伝えたい仏教名句・名言

原宿にある日蓮宗妙円寺のブログです。
心をふっと軽くする、そんな仏教の智恵、教えを
少しずつお伝えできればと思っています。


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最近カラオケに行く機会はありましたか?私、学生時代に比べると人前で歌を歌う事も少なくなりましたが、お寺の行事などで歌わせていただく場合、「津軽海峡冬景色」をよく選曲します。老若男女に愛され続けている名曲ですね。

 

 津軽海峡の作詞家、阿久悠先生がお亡くなりになったのはとても悲しいニュースでした。

 阿久先生は、自宅で仕事をする時はパジャマを着たままの事も多かったそうです。恐らくその方がリラックスして筆も進むからでしょう。

 しかし、自分の子供が家にいる時は、必ずきちんとした服装に着替えてから机に向かっていたといいます。

 それは、「大人には仕事をする公の立場とプライベートの立場がある」事を子供に伝えたかったからのようです。

 

 この「公と私の区別をきちんとつける」という事は、昨今の日本から失われつつあるものの一つではないでしょうか。

 以前世間を騒がせた食品偽装の問題も、「他もいい加減にやってるんだから自分達だっていいだろう」という、仕事本来のあり方を忘れた、公私混同の延長線にあるものと言えるでしょう。

 

 お釈迦様が説かれた大事な教えの一つに「正見」があります。正見とは、「真理に基づいて物事を正しく見なさい」という事です。食品偽装をした人が物事を正しく見ていなかったのは明白です。

 

しかしながら、物事を正しく見るというのはなかなか難しい事ですね。善悪の基準や道徳観は地域や時代によっても大きく変わります。

 シンガポールではチューインガムが違法ですし、江戸時代辻番所の役人(今で言うとおまわりさん)はネコババしただけで死罪になっていました(金額にもよるそうですが・・・)。

 昭和の初めという現在からそれほど離れていない時代でさえ、道徳観、倫理観は今と大きく異なっていたでしょう。

 

 そうであるなら正しく見るとはどういう事か。真理とは何か。お釈迦様はこれについてもきちんとお話になっています。

衆生本来仏―人間はみな生まれながらに他者への利他(他を利する、という事)を喜びとする心を持っているのだ―これを真理として物事を見なさいとおっしゃったのです。

 

「人に喜んでもらう事を自分の喜びにするなんて、そんなのただの綺麗事だ」そう思う方も世の中には少なくないでしょう。

 しかしここで面白い指摘があります。

 以前著名な社会学者のお話を伺っていた折り、先生は「今後日本で勝ち組になるのは、人を喜ばせ、楽しませることが出来る人達だ」とおっしゃっていました。

 

 この見解、そして「利他を喜びとする」教えを念頭に置くと、食品偽装問題もよく分かります。

 偽装していた会社には老舗が少なくありませんでしたね。開業当初は間違いなく、「どうすればお客さんに喜んでもらえるか」をきちんと考えていたはずです。だからこそ商品、サービスが多くの人に受け入れられ、長い歴史を作ったのでしょう。しかし時は流れ、当初の志を失ってしまい、やがて大きな痛手を受けました。

 「人に喜んでもらう事」は「自分の喜びとなって戻ってくる」のです。それは経済的な事に限らず、精神的にも必ずそうです。

 「ありがとう」そう言われて嬉しくない人など、どこにもいないのですから。

 

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妙円寺山門横の掲示板には、月替わりで名言を掲示しています。仏教にまつわる名言はもちろんの事、各界の著名人の言葉や、マンガの中の名言なども取り上げています

今回の言葉の作者は不詳です。

 

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ガダルカナルのジャングルでのお話しです。収容されたご遺骨の前で読経していると、ふとある事が頭をよぎりました。

 それは「自然葬」についてです。自然葬は最近何かと話題になっており、ご存知の方も多いと思います。ご遺骨を山に撒いたり、海に撒いたり、今はカプセルに詰めロケットで宇宙に打ち上げる、という方法もあるようです。宇宙にずっと漂うなんて嫌だな、と私は思いますが、思い出深い所に眠りたい、という気持ちが分からないわけではありません。

 

 しかしガダルカナルの山中にあるご遺骨はもちろん、「山に撒いてくれ」という要望があったのではでなく、日本に帰りたくてもそれが叶わないでいた方々のものです。そういった事例を思うと、昨今の自然葬に違和感を覚えるのも正直なところです。

 そのあり方を否定するつもりはないのですが、普段ご供養させていただいている立場上、自然葬には幾つかの問題を感じます。 

 

 その一つはやはり「心の拠り所」という事です。戦後これだけ長い年月が経っても、未だ多くのご遺族が大変な時間とお金を費やし、各戦地を訪れています。何故日本でのご供養だけではだめなのか考えると、ご遺骨、場合によっては遺品すら残っていないから、という理由が大きいと感じます。

 想いを投げかける対象がないから、お亡くなりになった場所まで出向かないと気がすまない、という事もあると思うのです。

 そう考えると、お墓の前で故人を偲べるのはありがたい事だと気づきました。実際、ご遺族が散骨を後悔した、という話も聞きます。何が良いかはもちろん人それぞれですが、将来の事も考え、慎重に判断して頂きたいと思います。

 

 故人を偲ぶ心、故人との思い出から何かを教えられ、考えを深める事は誰でもあるのではないでしょうか。お墓参りというのはその為の良い機会だと思います。

 もちろん世の中には様々な事情がありますから、亡き人に対して良い感情ばかりとは限らないでしょう。

 しかしどんな形であれ、周りの人から多くの影響を受けた結果、今日の自分がある事は間違いありません。その事に想いを巡らす事も時には大事ではないでしょうか。

 目を背けていたものに意識を向けると、今まで気づかずにいた事に気づく事があるかもしれません。

 故人は目に見えなくとも、きちんと向き合えばきっと沢山の事を教えてくれます。

 

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