行動分析学によるしつけ・トレーニング、問題行動改善、ドッグダンストリック、その他遊び
                ホリスティック・ケアを主体とした食事、オヤツ、カウンセリング
                      トリミング、ペットホテル(自宅兼用)

                   会員制ドッグラン・ドッグカフェ(セルフカフェ)

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2016-10-01 16:46:18

☆お知らせ☆

テーマ:〓犬日記〓
11月末に都内で登壇させていただくことになりました~
お近くにお住まいの方は是非☆
 
 
第27回 Mr.Mac Academy のご案内です。
 
講師 : 松田 辰也
 
テーマ
『共に学び共に歩む』
〜 犬に優しい行動分析学の基礎 〜
 
行動分析学とは・・・
アメリカの心理学者BFスキナー博士によって体系化された心理学。
行動分析学は人間や動物の問題行動解決に応用されています。
褒めても良くならない、叱っても良くならない、ではどうすればいいのか? そもそも『褒める事』や『叱る事』とは何か? それを理解するための学問でもあり、犬の『心』を誤解ではなく、正しく理解するための学問でもあります。
 
 
場所      渋谷文化センター大和田 学習室 1
         渋谷駅徒歩5分(セルリアタワー近く)
日時      2016年11月23日(水)
開演     18時30分~20時30分   講義終了後30分質疑応答
入場料    2500円
 
 
問い合わせ  ミスターマックアカデミー
TEL/FAX   03-6315-0326
Mail   mr.mac.academy@gmail.com
 
チケットのお申込みは
→ http://peatix.com/event/203296/view
 
 
 
■プロフィール■
 
講師   松田 辰也
大分県で活動するMUTUAL BOND(株式会社インタレスター) 代表取締役兼ドッグトレーナー。 行動分析学を通して犬のしつけ指導を一般飼い主さんに行いながら大分市の主催する動物フェスタにて行われるしつけ方教室等に協力している。 チワワ、Tプードル、ドーベルマンの愛犬家でもあり、異色の経歴を持つドッグトレーナー。(経歴は実際の講義にて♪)
 
 
 
主宰 Mr.Mac Academy  日置 誠司
Mr.Macと云う犬のグッズ ペットハンモック(キャリーバッグ) ドギーバギー(カート) ペットカーシート、お散歩バッグ、ベッド、 などなど、売れるモノではなく自分が欲しいモノ、使いたいモノを基本とした商品開発を してきました。
そんな中311が起こり、本当に大切な人や 愛犬との別れを目の当たりにして、もし何らかの理由(死別も含め)一緒に暮らす事が出来なくなっても誰からも愛される犬に育てていれば、 自分がいなくなっても犬達は自力で幸せを掴めるのではないかと思い311の2カ月後の5月から スタートし、様々な著名人、専門家の方々に協力をいただいてイベント、講演会を行ってきました。
 
 
 
都内での初講演です(*^^)v
お時間のある方は是非、ご来場ください☆
 
 
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2016-08-11 19:43:30

☆移転・新店舗オープン☆

テーマ:〓犬日記〓
フェイスブックではすでに公開していますが、MUTUAL BOND は移転致しました。
講習会受講者様にはセルフカフェとドッグランの使用が可能になり、お泊りの料金が10%オフ、犬用オーダーケーキ制作依頼可能、愛犬の似顔絵制作(写真下参照)などの特典がつきます。
(現時点では外構工事が済んでいないのでランの利用はできません)

トリミングやホテルの予約、トレーニングや食事についてのご相談、お店の利用についてなどご不明な点がございましたらお気軽にお問合せください。
TEL 097-547-7706
(電話番号は変わっていません)












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2016-03-18 01:08:29

☆幸福⇔強迫☆

テーマ:〓犬日記〓
先日のFBの記事の続き。

ブログで ”文字の色分け” して書いた方がわかりやすいと思うので。
 

最近、愛護活動に必死でその精神を活動が出来ない人へゴリ押ししたり、出来ない人へ誹謗中傷したりがSNS上で目立つ気がします。
ハトおじさんや、先日ニュースでもあった30匹くらい飼育してた多頭飼育のおじさんの様な人も増えてきて気になるトコ。
共通してこんな事言ってる。

『オレがしないとこの子達が食べていけない』

なんて言い訳して劣悪な飼育環境を正当化してる人も多い。
 
 


ではでは
去年の ”FBのノート” に書いた記事。
少し編集して改めて紹介しますね。
 
 
 



強化とは

正の強化  
負の強化

の基本随伴性と

好子消失阻止による強化

嫌子出現阻止による強化


の応用的な随伴性があります。

この中で唯一、”幸福感” を得られるのは正の強化

では

『使命感』  に燃える人というお話。

阻止の随伴性による強化行動。
一見、正の強化に見えるんだけど・・・


【したいからする行動】   と  【しなければならない行動】  は違う。


好子出現による強化行動は正の強化。
正の強化 によって強化される行動は
”したいからする行動” で幸福感を得られる。
 


【好子無し → 行動(↑) → 好子有り】
 
 


負の強化は嫌なことから逃れるために仕方なくする行動。
”したくはないけども嫌なことを無くすための行動”
 


