢の動きにも関係し、「蹴り」の際にも重要な筋肉になります。


 ご承知のように、人がパワーを出す時には筋肉の収縮・弛緩の差が必要になり、武技の鍛錬ではその使い方を身体に覚え込ませることになります。


 「内八字立ち」の際の下肢の締めの意識は、まさにその鍛錬そのものであり、しかも単に筋肉を固くするイメージではなく絞るように、というところから多方向への対応をイメージしたものになり、武技の基礎としての鍛錬そのものになります。


骨盤の状態












 また、脚の締めというのは、骨盤の状態にも深く関係することになります。実は脚の締めを意識する時、「骨盤底筋(こつばんていきん)」も意識することになり、それは「腸腰筋」とも連動し、そこから骨盤の状態を上のイラストの右側のようにしていきます。


 骨格の状態は、人が人としての機能を十分に果たそうとする時の基礎になりますが、歪みなどがあれば本来の機能を果たせなくなります


 骨盤の場合、本来は逆三角形のような感じになっていることが必要ですが、いわゆる「ハラ」のパワーが無い時にはだんだんその形が変形し、四角形に近くなっていきます。「ハラ」のパワーというと分かりにくい、という方もいらっしゃるかもしれませんが、腹部内臓機器の働きにも関係し、その臓器を本来の位置に支える際にも関係するものです。「ハラ」のパワーというと、どうしても腹筋のイメージが出てくると思いますが、実はそれだけでなく、腹部の内側の状態をも含むのです。


 そういうことを実感する機会として、お腹を壊した時の状態を思い起こしていただければお分かりになると思いますが、パワーを出そうと思っても出ない、ということがあります。そこから腹筋の強化だけでは「ハラ」の意識にはならないことはご理解されると思いますが、同時にこれは武術家としての力を維持したいと思う場合、体調管理の大切さの意識が必要であることも理解されます。そこから、広義の活法には養生法が入ってくることになるわけですが、その一つとしてしっかりした「立ち方」の意識があるのです。


四股立ち  さて、土台作りの「立ち方」として忘れてははならないもう一つが「四股立ち(しこだち)」です。


 その基本的なフォームは左のイラストで示してありますが、この「立ち方」の基本的なポイントについては先日のBBK(ボディバランス空手)の話の時にしてあります。ずっと以前にお話ししたことであれば再度お話しするところですが、つい先日のことですのでその点は省略いたします。


 ここで「内八字立ち」との比較の視点でお話ししますが、土台としての「立ち方」、という視点では、いずれの場合も堅牢性が要素として不可欠です。そこには土台としての芯があることが必要で、だからこそ負荷がかかっても揺るがないことになります。


 そういう視点で「内八字立ち」を見た場合、前述の「腸腰筋」にスポットを当てると、収縮による緊張状態が土台としての強さの基礎になっています。


 しかし、「四股立ち」の場合、そのフォームからは「腸腰筋」は伸展していることになりますが、その状態での緊張状態が土台としての堅牢性の源になっています。単なるストレッチ的な意味での伸展では土台としての堅牢性は期待できず伸展させているけれど緊張状態を作り出す身体意識、あるいは姿勢を正す時に意識される拮抗筋の活用などで適切な緊張を与え、土台としての強さを作り出します。


 それが「四股立ち」の際の骨盤や腰椎の意識であり、それを前提とした姿勢の問題なのです。身体が固かったり初学者の場合、そういった緊張状態を維持することがなかなか難しく、ちょっとした刺激ですぐにその状態が解け、崩れてしまいますが、稽古を通じてそういう身体操作を当たり前にすることが必要です。


 だからこそ、基本としてどういう意識で行なうことが大切かを常に意識しての稽古が必要になるのです。







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 一昨日の話の続きです。


 このブログでもよく登場する「正整(せいさん)」という「形(かた)」ですが、間違いやすい箇所がいろいろあります。このテーマのシリーズはその点にスポットを当てたものですが、稽古では個別の癖によるものも少なくありません。


 しかし、共通して見られる相違点、あるいは解釈の間違いなどから異なった動作になるケースもあり、今日は「正整」の場合におけるその話の第2弾になります。


 ただ、同じ「形」の話が続くと読者の方も飽きるでしょうから、その辺りは上手く散らしながら行なっていきたいと思います。また、説明を割愛する箇所もありますので、予めご了承ください。


