2012-02-14 23:09:23
スマートまちづくりフォーラムin水戸。
テーマ:公共交通
例年「人と環境にやさしい交通をめざす全国大会」が開催されていますが、東日本大震災の影響もあって、今年は開催見合わせとなりました。
それに代わる催しとして、震災からの復興を目指している茨城・水戸で「スマートまちづくりフォーラム」が開催されることとなり、私も例年のごとく参加してきました。
今回の最大の目玉は、水戸に富山市長の森雅志さんを呼んだことではないかと思います。
個人的には、各地を遠征したことから、何度も森市長の話は伺っています。
毎回毎回、似たような話ではありますが、富山では何かしらの進展が見られているので、新しい発見がそのたびにあるのです。
取り組み自体は、いろんな角度から耳にしていますし、その効果などについても、いろんな方が見解を述べています。
それに、何かにつけて、私の手元には富山市の資料があるものですから、それを積み重ねていくことで、富山市の動きというのは読み取ることができます。
さて、そんな中で気づいたものが「人口減少」です。
これについては、以前から叫ばれてきた問題ですから、そうそう驚くことではないでしょう。
ただ、その事態に対して、具体策を提示してきたところが、今回の講演では印象に残りました。
いわゆる「平成の大合併」によって、各自治体の面積というのは拡大する結果となりました。
つまり、それは行政の維持コストが増大するということなのです。
ましてや、富山市は冬になれば雪が降る。
今シーズンみたいな大雪が降ればただでさえ除雪コストがかさむのに、市域面積が拡大すればそれがさらに増大するのです。
さらに、中心部から郊外へという人の流れが見られれば、人口密度の低い郊外部へも細やかな除雪をしなければなりませんし、その世代がこれから高齢化していき、クルマが運転できなくなってしまうと、中心部への足の問題が出てきます。
誰もが分かっていながら、直視してこなかった、この事実。
それに対して、まちなか居住を強力に推進し続けている富山市。
「上下分離」というあり方で、様々なモノを動かしてきましたが、今度は中心部に建設された住宅も市が借り上げる形で「市営住宅」として高齢者・単身者が住みやすいように整備しています。
そもそも、持ち家が多い富山ですから、郊外の家を手放してと言うわけではなく、「郊外と都心」という考え方を持たせながらの取り組みでもあります。
さらには、都心や鉄軌道沿線地区への居住には強力なインセンティブを付与し、自然に近い形でのまちなか居住を目指している姿も、個人的には評価できます。
このような、富山での先進的な取り組みを、水戸で紹介することに対し、正直言って「難しいだろう」とおもっていましたが、それについても森市長は「各々の風土に合った形で」という前置きをしてくれたことから、森市長の講演を始めて聴くであろう水戸の地元の方々も、少しは納得したのではないかな、、、と個人的には思っています。
そんな森市長が、水戸を訪れたときに「バスが多くて良いな」と話していましたが、実態はどうでしょうか?