【嫌子有り → 行動(↑) → 嫌子無し】


好子消失阻止による強化  嫌子出現阻止による強化行動 は

”行動しなければ”  やがて 『好子が無くなる』 か 
”行動しなければ”  やがて 『嫌子が出現する』 ため

”行動せざるを得ない” という強化行動なので 
”しなければならない行動” となる。
 


【やがて好子が無くなる → 行動(↑) → 好子がある】
 
【やがて嫌子が出現する → 行動(↑) → 嫌子がない】
 


この随伴性、言ってみれば行動の前後の変化が無いにもかかわらず、行動が強化されるので客観的に周囲から見れば・・・

行動の前後に変化がないのは何も利益を求めていないように見える』から
”スバラシイことをやってる” ように周りからは目に映る。

でも実際は
なおさなきゃならない・・・
頑張らなきゃならない・・・

それは正の強化行動じゃなく、阻止による強化行動で、強迫的な行動。

必要以上に【鍵を閉める行動】を何度も確認したり、気にしたりする強迫性障害も同じですね。
 

【やがて金品が無くなる → 鍵を閉める(↑) → 金品がある】
 
【やがて泥棒が出現する → 鍵を閉める(↑) → 泥棒がいない】



最初から
好子が無くなるのを恐れ
嫌子が現れるのを恐れ


使命感 で行う行動。

自信の表れでもなければ、幸福感も得られない。
正の強化による行動でもないのに正の強化であるかのように振る舞うのは自信がないから。
人は自らの心に騙される。



正当化 とは 正の強化の正なのかもしれませんね。

阻止による強化だったりするにもかかわらず、あたかも自分のやってる行動は正の強化だ!と自分自身に言い聞かせてる。

まさに【正】だと【当】てはめてるような気がします。


上手に自分の行動を分化強化(正の強化)出来る人、自信のある人はそういう行動に偏らない。

 
耳が痛い方、多いのでは?
正の強化ってもっと楽なもんですし、もっとシンプルですよ。
その状況、その状態、をどう楽しめるか、前向きに考えられるかです。

阻止の強化行動が絶対悪いとは言いませんが(どんな人でも少なからずありますから)自分分析してみて圧倒的に好子量が少ない、つまり正の強化による行動が明らかに少ないとマズイかもしれませんね。

うーん
スッゲー平たく言えば、今現在『楽』じゃないとか『楽しく』ないな~と思ってるなら正の強化量は少ないでしょうね。



 
 
 
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2016-03-15 19:37:17

☆関係☆

テーマ:〓犬日記〓
長いので久しぶりにブログにて(ノ´∀`*)


結局は行動分析って

『関係の科学』
 

犬 と 人

犬 と その周囲の環境(刺激)

Y と X の関係性

従属変数 と 独立変数その他変数との関係性
 


ようするに関数ですね。
 

犬の行動に影響を与えてるのは環境(人を含む刺激)
 

では、その『人の行動』は?
犬から影響を受けることもあれば、その他周囲の環境から影響を受けますよね?
 

近隣から犬の要求吠えがウルサイ!と言われれば、飼い主さんの行動は犬が吠えれば構う対応をし、吠えが強化されるかもしれません。(要求に対応する行動をしてしまう)
注意されるという嫌子から避けたいが故に間違った対応、そういう行動をしてしまう。

逆に大激怒で犬を叱り、犬の吠えを弱化させるかもしれません。
この場合は止むかもしれませんが、飼い主さんの叱る行動が ”吠え止む” という好子によって強化されるかもしれません。

同じようにトリマーさんに 『早くしてください!』 と焦らせるとトリミングが荒くなり犬が怯えるような強刺激になるかもしれません。
 


関わり・・・
 
刺激の強度が行動の生起率に影響している。
その行動もまた誰かから見れば刺激として映り、その誰かの行動に影響する。
 
つまり、インタラクション です。
 
私的反応だけならそれは観察できるのは本人だけですから、インタラクションは起きにくいでしょうけど。

つい、うっかり、叱ったり、イラッとしてしまい行動に出たり・・・
誰にでもあること。
 
私も多々あります^^;
 
※イライラなどの私的刺激は私的反応としても機能する場合があります。
 


ですから、こういう時、どこかでまだまだ犬の行動を良くしよう!と躍起になってる自分がいる事に気付かされます。
勿論、良くしていくのですが、そういう事に躍起になってると私的刺激、この場合、確立操作などによる(段々とイライラして嫌悪感になるとか)影響を受け同時に『嫌に思う』という私的反応が強化されるため、犬の行動を良くする云々の以前に・・・
自分自身の私的反応である『嫌に思う行動』を良い方向へ向かわせる必要があるんでしょうね。



そこで行動分析のもっと深い話。
 
行動分析は三項随伴性という概念によってオペラント行動を説明していきますが、スキナー博士は『言う』『書く』などといった行動も【言語行動】として定義し、研究対象にしています。

行動分析学を基に関係フレーム理論やアクセプタンスコミットメントセラピーなどカウンセリング体系に利用されます。
 

マンド、タクト、エコーイック、テクスチュアル、イントラヴァーバルなどなど
様々な概念がありますが、長くなるので全ては書きません。
 

たとえば、マンド は簡単にいえば要求による言語行動です。
AさんがBさんに 『○○してくれ!』 といえばそれはマンドによる言語行動。
マンドの特徴は制御変数が確立操作であることです。
要求をする、命令をする、ということは飽和しているか、遮断しているかなわけで、行動後(発言後)の好子等の確立操作に制御されています。
『お腹すいた!』というマンドは
 



確立操作遮断化
 
食事の遮断
 
 
 
食事なし → 『お腹すいた!』(↑) → 食事あり
 



こういう随伴性ですね。
 
先程のインタラクションでの話の中でもありましたが『躍起になって犬の行動を良くしようとする』どうしても出来ない時、うまくいかない時 イライラしてきます。
このイライラが私的刺激であり確立操作
そしてその制御を受けて『オスワリしなさい!!』と口調を荒げて言う行動(マンド)をした場合、犬が実際に座ると?