正整 押し揚げ受け  さて、今日の最初の話は、左のイラストに示した「押し揚げ受け(おしあげうけ)」からです。


 この技は他の「形」には出てきませんので、その分、ここできちんとマスターしなければなりません。「形」の流れとしては正整立ち(せいさんだち)」から「四股立ち(しこだち)」に変化することで姿勢を下げ、前方にすり足で飛び込みつつ受ける、ということになります。


 相手の間合いの中に飛び込むわけですから、それなりの気迫を要しますが、そういう意識を鼓舞するためにも「気合」を入れることになります。


 実は「気合」の話については、一般的にはパワーの瞬間的な爆発を意図して、といった説明がなされますが、別の解釈として大きな声を出すことで恐怖心を打ち消す、という目的もあるとされます。


 昔の日本で戦がある時、農民がにわか兵士になることも多くなりますが、当然戦いの経験不足などからへっぴり腰になったりして、数は揃っても役に立たない、というケースがあります。精神力の問題が関係することになりますが、この時に大きな声を出すことで恐怖心を打消し、戦いに臨めるようにしたのが「気合」を意識させる始まり、とする説があります。「正整」のこの部分で「気合」を入れるという場合、こういう考え方もあると知れば、稽古にも魂が入るのではないかと考えています。


正整 押し揚げ受けの解説  左のイラストは、「押し揚げ受け」の動作をそのままに分解・解説として説明してあるところですが、いろいろな展開や解釈がありますので、その一例と理解しなければなりません。


 そして、この「受け」を質的にしっかりしたものにするならば、「受け」自体を通常の「上段揚げ受け(じょうだんあげうけ)」よりも強度的にアップしなければならず、それができて初めて攻撃として使用されている左拳による「突き」が活きてきます。


 「形」は一種のイメージトレーニングですから、受ける側だけでなく、反対側の上肢の動作にも心を配らなければなりませんが、そういう時に上手くコントロールされていないない、と判断されるようなフォームになることがあります。そうなると、「形」稽古で培わなければならないことが不能になり、かえってマイナスになる場合もあるのです。


正整 押し揚げ受けの間違い  その場合、今度は、左のイラストのように「突き」の部分が突出したような状態になることがあります。


 こうなると、立ち方のほうにも悪影響が出て、「四股立ち」ではいられなくなります。


 もちろん、前述の分解・解釈の場合、受けた後に突くわけですから、その時点では「四股立ち」から「正整立ち」になることで腰を十分に切るようにしますが、「形」として稽古する際は、まず「受け」を強固なものになるよう鍛錬しなければならず、それが「四股立ち」により相手の懐の飛び込む動作になります。


 きちんと受けることができれば、そこで相手の動きを一瞬封じることができますので、立ち方を素早く変化させ、きちんと突けるようにすることは容易です。


 また、「受け」の部分の視点を変え、脇に対する「当て技(あてわざ)」と解釈すれば、「受け」として用いる以上に効果的です。そういう時には、よりしっかりした土台の存在が不可欠であり、上のイラストのように武技としての意味付けを踏まえていない動作には問題があります。


正整 背刀受け















 もう一つお話ししましょう。


 上に「背刀受け(はいとううけ)」のイラストをアップしましたが、ここも変な状態になっているケースがあります。


正整 背刀受け 解説











 上のイラストが「背刀受け」のところの分解・解説の一つですが、相手からの攻撃は「中段突き(ちゅうだんづき)」です。


 本来、「形」の動作は攻防をイメージして行なわなければなりませんので、今やっているフォームがその設定に対応しているのか、あるいは「武の理」に適っているのか、といったところを前提に行なわれなければなりません。


 だからこそ、このようにその動作が意味するところを明確にし、「形」として稽古する際にその意識でやってもらうわけですが、それでも変な動作になってしまう人がいます。もしかすると、自分では正しくやっているつもりなのかもしれませんが、この点は身体操作の部分のレベルアップが必要になります。


正整 背刀受けの間違い









 ちょっとオーバーな動作表現になっていますが、「背刀受け」がきちんとできていない場合の様子を示してあります。


 左側の場合、受ける位置が高くなっていますが、前述の通り、ここは「中段突き」で攻撃したことを前提にしてありますので、この高さでの「受け」では技が成立しません。もちろん、実戦では上段に対する攻撃も多数ありますので、この位置で受けることもあるかもしれませんが、自分の思っているところに身体和コントロールできないようであれば、実戦でも使えません。「形」稽古でフォームなどをうるさく言うのは、自身の身体のコントロールをきちんと行なうためのトレーニングでもあるのです。


