こんにちは。「横浜わたしの花時間」の中田りょうこです。

「花をさりげなく飾る暮らし」って憧れちゃうな～と、フラワーアンレンジメントを習い始めたのがきっかけで、プロのフラワーデザイナーになったのが１7年前のこと。生徒さんやお友達から花に関する質問を受けることから、プロの目線で、簡単でお金をあまりかけずに、お花を楽しむ方法をお知らせしていきたいと思い、このブログを始めました。このブログを通じていろんな方と交流できたらと楽しみにしています。
(*^_^*)
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結婚と出産・子育てとクリエイティブであることについて☆入籍記念日につき第二弾

↑『岡村靖幸　結婚への道』

前回のブログで「長くなるのでまた後日・・・」と

お茶をにごした、

この本の中での川上未映子さんのパートを読んで

考えたことをここに書こうと思います。

ちなみに川上未映子さんと岡村ちゃんとの対談のきっかけは、

あるテレビでの川上さんの発言を岡村ちゃんが見聞きして、

それがすごく印象に残ったからだそう。

その発言というのは、

「私は結婚して子どもをつくるという選択を

してしまったので、結婚しないで子どもを持たない人の

視点を失ってしまった」

ゆえに、

「結婚をしない、子どもをつくらない人特有の

磨き抜かれた思考回路を

私はもう持つことができない」と。

むむむ・・・。

岡村ちゃんのアンテナにこれらの言葉が

ひっかかったのですね。

サスガ岡村ちゃん！すごいです！

私も川上さんと同じくワーキングマザーとして

公私ともに、いろんな悩みや葛藤を

複数のワーママさんたちと共有してきましたが、

この「クリエイティブ」問題については、

意外にスルーされてきたような

気がします。

私の場合、結婚を２度していますが、

その中で思ったのは、

「結婚」と「クリエイティブ」についての関係は、

夫となる人の「賛同や応援の気持ち、

その態度と行動」が軸になるかなーと。

具体的に言うなら、

「りょうこ、応援しているよ！」と

口で言ってくれていても、

「でも、家事は全部りょうこがやってね。

俺は文句は言わないから。ニッコリ」(※実話)

・・・・。

それって応援の気持ちはあっても、

行動はともなっておらず、

全然意味ないんですよ。

かならず行き詰ってしまう。

ハイ。行き詰りました。

だから、お互いに応援の気持ちと行動が

両輪で動いていれば、

「結婚」と「クリエイティブ」の関係は、

ちゃんと成り立つかと。

でも、出産・育児となれば、

これまた話は全然別です。

まず、妊娠期間中に、私はクリエイティブで

研ぎ澄まされた感性というものを、

ごろっと丸ごと喪失した期間がありました。

しかも、かなりの長期間です。

妊娠中ずっとだったかな？

ホルモンの関係でしょうか。

ある方は、「あなたのその感性が、

お腹のお子さんに移行しているのね」と

ちょっとスピリチュアルなご意見も

頂いたりしました。

真相はモチロンわかりませんよ・・・。

クリエイティブな研ぎ澄まされた感性を

一時的に失ったことは、

ハッキリ言って恐怖の体験でした。

だって、仕事で使用する画像１枚さえ

選べなかったんだもん。

「この場合はこの画像がイイよね！」って

普通に選べないの、ほんとに。

フラワーデザイナーとして終わった・・・

かもしれない、と思いました。

そして、出産後→育児のスタート！

ゆっくりゆっくりと私のクリエイティブな感性が

戻ってきました。

でも、今度は新たな問題が発生します。

１日の大部分が育児についやされるため、

出産前のようには制作活動を

することができなくなります。

「そんなの当たり前じゃない！」って

世のオカアサンたちは言うかもしれませんが、

こんなに育児・子育てというものが、

自分を束縛するものだとは・・・

出産前の私の想像のはるか上をいっていました。

あと他には、私の場合、誤解を恐れずに言えば、

保育園問題がかなりきつかったです。

出産前までは、いざというときに

アイデアがわきでるようにと、

時間を作っては街歩きをして、

新製品や、はやりのものをチェックしたり、

そんな時間の確保を大切にしてきました。

でも、私が最初にお世話になった保育園では

「仕事以外のことは一切せず、

一刻も早くお子さんを迎えに来てください」

んーーーーーー。

そりゃそうなんでしょうけど、

先ほどの「街歩き」の時間とかって、

限りなくグレーゾーン？？？

でも、仕事の一部だよね・・・。

そんな日々で、私のクリエイティブな能力は

妊娠前と同じやり方では、

にっちもさっちもいかない状況に

追い込まれます。

じゃあ、娘が６歳の現在の状況はどうかというと、

ハッキリ言って、妊娠前よりも

仕事の質がアップしていると思います♡

ふふふ・・・♪

ちなみに、よく言われるような

「子どもは私の可能性を無限に

広げてくれました！」みたいなのは、

残念ながらワタシ、感じたことないです。

(それはそれで憧れますがねー)

じゃあ、どうやって向上したかというと、

「時間管理」と「取り組む姿勢の真剣さ」

でしょうか。

妊娠前の私の仕事に関する基本方針は、

「人よりも不器用なんだから、

人の２倍３倍時間をかければ、

その努力が実って仕事がうまくいく」

でした。

ハイ！

子育てしながらコレ無理！！

とにかく時間が無いから、

決めた時間の中で集中して

仕事をする！

「あとからやろう」なんて時間の余裕もないから、

もう、その場でその仕事に

真剣に取り組むしかない！

突然子どもが熱を出すかもしれないから、

一夜漬けや直前に仕事をするのはアブナイ。

だから、締め切りよりもずっと先に仕上げる。

そんな、とっても「当たり前」のことが

ちゃんとできるようになって、

私の仕事の質はジワジワ上がっていったのです。

川上さんのおっしゃる、

「結婚しないで子どもを持たない人の

視点を失ってしまった」

「結婚をしない、子どもをつくらない人特有の

磨き抜かれた思考回路を

私はもう持つことができない」という意見は

本当にそのとおり！なのですが、

私の場合は、子育てを通じて、

仕事人として前よりもずっと「大人」に

なれたことが大きな収穫でした。

あと、自分の作品や商品に対する

ナルシズムがすごく減ったというか、

冷静に見ることが出来るようになったのも、

恩恵のひとつかな。

ちなみに、私以外の方で、

妊娠中にクリエイティブで研ぎ澄まされた感性が

一時的に喪失した方っていらっしゃいますか？

もしいらしたら、お話を伺ってみたいな！

先日、入籍記念日だったので、

「結婚と出産・子育てとクリエイティブであることについて」

でしたー☆

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本日もお読みいただいて

ありがとうございました。

皆様の暮らしに、お花を通じて

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