 
確立操作遮断化
 
イライラ
 
 
  
座らない → 『オスワリしなさい!!』(↑) → 座る
 
 
 



犬が座るという好子を ”イライラ解消” と同時に獲得してしまうわけです。
つまり、この時の犬のお座りの好子効力は非常に高く、『オスワリしなさい!!』という言語行動をより強めてしまうわけですね。
これが下の②の随伴性へと繋がっていきます。
 



そして タクト。
タクトは環境の出来事にふれ、それを報告したり、記述したりする言語行動です。
『○○しといたよ』 『あの店って美味しいよ』など。
環境の出来事、特徴等が弁別刺激になっています。
 



弁別刺激
 
○○した出来事
 
 
 
称賛なし → 『○○しといたよ』(↑) → 称賛あり



 
では、他の言語行動は長くなるので省き、インタラクションの話へ戻します。
 
話し手の言語行動を聞き手がオペラント行動を介して強化するのは話し手の言語行動が聞き手にとってSD(弁別刺激)として機能しているからです。
他者にとってSDとして機能するものを生み出す限り、そのようなオペラント行動は言語行動としての側面があるといえます。
言語行動の定義は非常に広く、指を差す、ウインクする、プレゼントする、全て言語行動です。
また、花火を上げるのは一人で楽しむなら言語行動ではありませんが、人を楽しませるなら言語行動としての側面もあります。
 
 

人が犬に『オスワリ!という行動』はマンドですね。
そのマンドによって犬が座ったと勘違いしてしまえば、人はオスワリ!と言う行動を強化していくでしょう。
ですから、多くの飼い主さんは犬は言葉を理解出来ると思い込んでるわけです。

また、出来ない時には口調が強くなり強く言う行動を強化していきます。
マンドは制御変数が確立操作ですからね。
 

しかし、犬自身はどうでしょう?
犬が『座るという行動』をしているのは何に制御されてるかというと弁別刺激です。
確立操作ではないんですね。
 
お腹が空いた(確立操作によって)から座るわけではありません。
オスワリの合図(弁別刺激)によって、座れば、オヤツがもらえるとか褒められるなどの好子を獲得出来ると学んだから座るわけです。(①正の強化)
もしくは、口調が強いオスワリの合図によって、口調が強い合図は『嫌』だから、座れば、強く言われなくなる・・・
つまり、嫌なことから逃れられる②負の強化によるお座りですね。
 
 




 
弁別刺激
 
オスワリ!!
 
 
 
オヤツや褒めなし →  座る(↑) → オヤツや褒めあり
 
 
 



 
弁別刺激
 
オスワリ!!(嫌)
 
 
 
嫌な口調あり  →  座る(↑) →  嫌な口調なし
 
 
 



そしてもう一つ。
マンドやタクトには ”拡張” というのがあります。
いわゆる『般化』ですね。
 

お父さんに言う行動が同じことをお母さんに言う行動へと拡がったのなら拡張です。
 

背もたれのある黒いイスを見て
『イス!と言う行動』はタクトですね。

では、背もたれが無いが大きさや色は先程とおなじような物体を見て
『イス!という行動』が強化されるなら隠喩的拡張タクトと言います。
※他にも拡張タクトはありますが省きます。
 

隠喩的拡張タクトは関連刺激特性を少なくとも一つは備えているが、全ては備えていない刺激への拡張タクト。
 
隠喩的拡張タクトはようするにメタファーですね。
『人生はドラマのようだ』 『雪のように白い肌』 など。
隠喩は哲学や文学では欠かせないものですし、それにより人は心を魅了され、共感を抱くことも多いでしょう。
 
ですが、これが少し厄介で。
正しいタクトとそうでないタクトの弁別訓練ができていないと、その後、間違ったタクトでどんどん拡がってしまう危険性を孕んでます。
 

たとえば、動物番組での
『どんなダメ犬でもすぐにお利口になる!』などのフレーズ。
 
『リーダーになれば』などのフレーズ。
 
『愛情さえかければ』などのフレーズ。
隠喩だらけですね。
 
”ダメ犬” とか ”すぐに” とか ”お利口” とか ”リーダー” とか ”愛情” とか。
 
ぼんやりしてる。
人によって捉え方が変わってくる。
 

【ダメ犬、お利口、リーダー、愛情】 
なんてのは隠喩的拡張もしくは換喩的拡張タクトですし
【すぐに】 
なんてのはマンドですよね。
 

芸術や文学などといった分野では抽象的な表現やメタファーは絶対に必須です。
そうじゃないと面白くないですからね。
 
ですが、飼い主さん自身が正しいタクトを自分自身で弁別訓練、つまり、一方は強化し、一方は非強化することでリテラシー能力を身につける必要があるわけです。
そうでなければ、『犬にオスワリ!!と強く言う行動』のマンドのような言語行動が強化されてしまい、犬は負の強化(渋々)によって望ましい行動をすることが増えることに繋がりますし、某動物番組のように間違ったタクトで他の飼い主さんに『伝えていく行動』も強化されるでしょう。

人の言語行動はルール支配行動です。
犬の行動は随伴性形成行動です。

この二つの行動の学習獲得システムは基本的に同じでも随伴性の機能は全く異なります。
そしてこの二つの行動も相互作用によって影響を受け合っています。

さらに深くなると、言語行動や言語の機能についてはどのように人が概念を形成していくか?反射性、対称性、推移性、等価性、といった『刺激等価性』の話しまで出てきます。
勿論、これらも
任意の事物・刺激間に成立した機能的な交換可能性を指し、その成立した『関係』に焦点を置いています。(等価関係とも呼ばれます)
(興味のある方は調べてみてください)

これだけ考えてもどれだけ複雑に 『人と犬』 が互いに影響し合って『関係性』を作り上げているかわかりますよね?

 


ダメ犬って何がどこまで出来なかったらダメ犬なのでしょう?
すぐにってどのくらいの時間を基準にすぐになのでしょう?
お利口ってどこまで出来ればお利口なのでしょう?
リーダーって何をもってリーダーとするのでしょう?
愛情ってどこまですれば愛情と言えるのでしょう?
 