 また、右側の場合は、「受け」としての「極め」の位置が外側になりすぎており、相手からの第2の攻撃に対して隙を作っていることになります。最小限の動作できちんと極める、という意識とその具体的な行為が必要であり、ここは相手からの攻撃を体側ギリギリのところに流すような動作でなければならないのです。


 「正整」の場合、結構長い「形」ですので、まだまだいろいろなポイントがありますが、今日はここまでにしたいと思います。








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 ちょっと間が空いてしまったBBK(ボディバランス空手)の新入会員の方がいらっしゃいます。


 そのため、昨日の稽古では復習からスタートし、新しいテーマについても教授し、数をこなしました。


 定番の流れとして、まずは立ち方の確認を行ない、特に「内八字立ち(うちはちじだち)」については細かくなったのは言うまでもありません。「その場稽古(そのばげいこ)」の基本であり、しっかりした身体作りには欠かせないからです。


 BBKの場合、武術として教えているわけではない、ということは再三お話ししていますが、武術体作りと健康体作りとは重なる部分が多く、特に整った身体の基本となる骨盤の状態は重要です。この「内八字立ち」はその為に大変効果的な立ち方であり、その意味でもしっかりやってもらわなくてはなりません。基本の段階から、BBKでも細かく毎回注意するのはその為です。


 続いては「正拳(せいけん)」の握り方で、特に小指と親指の意識については何度もチェックしました。


 その上で「突き」になりましたが、基本は中段です。


中段突き


















 初学者の段階で少し間が空くと、どうしても細かな意識が抜けがちです。前回の稽古ではそれなりにできていた上肢の使い方ですが、今回はまた最初の頃に戻っており、突き出す側と引く側のタイミングが合っていなかったり、左の手首の角度が狂っていたりというところが見えました。


 当然、アドバイスの対象になりますが、修正まで思ったよりも時間がかかりました。


 稽古は中段を基本として上下の「突き」も行ないましたが、その点も前回の稽古でやっています。どこを狙うのかを確認しつつ行ないましたが、今回は斜め方向への「突き」という稽古を加えました。


 ここで腰のキレを養成することになりますが、基本的には斜め45度の方向と真横の2種類を稽古します。


 この稽古は初めてのものであり、まず前者からスタートしました。


 話を伺うと、普段でも体操的なことをやっていらっしゃるそうで、当然腰を捻るということもその中に入ります。


 でも、この稽古はしっかりした立ち方をベースにしている関係上、腰の捻りがよりしっかり行なわれることになります。そのため、その方にとっては思った以上の負担があったようで、横腹が攣った、ということをおっしゃいました。


 その対応をしながら話を続けましたが、改めて今までやってきた体操の不備を実感されたようで、身体を動かしていたように思っていても、実は格好だけで効かせるべきところに効いていなかったということを理解した、とおっしゃっていました。ここで改めてBBKのことを認識していただいたわけですが、今後もそういうことは出てくると思いつつ、稽古を続けました。


 ところで、真横への「突き」も稽古する予定でしたが、斜め45度の方向で横腹が攣るようでは無理と判断し、そのようなことは少しずつやっていくことにし、稽古は次に進みました。


 今度は「受け」ですが、ご本人は「下段払い(げだんばらい)」についてまだ教わっていないとの認識でしたが、前回の稽古では最後のほうに急いで教えたため、あまり覚えていないというのが実際の様です。


 今回は復習・確認からスタートしているわけですので、「上段揚げ受け(じょうだんあげうけ)」・「中段外受け(ちゅうだんそとうけ)」・「中段内受け(ちゅうだんうちうけ)」の確認・稽古も含めて行ないました。


下段払い  具体的な種別を問わず、まず確認するのはフォームであり、動きのコースです。細かく言えば、それそれにいろいろなポイントがありますが、まず基本的な動作として認識してもらわなければなりません。特に「受け」の動作の場合、日常では行なわない動きになりますので、両上肢をどう処理すれば良いのか、というところから戸惑いがあります。もちろん、それは「突き」の場合も同様ですが、その場合とは異なる意識での用法になり、やはり初めての体験ということからきちんと確認していかなくてはなりません。


