北山の歌雑記

短歌初心者の戯言
「うたは下手でもよい自分のうたを詠め」
目指す旅路の道中記


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前回に引き続き歌誌「冬雷」5月号の中で、私なりに特に心に残った

歌を抜粋してみました。鑑賞・評などと大それたものでは無く

私なりに選ばせていただいた理由を少々、記させていただきます。  

(☆新仮名遣い希望者)

尚、冬雷集感想の一部は後日


絵の幅の五倍がほどの距離を置き眺めくだされ息整へて

埼玉 嶋 田 正 之


作者の所属する美術団体「創作画人教会}(創展)。

その春季展示の作者の出展作品は、題名「寂韻」。

その製作者としての鑑賞ポイントを示す一首。  

息整へて」とは、作者が描き出した風景と対峙した際の姿勢そのままを

伝えているかに思われる。  


納豆の上にかぶせる薄いラップをはづせばラップに一粒残る  

栃木 兼 目   久


パッケジーされた納豆に被せてあるラップ。

作者はそれに張り付かぬよう引き剥がしたつもりであったろう。  

しかし結果的には一粒張り付いた。

下句「はづせばラップに一粒残る」は、実にありきたりな事実描写だが  

その取り残された一粒にしんみりとした抒情性を含んでいるように思う。


花壇埋め溢れ咲きゐる水仙に頬近づけて瞬時香に酔ふ 

東京 山 﨑 英 子


花壇を埋め尽くす水仙。

そして、その花々に顔を近づけた作者。

「瞬時香に酔ふ」に、その芳香の強さへの驚きが察せられる 


母を預けし老人ホームの室番号忘れて久しわれもいま老ゆ

東京 赤 羽 佳 年 

 

かつて作者の母が入居していた老人ホーム。

作者も何度となく足繁く通った事であろう。

下句に母の逝去の後の歳月と、その記憶の曖昧さに自身の老いも  

感じている模様だ。 


種まきてひと月過ぎたるピーマンと茄子の二葉に小さき本葉

中村 晴美 (今月の30 首より)


野菜の生産農家であろう作者。

種を蒔いてようやく一か月、ピーマンと茄子の二葉に本葉が見え始めた。

その「小さき」本葉から、作者の待ちに待ち望んでた大きな喜びを感じる。



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