明らかに客観的に見て、他の飼い主さんより愛情を注いでるにも関わらず、その愛情を注いでる飼い主さんに咬む犬もいますし、全く言う事を聞かない犬もいます。


疑問に思ってください。
もう少し深く考えてください。
知ろうとしてください。
興味を持ってください。

そして、先入観
、バイアス、ステレオタイプにとらわれないでください。
誤謬や詭弁といった論理的思考に偏らないでください。
クリティカル・シンキングを持ってください。

 

難しいからといって、複雑だからといって、私には出来ないからと決めつけて
逃げないでください。
その決めつけは犬はこうだと決めつけてるのと同じことです。
レッテルを貼ってるのと同じです。

『一方的に』 ”自分勝手に解釈してる” のと同じです。

 
犬ときちんと『相互的に』丁寧に向き合ってあげてください。




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2016-01-01 19:48:02

☆謹賀新年☆

テーマ:〓犬日記〓
謹んで新春のご祝詞を申し上げます。

昨年は格別の御厚情を賜り、厚く御礼を申し上げます。
今年は新たな目標に向かって尽力に努める所存でございます。

皆様のご健勝を心よりお祈り致します。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。



2016 1月1日

(株)インタレスター
Mutual Bond
代表取締役 松田 辰也



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2015-12-22 03:10:22

☆嗅覚と脳☆

テーマ:〓犬日記〓
少し長いので久しぶりにブログにて(`・ω・´)ゞ



一般的に知られている 『人と犬の決定的な違い』 と言えば

『嗅覚』 でしょう。


ですが、この嗅覚、どこまでわかっているか?
と言われればなんとなくしかわからない人も多いのではないでしょうか?

そこで、少し掘り下げて。
(一部ウイキペディアから引用しています)



まず、嗅覚とは鼻の中に広がる「嗅粘膜」に存在する「嗅細胞」が「臭い分子」を受容し、その化学的な刺激を電気信号に変換して「脳」に伝えることによって、脳が「臭い」を感知することをいいます。
臭いを嗅ぐ能力は、鼻の中(鼻腔内)の嗅粘膜の広さと嗅粘膜上の嗅細胞の数によって決まります。犬の嗅粘膜はヒダが多くて、表面積がとても広く、人間の10~50倍といわれ、また、嗅細胞の数も、人が約 500万個なのに対し、犬では約2億個と推測されています。
ブラッドハウンドなどでは3億とも言われますね。




そして、その【脳】のお話。
臭いに関する情報を脳に伝えるというこの【脳】というのは具体的には『扁桃体』です。
いわゆる原始的な脳といわれる 『大脳辺縁系』 の一部とされる部分。

その扁桃体は大別して主核(外側基底核と基底核)とそれを囲む発生学的に古い亜核(背側に中心核、背内側に内側核、内側に皮質核)から成ります。
皮質核は嗅覚とフェロモンの処理に関わっていて、皮質核は嗅球と嗅皮質から入力を受けています。
扁桃体の外側部は残りの基底外側核と中心核、内側核に信号を送っていて、感覚系から入力を受けています。
中心核、内側核は基底外側複合体からの主な出力先であり、ラットやネコにおいて情動の喚起に関係しています。

ヒトを含む高等脊椎動物において、扁桃体は情動的な出来事に関連付けられる記憶の形成と貯蔵における主要な役割を担います。



恐怖条件づけの際、感覚情報は扁桃体の基底外側複合体、特に外側核へと送られ、そこで刺激の記憶と関連付けられます。
刺激と予測される嫌悪的な出来事との連合は、持続的な興奮性シナプス後電位によりシナプス応答性を上げる長期増強を介して行われます。

外側核のシナプス応答に刷り込まれている情動的経験の記憶が、扁桃体の中心核との接続を介して恐怖行動を引き起こします。
中心核は、硬直 (freezing) や呼吸と脈拍の増加、ストレスホルモンの放出などの多くの恐怖行動の産生に関係している。扁桃体の損傷は情動的応答の古典的条件づけの一種である恐怖条件づけの、獲得と発現の両方に障害を起こします。
(シナプス可塑性・ヘッブの法則)


ちなみに・・・
両側の扁桃体が破壊されたサルは、対象物の生物学的意味認知が障害され、食べられないものでも手当たり次第に口に運んだり(精神盲、口唇傾向)、同性に対しても交尾行為を仕掛けたり(性行動の亢進)、以前恐れていたヘビやヒトに平気で近づく(情動反応の低下)ようになる。こういった症状をクリューバー・ビューシー症候群と呼ぶ。



以前もお話しましたが

臨界期を過ぎても変化する神経細胞の話。
http://www.riken.jp/pr/press/2010/20100127/digest/

臨界期の開始がいつなのか?のお話。
http://www.riken.jp/pr/press/2013/20131003_1/digest/

これらは抑制性神経細胞と興奮性神経細胞のお話です。


そしてもう一つ。

動物は一般的に下等であると同時に大脳辺縁系を主に活動させ行動します。
それが高等な動物(哺乳類など)になればなるほど大脳皮質を使うようになり、その神経細胞の量もマウスでも1400万個、ヒトの場合160億個も存在します。
この大脳皮質の細胞の約20%も占めるのが抑制性神経細胞で、その役割は興奮性神経細胞を抑制するためと想定されていましたが、具体的にどのように制御しているのか?はわかっていませんでした。
ですが、なぜ大脳皮質の神経細胞が多いのか?の理由を発見したそうです。
それを書いた記事がこれです。
http://www.riken.jp/pr/press/2014/20141121_1/digest/




臭いの話から、少し話がソレましたが、脳、大脳辺縁系、大脳皮質、抑制性や興奮性の神経細胞の事をこうやって考えると、私達人間より当然、大脳皮質の神経細胞は少ないであろう犬は抑制性神経細胞の活動も困難なのでは?と想像がつきますし、そうなれば興奮性神経細胞を抑制することが難しくなるのも想像できます。

また、恐怖条件づけは興奮性シナプス後電位により、『長期増強』を介して行われる・・・とあるようにこの『長期増強』も『長期記憶』と多くの共通点が存在するため、長期増強は学習の細胞学的メカニズムの有力な候補となっています。
例えば、長期増強と長期記憶はともに、急速に開始され、新しいタンパク質の生合成に依存していて、連合性をもち、何か月もの持続が可能であるなど。
そう考えると一度、学習された【恐怖】は長期記憶(海馬)へと保存され忘却されにくくなるのも頷けますから、正の弱化を当たり前のように大脳皮質がヒトほど発達していない犬へ使うというのは危険なのもわかりますね。