 ただ、初学者の方が頭で考えるようであれば、逆にぎこちない動きになることもあります。基本的な説明としてお話はしますが、後はまず動きを真似てもらうところからスタートし、徐々に最初にお話しした「理」に従ってチェックを入れていきます。


 その上で前回説明・稽古が不十分だった「下段払い」について再度説明し、その上で稽古してもらうことになりました。この技自体の説明については前回のBBKの話のところでしていますので割愛します。


追い突き















 「その場稽古」が終われば「移動稽古(いどうげいこ」)です。


 上のイラストは「追い突き(おいづき)」の様子ですが、実際の稽古では「正整立ち(せいいさんだち)」の説明の後、「運足」からスタートしました。


 よくあるパターンとして、前進する場合と後退する場合の歩幅に違いが生じ、スタートした位置とは異なって終了するということがありますが、この方の場合、ほぼ定位置に戻ります。何度行なっても「運足」だけであれば、この点の感覚はきちんとできています。


 いま、あえて「運足」だけならば、という表現をしたかと言えば、ご本人の口からこれに「突き」が加わったらどうなるか分かりません、という言葉が出たからであり、実際、上のイラストのように「追い突き」を行なった時はよく見かけるパターン通り、後退時の歩幅が短くなっている状態でした。


 でも、「運足」だけの場合であっても、自分の歩幅の意識ができていたということは、初学者の段階としては合格点であり、そのことはきちんとお伝えしました。喜んでおられましたが、そういうことがヤル気につながっていけばと願っています。


 稽古は「逆突き(ぎゃくづき)」についても行なわれましたが、ここまでは以前の稽古でも行なっていました。


 この移動稽古の時ですが、今日のブログのタイトルに体調云々という言葉に関係することが見えました。


 「運足」の様子を見ていると、身体の動きに左右差があります。左側に問題があると読みましたが、実は数日前にふくらはぎの様子がおかしくなり、この日もそれが残っている、ということでした。


 最初にそういう話は伺っていませんでしたが、見ただけでそれを言い当てたことに驚かれていましたが、整体師としての目と長年空手道を教えている経験からすればすぐに分かることであり、話はその対策としてツボのことに飛びました。


 今回のケースに効果的と思われる「承山(しょうざん)」と「合陽(ごうよう)」についての話と、具体的な押圧の方法を説明し、家でもやってもらうようアドバイスしました。このようなことは直真塾でもやっていますが、BBKの場合、身体能力のアップや体調管理等も意識している関係上、そういうシーンは多くなります。この方が入会する時もそういう話をしてありますので、早速その実践になったわけです。


四股立ち  この日、最後に行なったのが「四股突き(しこづき)」です。これは初めてのことでしたので、まずは「四股立ち(しこだち)」の説明からです。


 話を聞けば、これもこれまで見よう見まねでやっていらしたそうですが、改めてきちんとポイントを聞けば、大切なところが結構抜けていたということで、きちんと学んで良かった、ということをおっしゃっていました。


 ただ、初学者にとっては辛い立ち方ですので、徐々にできるようになれば良いですよ、ということをお話しし、自身では気付いていないところのアドバイスを行ないました。


 その一つは膝の向きです。


 つま先は何となく意識しているものの、膝の向きが内側になっており、これでは下肢が十分に脹れていないことになります。また、姿勢の問題もきちんと意識してもらうようにしましたが、よくある前傾姿勢への注意です。


 初学者の方の場合、これだけでも結構辛いものになりますが、この日のメインは「四股立ち」による「移動突き(いどうづき)」です。この稽古自体のポイントも加わりますので、初めての方にとって結構な負担になったようです。様子を見ながら回数は加減しましたが、正しいフォームでの稽古はなかなか大変だったようでしたので、お風呂の中でしっかり足をほぐしておくようアドバイスし、稽古を終わりました。







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 昨日の稽古は「形(かた)」に終始しました。全稽古時間を「鎮東(ちんとう)」に費やしましたが、「形」をテーマに続けて書こうとしていたことがありましたので、「形」つながりということで今日はあえて以前予定したことを書きたいと思います。「鎮東」についても、その内にこのテーマのシリーズの中で取り上げることになると思いますので、その時にアップしたいと思います。


