真夏の停電

その日は真夏の金曜日、夕方だった。

団地の一室に住んでいるわたしは、かなり自由な姿で缶ビールを飲んでいた。

 

ここでは一軒ごとに放送スピーカーがついている。

 

いつもは

「福祉会館のヨガは今日休みです」とか

「ボランティア昼食の日です。老人会の皆さんはどうぞお出でください」とか

「騒音問題が深刻です。下の階のために夜中には静かにしましょう」とか、流れてくる。

 

 

「管理室からお知らせします。変電室に異常が見られましたので、6時30分から停電します。全てのコンセントを抜くか、ブレーカーを落としてください。電気が必要な患者さんは避難してください」

「1時間ほどの停電です」

 

何回もアナウンスが続く。


聞き間違いじゃないよな?酔ってないよな?確かに停電って言っているよな?

(こんなことがあるなんて!)

いい気持だったわたしは急にウロウロ。

 

コンセントを抜いてみたが、冷蔵庫などは面倒な事に気づく。

ブレーカーってどれだっけ?

 

このアナウンスの後、約20分後に団地全体が停電。

 

ベランダから見ると、まだほの明るいから気持ちはゆったり。

 

 

 

地上駐車場には帰宅してきた車が右往左往。

 

ちなみに、こちらの団地は各家庭で駐車場に止める位置が決まっていない。

空いていればどこに止めても構わない、早いもの勝ち。

でも各車両には団地内の車だよという目印があるので、よその車が駐車するとステッカーが貼られてしまう。

 

 

夕方でも室内は30度の暑さ。

電気が使えないから、団扇でバタバタ。

 

まだかなーとよその棟をみたり、玄関から出てみたり。

両隣のおじさんたちはドア前で涼んでいる。

 

何だか落ち着かないわたし。

何が不安ってことはないけれど、不安。

 

日本を旅行した人たちが地震を体験したら、

「すごく怖かった」と言うのはこういうことかも知れない。

日本人にしたら地震の時に次の対処がわかるけれども、

アナウンスが理解できない人々は、どうすればいいのかがわからないから不安が大きくなるだろう。

 

ベランダをウロウロしていたら、

隣の棟が順々に光り始めた。

あーよかった!

 

 

 

電力消費量がピークになるこの頃。

今日もどこかのアパート団地で、大規模停電が起きているだろう。

 

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