では『嗅覚』の続きを。


初めての食べ物を食べたあとで、体の調子が悪くなれば,その食べ物の味を長く記憶にとどめ、二度と同じものを口にしない。
この現象は1回の食経験により獲得される学習効果であり、我々が日常の食生活で示す好き嫌いや偏食のもとにもなっています。
動物実験においても容易にこの学習を獲得させることができます。すなわち、未経験の味を有する溶液(条件刺激 CS)を摂取させたあとで、胃腸障害を引き起こしたり、嘔吐中枢を刺激する薬物(無条件刺激 US)を注射すると、動物はCSとUSの結びつきを学習し、次にCSを与えてもその味を手がかりとして摂取を拒否します。
CSはUSに先行する必要があり、この学習は古典的な条件づけ学習と相同です。
これを味覚嫌悪学習(ガルシア効果)といいます。


この学習は、味覚情報と内臓感覚情報の脳内連合学習の結果、生じることを動物行動実験により明らかにしたことによります。
彼ら(ガルシアら)は、また、光や音刺激と電撃との連合学習は容易に学習されるが、これらの刺激と味覚との関係は学習されにくいことを示しました。
さらに後年になって、におい単独刺激では、内臓感覚との間で学習は生じにくいが、においと味を同時に呈示したあと、不快感が生じると、におい単独刺激に対して強い嫌悪を示すようになる現象を見出しました。
これを 『味覚増強性嗅覚嫌悪学習』といいます。

これは島皮質から扁桃体基底外側核への味覚情報の入力によって扁桃体基底外側核で嗅覚と内臓感覚との連合が促進され味覚増強性嗅覚嫌悪学習が成立することがわかっています。


こういったガルシア効果や味覚増強性嗅覚嫌悪学習などのこと、冒頭でお話した犬の嗅細胞が2億や3億(ヒトが500万)といった事を踏まえると、犬も学習によって 『嫌いな物が”容易に”出来上がる』 ことがあったり、臭いに対して強い嫌悪感を学習によって”容易に”獲得してしまうこともあるのでは?と考えられますね。


(文献等は理化学研究所のプレス、ウィキペディアを引用させていただいています)
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2015-10-08 09:29:00

☆正の弱化(罰)には正当性は無い☆

テーマ:〓犬日記〓
またメッチャ長いですがw 大事なことなので!


いまだに『罰』という正の弱化に依存する訓練士やトレーナーが多くいることは悲しいですね。


『危機意識が低いからだ!』

という言葉(言語)はマズイですよね。
確かにねそういう飼い主さんもいますが。

この言語でまた飼い主さんの負の強化による行動が強化される率が増える。

たとえば・・・

人任せ行動。

我が子ですよ?訓練士に丸投げ?

そしてなぜか?飼い主にはやってるトコを見せられないという事が多い。
見せられないような方法を正しいと主張する、それが正当化っていうんですよ。

人の子もそうするのかな?

そうじゃないでしょ?

訓練士とかトレーナーってさ、行動変容の『方法を教える』とか『向き合い方を教える』のが仕事でしょ?
で、その行動変容ってのも

本当は
『犬の』ではなくて
『飼い主さんの』でしょ?

人任せ行動が当たり前になるから自分の責任感が薄れてくる。

訓練士がなおしてくれる!となると一見、気が楽になったかのように思える。
でもそれ、ただ楽な道を選択しただけですから。

犬と共に学び、犬とともに歩み、犬と共に生活する本質的なものを選択しているわけではない。

険しいですからね。そういう学びの道って。


飼い主さんがね、そうやって負の強化(回避行動)ばかりしてるから
犬もまた回避行動、ちょっとでも嫌だと咬む、逃げる、といった行動に出ちゃう。
インタラクションなんですよね。犬と人の行動は。

同じことしてる。

『一緒に』 【乗り越えて】 来なかったってこと。
『一緒に』 【嫌なことは避けて】 来たってこと。




ウチは根本的に考え方が違う。

飼い主さんに
いきなりこうしなさい、こういう風になりなさいって今までと真逆な事言われても無理でしょ?

咬む子や吠える子は問題だから、そのプログラミングをトレーナーにプログラムし直してもらおう!
という飼い主さんはお断り、もしくはその考え方を行動分析にてゆっくり変えていただく。

なので、大切なのは犬の行動を変えることではなく

まず ”最初の取り組み” は 『人の行動という犬から見た一番の影響力のある環境』
そして、それ以外の環境。

これを変えていく。


今のその子に合った(良い行動が現れやすい)環境があるはずなんです。

義務感にかられてませんか?
犬は必ず毎日2回散歩しないといけないとか
絶対横にピッタリついて歩かせないといけないとか
人より先にご飯を与えてはいけないとか
引っ張りっこは勝たないといけないとか

飼い主さんがそうしないといけないと思うこと



飼い主さんが服を着せたい
カットはこうしたい

とかが大切なのではない。

本当に大切なのは

犬が本当に望んでることを知ること。



そして、その犬が望んでる事を観察で見抜いていき、それがわかってきたら
その【望むこと】に対してしている行動を確認。
その行動が今度は人から見た時、許容できる行動かどうか?を評価する。


つまり

飼い主さんの求めることと犬が望むこと
これらに折り合いがつく環境を設定していくこと。




何度も言いますが
こういう環境を設定することは
【急に】【簡単に】は出来ません。

『環境という変数』には『飼い主さんの思考という変数』も含まれるからです。


急に考え方を変えなさいと言われても無理でしょ?
習慣化された飼い主さんの行動を変えてくださいと言われても難しいでしょ?

でもね、問題行動の原因のほとんどがソレなんだからそれに気づいてもらうのが目的でもあるんです。


犬は動物、命です。

AIBOのようにトレーナー(プログラマー)に預けてなおしてもらうモノではないんです。

責任を感じるのであれば飼い主さんが学ぶこと、学ぶ行動を示すことが大事なのでは?