 さて、そこで今日取り上げる「形」ですが、タイトルにあるように「正整(せいさん)」になります。ただ、この「形」は結構長いので、今日だけで終わることはできないので、その一部だけをお話しします。残りの部分はいずれ、ということでご理解ください。


正整立ち 2




















 まずチェックしなければならないのは、この「形」の名称がそのまま立ち方の名称にもなっている「正整立ち(せいさんだち)」の確認です。


 基本的なポイントとしては、前後の足幅は「一膝一拳」、左右の幅は肩幅になります。


 上のイラストからお分かりの様に、前足のつま先の向きはやや内側になり、相手からの「金的蹴り(きんてきげり)」をカバーするイメージで立ちます。後ろ足の突き先の向きは、前足の内側の角度に合わせるか、もう少し正面を向くくらいにします。後ろ足もやや内側に絞るような意識で立つことが必要で、この意識により後方からの「金的蹴り」からも防御できるようにします


 重心の配分は前後に五分五分になり、いずれに偏ってもいけません。また、後ろ足の膝はやや曲げるようにします。このことが前述の防御力をアップし、更には土台としての堅牢性も向上させます。


正整 正整立ちの間違い  そのような特徴を持つ「正整立ち」ですが、前述のようにこの「形」の名称から付けられたものですから、ここできちんとできなければ意味がありません。


 ただ、この「正整立ち」は基本であり極意の立ち方ですので、なかなかきちんと立つことができなかったり、空手道諸流でよく見かける立ち方と混同しやすく、つい左のイラストにある様な「前屈立ち(ぜんくつだち)」になってしまう傾向が強くなります。


 「前屈立ち」の場合、前方に重心をかけるところから比較的身体の使い方として理解しやすいのですが、前後の足に均等に体重をかけ、脚を締めるという身体操作が難しいようです。また、前方に移動する場合、その動作から前方に体重をかけるほうが動きやすい、ということも関係してるようです。


 しかし、このブログで何度もお話ししているように、「形」の稽古には武術体を作る、という目的があり、その中には武術的身体操作も含まれます。ですから、ここでは初学者的な身体操作を一掃し、武術としての視点からの動きを意識すべきであり、またそれを身に付けるべく稽古をしなければなりません


 このこと自体、来月に控えた大会でも、「形」の部ではきちんとチェックされる点であり、ここに問題があれば減点対象になります。直真塾の場合、試合で減点対象になるからという理由で意識させるわけではありませんが、初学者には効果的なアドバイス法になります。レベルにより意識させる理由が異なるわけですが、この点は重要です。


正整














 上のイラストは「正整」の最初のほうの動作ですが、「中段外受け(ちゅうだんそとうけ)」を行ないながら1歩前進し、そこから「中段逆突き(ちゅうだんぎゃくづき)」を行ない、更に突いた側で再度「中段外受け」を行なっています。


 この時の「受け」の場合、絞るような感じで行なうところから「絞り受け(しぼりうけ)」と呼ばれることもあります。


 文字通りの動きが要求される「受け」ですが、動作として強調するつもりなのか、大きな動きになってしまうケースがあります。


正整 絞り受けの間違い













 具体的には上のイラストのような感じになりますが、ここまでではなくてもこのような感じになっているケースも散見されます。


 「受け」という技の場合、相手からの攻撃を自身の身体を当てないようにする目的があるわけですから、大きな動作をすることで自身の隙を作り出すようなことがあってはなりません


 もし、このような動作が、前述のように試合などで動きを強調させる為、といったところで行なわれるものであれば、それは武術として「形」ではなく踊りの類です。武術の「形」というのは、あくまでも「武の理」に適ったものでなくてはならないのです。


 その具体的な内容については、流派によって若干の解釈の相違もありますが、納得できるものであればそういう解釈もある、という認識を持つことが必要であり、私もそのようにしています。ただ、流儀として教える場合、そこで培うべき目的がありますので、参考ということで話すこともあり、学びの幅を広げています。後は各自が実際に動き、自身の身体で納得がいけば良い、と考えていますが、その結果私は、ずっと千唐流として稽古しています。


 一つの「形」にしても私自身、更に研究・稽古して磨いていかなくてはならない、ということを身体を動かしている時だけでなく、このように文章を書いている時も思ってしまいます。