確かに、富山に比べればバスの走る便数自体は多いと思います。
都市圏人口を考えても水戸<富山ですから、市長の感想はあながち間違いではないと思います。
しかし、現在の水戸市のバスネットワークが有機的なものかと言われると、それには疑問符がつくのではないかと思います。
終バスが早く、飲み帰りに使えないといった問題。
若者(特に大学生)には、ほとんど意識されていないといった問題。
(これには、大学近辺で「引きこもり状態」になっている学生にも問題はありますが・・・)
高校生は、半数が保護者の送り迎えを使っているといった問題。
私も水戸駅前や大工町で茨城交通や関東鉄道のバスの写真を撮影した経験がありますが、フル乗車のシーンをそうそう見たことがありません。
住民の動線と、バス路線に何らかの乖離が見られているのかもしれませんが、その辺については、新たな体制で動いている茨城交通が、近いうちにメスを入れてくれるだろうと期待しています。
水戸市の都市構造からすると、そう簡単な問題ではないと思いますが、現状でも良くなる気配はありません。
だからこそ、このフォーラムを通じて、地元の人々が、公共交通について今以上に認識を深め、こうあってほしいという気持ちを持ってもらえればよいのかなと、思っています。
それに代わる催しとして、震災からの復興を目指している茨城・水戸で「スマートまちづくりフォーラム」が開催されることとなり、私も例年のごとく参加してきました。
今回の最大の目玉は、水戸に富山市長の森雅志さんを呼んだことではないかと思います。
個人的には、各地を遠征したことから、何度も森市長の話は伺っています。
毎回毎回、似たような話ではありますが、富山では何かしらの進展が見られているので、新しい発見がそのたびにあるのです。
取り組み自体は、いろんな角度から耳にしていますし、その効果などについても、いろんな方が見解を述べています。
それに、何かにつけて、私の手元には富山市の資料があるものですから、それを積み重ねていくことで、富山市の動きというのは読み取ることができます。
さて、そんな中で気づいたものが「人口減少」です。
これについては、以前から叫ばれてきた問題ですから、そうそう驚くことではないでしょう。
ただ、その事態に対して、具体策を提示してきたところが、今回の講演では印象に残りました。
いわゆる「平成の大合併」によって、各自治体の面積というのは拡大する結果となりました。
つまり、それは行政の維持コストが増大するということなのです。
ましてや、富山市は冬になれば雪が降る。
今シーズンみたいな大雪が降ればただでさえ除雪コストがかさむのに、市域面積が拡大すればそれがさらに増大するのです。
さらに、中心部から郊外へという人の流れが見られれば、人口密度の低い郊外部へも細やかな除雪をしなければなりませんし、その世代がこれから高齢化していき、クルマが運転できなくなってしまうと、中心部への足の問題が出てきます。
誰もが分かっていながら、直視してこなかった、この事実。
それに対して、まちなか居住を強力に推進し続けている富山市。
「上下分離」というあり方で、様々なモノを動かしてきましたが、今度は中心部に建設された住宅も市が借り上げる形で「市営住宅」として高齢者・単身者が住みやすいように整備しています。
そもそも、持ち家が多い富山ですから、郊外の家を手放してと言うわけではなく、「郊外と都心」という考え方を持たせながらの取り組みでもあります。
さらには、都心や鉄軌道沿線地区への居住には強力なインセンティブを付与し、自然に近い形でのまちなか居住を目指している姿も、個人的には評価できます。
このような、富山での先進的な取り組みを、水戸で紹介することに対し、正直言って「難しいだろう」とおもっていましたが、それについても森市長は「各々の風土に合った形で」という前置きをしてくれたことから、森市長の講演を始めて聴くであろう水戸の地元の方々も、少しは納得したのではないかな、、、と個人的には思っています。
そんな森市長が、水戸を訪れたときに「バスが多くて良いな」と話していましたが、実態はどうでしょうか?
確かに、富山に比べればバスの走る便数自体は多いと思います。
都市圏人口を考えても水戸<富山ですから、市長の感想はあながち間違いではないと思います。
しかし、現在の水戸市のバスネットワークが有機的なものかと言われると、それには疑問符がつくのではないかと思います。
終バスが早く、飲み帰りに使えないといった問題。
若者(特に大学生)には、ほとんど意識されていないといった問題。
(これには、大学近辺で「引きこもり状態」になっている学生にも問題はありますが・・・)
高校生は、半数が保護者の送り迎えを使っているといった問題。
私も水戸駅前や大工町で茨城交通や関東鉄道のバスの写真を撮影した経験がありますが、フル乗車のシーンをそうそう見たことがありません。
住民の動線と、バス路線に何らかの乖離が見られているのかもしれませんが、その辺については、新たな体制で動いている茨城交通が、近いうちにメスを入れてくれるだろうと期待しています。
水戸市の都市構造からすると、そう簡単な問題ではないと思いますが、現状でも良くなる気配はありません。
だからこそ、このフォーラムを通じて、地元の人々が、公共交通について今以上に認識を深め、こうあってほしいという気持ちを持ってもらえればよいのかなと、思っています。