大切なのは問題行動が周囲に悪影響を与えないような環境設定を作り、そこからやり直せばいい
という心構えと犬が今出来、許容できる行動が起こりやすい環境を設定するための知恵や工夫、スキルを身につけるための ”学び” の習得です。




では、いまだに矯正訓練として罰を主軸とした方法で咬む行動、その他問題行動をなおすトレーナーさんへ。

おそらくリーダーやボスという『説明(抽象)概念』が抜けていないんでしょう。

お父さんには咬まないけど他の家族には咬むというのをいまだにお父さんはリーダーになってるから咬まれないなんて都市伝説的な事を信じてやってるんでしょう。
それを【弁別】って言います。

ではなぜそういう事が起こるか?というと。

平たく言えばお父さんが正の弱化(罰)を使うから。

まず正の弱化随伴性によってSDお父さんに対しては咬む行動が弱まります。
で、それを繰り返していくとお父さん、お母さんが一緒にいる時、同時弁別下ではお母さんは叱らない人だとすると

分化弱化が起きてお母さんには咬む行動が復帰します。
また、継時弁別下(多元スケジュール)では同じくお父さん以外、叱らない人だらけで確立操作によって複数(お父さんVr・それ以外Vr)の随伴性に行動対比が起こります。

ここまで考えると一見、叱れていないお母さんや他の家族が悪いと思われる。

正の弱化(罰)を使えないお母さんやお父さん以外の家族は『甘いというラベル』が貼られる。
そうじゃないんですね~逆。
咬まれても叱る、罰することはしない。
弱化(罰)を不用意に使うからこういうハッキリとした現象が起こりやすくなる。
とはいえ、問題行動を見逃すわけにはいきませんよね?

手を引けば?負の強化で咬む行動は強まるから消去が望ましい・・・
けど、それはなかなかできませんよね?
子犬なら話しは別ですが成犬ともなれば痛すぎ^^;
ではどうするか?

そもそも『どの時に咬むのか』というその他のお母さんや他の家族という変数以外の変数を考えなきゃいけない。
たとえば、『触る』という変数で咬むのか、『ブラッシング』という変数で咬むのか『爪切り』という変数で咬むのかなど。
もっと細かいこと言えば、触るにしても特定の場所というのも考えられるし、床でなら咬むけど、テーブルの上でなら咬まないのかもしれない。
それも全て弁別。

具体的に何が咬む行動の弁別刺激SDになってるのか?観察すること。
そして咬んだ後に周囲はどう変わったか?を観察すること。
さらに咬む行動というのはほとんどが(この場合)

『負の強化である嫌子消失の強化』であることが多い。
つまり、本気咬み。それが嫌なことから逃れるための咬み。
ちなみに甘咬みは正の強化、要求してくる咬む行動ですから全く意味が異なる。

たとえ痛いほど咬むことがあってもですw
程度が【甘い】咬み・・・ではなくて
【甘えてくる】咬み・・・ですから要求。

これは動機(後続事象)が異なるのでまた別の対応ですが省略します。


本気咬みは
てことは、行動【後】に嫌なことが無くなる。
てことは、行動【前】に嫌なことがある。
てことは?その行動を起こす前の『嫌』である刺激を『嫌でない』ようにする手続きが先に必要になる。
ね?【乗り越える】でしょう?

正の強化ってのは決して飼い主さんに甘くはないってこと。
むしろ、正の弱化に依存してる人ほど自分に甘い。



もう勘のいい人はおわかりのハズ。

支配性理論、リーダー、ボスという意味不明な話は
この負の強化、嫌子消失の強化によって、嫌なことから逃れるために ”仕方なく行ってる良い行動” なんですよ。
だから、そういう話(リーダーやボスという意味不明な話)が『無い』という事じゃない。
原理上で言えば負の強化学習というだけの話。


A『嫌なことから逃れる事を目的としたオスワリという行動』
B『良い事が与えられるから望んでする目的を持ったオスワリという行動』


どちらも表面的には同じ【オスワリ】という行動。
でも
目的が違う。
動機が違う。
心が違う。


Aが負の強化による良い行動。
Bが正の強化による良い行動。



同じ良い行動に『見えたとしても』も本質的に異なる。

見た目、形式だけに騙されないようにお願いします。



Aを中心として良い行動を強化したとしてもそれはどっかの国と同じ。
従わせてる。昔の日本もそうでしたが。

この負の強化によって良い行動をさせてる・・・事を原理も何も知らない、気づかないで自分たち(人)が行った事(罰などの方法)である独立変数の影響を受けた従属変数(犬の行動)が良い方向に向かったかのように見えてるから、『ほら、リーダー論は正しいだろう』と正当化しはじめる。
実はね自分がやった行いによって自分が騙されてるんです。

正の弱化(罰)で悪い行動を一方的に封じようとすると
封じることは出来ます。即座に行えば。
強化随伴性であろうと、弱化随伴性であろうとおよそ1秒も満たないのが

【A先行事象 → B行動 → C後続事象】 の随伴性の流れ。

Bで問題行動、Cで罰・・・それが繰り返されると頻度の原理等によって刺激反応連鎖が起こり、Cの罰という嫌子は価値変容の原理で習得性嫌子Srとして条件づけされ、SDであるAの先行事象と同じ機能を有することになる(刺激の二重機能性)

①《SD → B → Sr →》
②《SD+Sr → B → SD+Sr》 → ・・・ 



最初の《 ① 》までが1秒も満たないで次の《 ② 》も同じく。
なので①②が続けて連鎖強化されれば2秒程度の間に最初のBの行動は弱化され、次のBの行動は強化される、下記のような感じで。