 だから稽古の話よりも濃くなってしまい、もう少し内容的に進めたかったけれども、ほとんど話せませんでした。この続きは改めてお話ししたいと思います。







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 昨日のブログの続きになります。


 「正整(せいさん)」の分解・解説の稽古に続いて行なったのは組手です。都大会も近いことですし、全員気合が入ります。


 そのため、組手にもつい力みが入ったり、ラフな攻防になったりすることも懸念されますが、組手稽古は喧嘩ではありません。きちんと空手道の技を駆使し、その上で戦う稽古です。そういうことについては全員理解していますが、それでも気が逸るのがこの時期ですので、安全管理はきちんと行なわなくてはなりません。


 時間の関係もありますし、組手稽古で必要以上にダメージがあってもいけませんので、回数や時間などについては加減しながらの稽古になりました。


 今回、あいにくカメラがなかったので、以前撮った写真をイメージとしてアップしてお話を続けたいと思います。


上段回し蹴り 2















 この日の組手の特徴は、逸る気持ちはありながらも、きちんとポイントを取ろうという意識が強かったのか、全体に見ると「蹴り」よりも「突き」のほうが多かった印象でした。


 でも、「蹴り」が全くなかったわけではなく、上の写真のように「上段回し蹴り(じょうだんまわしげり)」を多用している人もいました。


 前述したように、この日に撮った写真はなく、しかも「上段回し蹴り」を出してもなかなか1本にはならず、上の写真はこういう具合に上手くヒットしたらとイメージしたものをアップしました。


組手 中段突き















 今回、最も多く見られたパターンが、上の写真のように互いに攻撃を出し合いつつも、わずかな違いで明暗が分かれるというものでした。


 そこでは「中段逆突き(ちゅうだんぎゃづき)」が散見されましたが、しっかり当てることを意識すると、防具の上からでも技の重さが伝わってきます。文句なしの1本、というケースが数多く見られました。


組手 上段突き
















 もちろん、「上段突き(じょうだんづき)」もたくさん出ていましたが、1本になったのは少なく、それだけ「受け」の質も上がっているのかも知れません。


 でも、数少ない「上段突き」の中で、ちょっと極まり過ぎ、というケースがありました。


 前述のように、上の写真はイメージですが、頭部の横から顎に向かって「上段突き」が極まったのです。攻撃を受ける側が一瞬後方を気にしたのか、ちょっと視線が逸れた時に見事なタイミングで顎に当たったのです。ちょうど時間ギリギリでしたので、そのまま組手を終了しました。


 そしてその道場生を呼びました。


 私は監査的なポジションで見ていましたが、当たったところが位置的にまずいと思ってのことですが、案の定、下顎が横にずれ、口が開かなくなっていました


顎関節  「突き」により、下顎が横方向に動いた、ということになりますが、そのままであれば夕食も食べられない状態です。


 指1本分も口が開かない状態でしたので、ここは顎関節の調整が必要ということで、他の道場生には稽古の継続を指示し、そこでは「形」を行なってもらいました。


 口が開かなくかった道場生は場所を移し、顎関節の調整ということにしましたが、今やったばかりということでしたので、動かすのも容易で瞬間調整で元に戻りました


 その早さと結果に全員驚いていましたが、口の開きは通常通りフルにできます。若干の痛みはある、ということですが、下顎が横に動いていたわけですから、多少は残るはずです。


 でも、日常的には何の問題もないくらいの回復ですから、そのまま稽古に戻ってもらいました。


 こういう時、改めて活法術、整体術を身に付けていて良かったと思いますが、道場生には活殺自在の現実を認識してもらうことになりました。


 前述のように、稽古はこの後「形」を行ないましたが、長くなりますので今日はここまでにしたいと思います。








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 空手道の「型」や「形(かた)」の分解・解説を見ていると、他のパターンもあり得る、と思われることが多く、一つ一つの動作の奥深さを感じます。


 このブログでも再三お話ししていますが、「型」や「形」の稽古は武術体作りと武技の伝承を目的とします。今日は後者のテーマでの話になりますが、その中では「返し」があったり、そこから先があることもあります。そして、その動作を別の技として解釈する場合もありますが、その方程式を解くにはまずは人の身体の仕組みと、何かの動作をした時の人の反応についてもきちんと理解しておく必要があります。


 そのような視点で動作を見ていると、時には複数の「型」や「形」の技の融合と思える動きを見ることもあります。


 実は今日のブログはその実例であり、具体的にはタイトルにある「正整(せいさん)」の場合でした。


 稽古が始まる前に、道場生の1人が以前教えたことのある技を単独で稽古していました。それがタイトルにある「斧刃脚(ふじんきゃく)」ですが、この「蹴り」は空手道にはありません。中国拳法の技ですが、もともと千唐流は中国拳法の影響を受けている流派でもありますので、「型」や「形」にその要素が入っていても不思議ではありません。


 そういう意識で「正整」を見ていると、この動作は「斧刃脚」として解釈できる、というところがあるのです。


正整 猫足立ちから交叉立ち









 それが上のイラストの部分ですが、「猫足立ち(ねこあしだち)」から「交叉立ち(こうさだち)」になっているところが、単なる「運足」ではなく、「斧刃脚」とも解釈できるわけです。


 そのことを以前、「正整」を稽古した時に話し、「斧刃脚」の要領を教えたところ、そこが気に入ったのか一人稽古をしていたわけです。


 そこでこの技に興味があるなら、ということでこの日の稽古はまず「斧刃脚」のポイントの確認からスタートしました。出席者の中にはこの「蹴り」を知らない人もいたので、知っている人は復習、知らいない人は新しい技の学び、という意識で聞いてもらいました。


 ただ、試合では脚に対して直接攻撃はできないので(「足払い」はダメージを与える目的の攻撃技ではないので認められています)、来月の都大会で使える技ではありません。あくまでも武術の技としての稽古です。全員にこの点はしっかり含め、稽古をしました。


 注意したところとしては、「蹴り」のコース、体重の乗せ方、接触部位などですが、関連する身体の使い方として股関節の意識にも触れました。その詳細は割愛しますが、きちんとこなせれば簡単に相手の膝関節を折ることができます。他の「蹴り」に比べ、モーションが小さいためにあまり威力がなさそう、と思う人もいるかもしれませんが、体重の乗せ方がきちんとできれば、相当な威力を有します。


 武技として行なう場合はそのつもりで行なわなければなりませんが、この「斧刃脚」で仕掛けた場合に連続して行なう技についても、膝にダメージを受けた場合の相手の状態を前提に考えれば納得いきます。


正整 交叉立ちから前蹴り




























 さて、「交叉立ち」を「斧刃脚」と解釈した場合のそこからの展開ですが、一つのケースとしては相手の膝を折ることで攻撃が完結した、と考えることができます。


 しかし、膝に対するダメージが不十分であったり、更にきちんと相手を倒すまでを意識した場合、「形」で行なわれる流れに注目することになります。


 それが上のイラストに示してある「前蹴り(まえげり)」ですが、膝に対して正面から攻撃を受けた場合の状態を考えると、大変効果的な流れになっています。


 というのは、膝を攻撃された状況では相手の姿勢が前掲してる場合が多く、そこに「前蹴り」が来るとそのパワーがしっかり体幹部に作用することになり、下肢への攻撃から腹部の緊張も緩んでいることも含めて考えると、良い展開です。


 ただ、注意しなければならないのは間合いで、蹴り方を変えるとか、「斧刃脚」を行なった足の処理などに留意しなければなりません。稽古ではその点も含めアドバイスしました。


正整 下段払いからの逆突き











 ところで、「形」の流れとしては、「前蹴り」の後、上のイラストのように「下段払い(げだんばらい)」から「中段逆突き(ちゅうだんぎゃくづき)」を行ない、イラストでは示されていませんが、そこから「中段外受け(ちゅうだんそとうけ)」へと続いています。


 「形」として稽古する際の号令のかけ方としては、「交叉立ち」から「中段外受け」までの流れには途切れが無く、一つの号令で一連の動作を行ないます


 それが意味する内容というのは、実はここまでの流れを連続技として解釈することが可能であり、その意識で稽古しなければならない、ということになります。


 そこで実際の稽古ではこの動作が意味するところまで含めて解釈し、どこをどんなふうに攻撃するのか、というところから行ないました。それは「中段外受け」の部分も含めたものであり、その展開は全員が想像していなかった内容になりました。


 長くなるので上のイラストの解釈も含め、詳細は書きませんが、ある稽古生の口からは目から鱗的な感想が出ました。


 稽古はこの後、組手になりましたが、その話はまたの機会にしたいと思います。








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