 SDお父さん
《叱らない  → 吠える(↓) → 叱る(Sr) → 》正の弱化

 SDお父さん
《叱る(Sr) → 座る(↑) → 叱らない》→ ・・・負の強化



この2つの随伴性が連続して起こる間、およそ2秒もかからない。
吠えた、叱った、止んだ、座ってる(止んだんだから別の良い行動)叱らない。
で、座る行動が強化されてる、という事に叱った飼い主さんやトレーナーは見事に気がついていない。
あまりに早く、それが繰り返され強化されるから。

自分の言う事を聞いたんだ、自分が魅力的な飼い主だから聞いたんだ、と勘違い。
犬は叱られないようにするために、嫌だけど仕方なく(負の強化で)言う事を聞いてるんです。
飼い主が魅力的で犬が自発的に従うのであれば、正の強化随伴性になるはずなんですね。




他のトレーナーに咬む犬をなおせないのに手を出すな!とか聞きますが・・・
たしかに褒めるとか陽性強化と言いつつもメチャクチャな事言ってるトレーナーも多いのはたしかでしょうけど、叱りや罰を正当化してなおすトレーナーはもっと素人同然。

短期的結果(良くなるという報酬)に誘惑された情けない心の持ち主。
弱い人ほど暴力という名の体罰(正の弱化)に依存して相手(犬)を虐げようとする。
時間はかけてる!と言いながらも6ヶ月?いや1年?
そんなの問題行動の程度によっては超短い方。
ましてスモールステップの原理が必要なのにそうすると時間がかかるもんだから【スモール】ではない手続きをしたり?
それで出来ない子は犬のせいにしたり?

取り組むってのは問題の犬と向き合うってこと。
きちんと姿勢を犬の方に向けるだけでも時間がかかるわけです。



叱りや罰を使って『犬の行動 ”だけ”』なおそうとすれば結果が出るのは早いし、すぐなおる子も多いのは事実。
だから正の《弱化》って言うわけだし。

そんな方法、犬を飼ってれば誰でも知ってる。
まして、プロと名乗る人は誰でも経験してる。

それでも叱ることや罰に依存せず、小さなお子さんにも見せられる方法、つまり正の強化で時間をかけて犬と飼い主さんと向き合いながら考えていくのがトレーナーの仕事じゃないの?

世にいるほとんどのトレーナーって支配性理論であるリーダーやボスって方法論を経験していますよ。
だから正の弱化の効果もわかってる人は多い。
でもあえてそれは使わない。
リスクが高いことがわかったから。

勿論、正の強化で・・・って言っても明らかな飼い主さんへの説明不足もあるでしょう。
講習会などせずに技術先行でサービス提供しようとするとおそらく誤解を生じる。
技術先行になると圧倒的に時間が足りませんからね。理論を説明するのに。
簡略化し過ぎると必ず誤解を招くのが論理実証。

犬の行動を先になおす?
それって相手(犬)にお前が『先』に譲歩しろよって言ってるのと同じ。
まあ、他の国との外交でもすぐ失敗するパターンですね。
折り合いをつけようという姿勢がない。
教えてる、育ててる側が人間側なら『先』に譲歩するのはコチラじゃないの?

人が犬に歩み寄ることが先じゃないですかね?
そこから話が正の強化への道へ進んでいくものです。

どうやって正の強化にて正解の行動へ導けるか?
みんなで考える時代なんじゃないですかね?
どっかのお国と同じでいいんですか?
するな!するな!と奪うことばかり考えていませんか?
モノじゃないですよ、時間を奪うってこと。

教え手(人)は犬(学び手)に教わってるんです。

正の弱化という罰へ依存するトレーナーや飼い主さんは
私にはこのスキルしかありませんと言ってるようなもんです。

正の弱化(罰)で問題行動を減らすよりも正の強化で問題行動を減らす方がはるかに難しい。


発達障害、自閉症スペクトラム、ADHD、アスペルガーやその他、脳に障害を抱えてる子だとしたら?
今の犬を取り巻く社会でこれだけ遺伝的な疾患が増えてる子が多いわけでしょう?
脳にも重度なものから軽度なものまで遺伝的な疾患を抱えてるワンコさんでもかなりいると思いますよ。

そんな子でも
咬むから、吠えるから、問題行動起こすからって罰を?
人の子ならしませんよね?

トレーナーは罰を使ってもいいが、素人さんはやめてほしい・・・って
それって、オレは浮気してもいいけど、お前は浮気するなと同じことw

咬む犬をなおせないのなら手を出すな!と言うのなら
理論を理解出来ていないのに手を出すのもオカシナ話。


咬むことがなおりさえすれば(結果さえ良ければ)なおす方法は手段を選ばないというのは
お金を手に入れるという目的(結果)のために人を殺めるという手段を選んで良いということと同じ。


理論が理解出来ていないから一生懸命、自分の頭の中で起こってるパラドックスをなんとか自己解決しようと必死に言い訳を考える。
そして出した答えが理論でもない自分に都合が良い正当性を訴えた持論となる。
タブロイド思考の塊。
演繹思考の偏り。
バイアスや偏見、ラベリングの嵐。


演繹思考に偏った持論に集まる集団心理はオカシナ宗教と同じ。

理論 はそんな浅い、薄っぺらいものではない。

正の強化、負の強化、正の弱化、負の弱化、阻止の随伴性、付加的・内在強化随伴性、随伴性形成行動、ルール支配行動、刺激性制御、刺激等価性、弁別、般化、般化勾配、移調・頂点移動、継時弁別・同時弁別、連鎖強化、多元強化、確立操作、好子、嫌子、オペラント、レスポンデント、無条件刺激、条件刺激、中性刺激、馴化、脱馴化、制止、脱制止、ブロッキング効果、過剰予期、ガルシア効果、無誤弁別学習、フリーオペラント、分化強化、消去、復帰、対比、反応クラス、刺激反応連鎖、高次条件づけ、プロンプト、チェイニング、シェイピング、フェイディング、課題分析や機能分析、独立変数、剰余変数、従属変数などなど。

褒めたり、陽性強化、正の強化とうたった方法でなおらなかった・・・
そういう子がうちに(正の弱化メインでやってるトコに)来てなおりました!
だから褒めたり、正の強化はダメなんだ!という意見は
方法を無視した『なおったという結果論』に過ぎず、正の強化に対してただの否定であって批判的意見にもなりません。

だから危険。



もし、こういった学術や科学的方法論に批判的意見や疑問があるのなら

まず、先に行動分析学の専門書を数冊、認知心理学の本を数冊、基礎心理に関わる(研究法など)本を数冊、開いて見てください。
そして、それらをまず読んで、きちんと理解した上でこういった科学を否定ではなく批判(クリティカル・シンキング)してください。
勿論、バイアスがかからない、誤謬が入り込まないように持論ではなく理論的な批判です。



専門書は読んでないわ、きちんと理解していないわ、バイアスはかかってるわ、誤謬は入り込んでるわ、そうやって自己解釈で自己完結しちゃってるわ、そんな持論で正の強化での方法に対し否定的な意見を述べ、正の弱化での方法を正当化してもそれこそ詭弁。



先日もお話しましたね。
公認心理師法が可決されました。
これにより、心理師(士ではなく)が国家資格として動いていきます。

理論持論に置き換えて罰という正の弱化を正当化しながら飼い主さんを説得したり、犬の問題行動をなおしてる(実際は負の強化)ようでは問題行動を起こす犬・・・
ではなくて問題行動を起こしてるトレーナーになってきますよ。


究極、結局、一番大事なのは冒頭から言ってますね

姿勢

犬と向き合う 姿勢

そのために学ぶ、勉強する姿勢、持ってますか?



届いた~
一般書店には売られてませんが心理学ワールド。
面白そうなネタ満載w
薄いですが、12冊頼んだったヽ(=´▽`=)ノ


2015-09-26 08:50:56

☆詭弁・誤謬☆

テーマ:〓犬日記〓
久々にブログを更新☆

長いけど心理学のオモシロイ話をしますね (ノ´∀`*)



①『咬む犬を何匹なおした!』


矯正的な方法、罰を軸とした【方法】でなおしても
【結果】だけ良ければそれでいいのでしょうか?

そもそも、叱ることや罰することとは一体何か?という定義はご存知なのでしょうか?
というより、①を自慢する人は『罰や叱ること』の ”定義” を『自己解釈』で決めてる事に気がついていない・・・

大事なのは その方法が ”科学的” で ”エビデンス” があるかどうか?です。
エビデンスというのは結果が良い結果を生めばそれでヨシではないんですね。
その結果を生むためにあらゆる方法・プロセスがあるわけですが、その方法の中に


②【主観・先入観・バイアス・詭弁・誤謬】


等が含まれていないかどうか?
含まれないようにすることが大切なんです。

平たく言っちゃうと①という【結果】のために何らかの【方法】を用いる。
その時、②という変数が含まれていれば、それはほぼ『間違い』であるということ。
しかし、多くの人はそのミスに気がつかない。

ここでそういった変数を含ませないために大事なのは

【統計学】 です。

仮説検定、パラメトリック検定(f検定・t検定)など。


母数が極めて少ない100匹中80匹なおした!
なーーーーんてこと、科学の世界で通用しませんよ。
もしそれが1000事例だと=800になるか?というと、ならないんですよ。
母数が増えると確実に精度はあがる。
でもそれが良い方に向かうとは限らない。
まして、『どこまでを基準になおった』とするのか?の定義も考えると何が正しいかわからなくなる。
ちなみに心理学の多くは当然ですがいろんな検定を行います。
行動分析だと分散分析とかシングルケースデザインとか。

あと、『正の強化主体でやっても、なおらなかった子が来てなおった』
などというフレーズも問題がある。
これって逆もまた然り。
ウチでもそうですが、バリバリの矯正でやってなおらなかったからウチに来て、なおってる子もいます。


②のような
【主観・先入観・バイアス・詭弁・誤謬】
はどんな人でも起こりうるものですが、それを気付かずに・・・となると厄介なのですが本当に多くの人が気づかないでいます。
その中でも


《詭弁 と 誤謬》 について。


詭弁は長いけどオモシロイので下記のリンク先であるウィキペディアを読んでみてください。


→ 詭弁


●未知論証
●早まった一般化
●合成の誤謬
●ストローマン
●連続性の虚偽

など、うわあ・・あるある!と心当たりある方も多いのでは?


ただ、コレと少し意味合いが異なるのが【誤謬】ですね。
【詭弁】は ”意図的に” 発言者の欺く意思がありますが、【誤謬】にはそれがない。
つまり、論証過程に明らかな瑕疵(かし)があり、論証全体が妥当でないことを言います。

なので、支配性理論を推して、推して、推しまくる人は後者(誤謬)かなと。
意図的に欺くという人は少ないと思います。
誤謬により、論証過程(前提)に問題があり・・・


【前提  咬まない犬は良い子だ】
【前提  良い子は正しい】
【前提  咬む犬は罰すれば咬まなくなる】
【帰結  だから罰は正しい】



こんな感じになりますね。
これもウィキペディアにも記載されてます。

→ 誤謬


条件の相異や例外の存在を考慮に入れずに類推し(間違った類推)十分な論拠がない状態で演繹的な一般化を行い(早すぎる一般化)例外を無視した一般化を元に論旨を展開する(例外の撲滅)という ”非形式的誤謬”

演繹における非形式的誤謬は一見して妥当に見え、その主張自体は健全に見えるが、隠された前提に間違いがある。
帰納的非形式的誤謬は全く違ったアプローチが必要であり、論証に含まれる ”推計統計学的” な部分が問題となる。



ね?勝手な自己解釈で捻じ曲げちゃダメなんですよ。
エビデンス(証拠・論拠)が必要でそれは統計学や数学的にもどうか?ってこと。
勿論、法的にも倫理・道徳的にもです。

あと、少し話が変わりますがオヤツを使ってとか褒めてとかを
『甘やかして』と言う人がいます。

いやいや、そうじゃなくて (ノ´∀`*)

正の強化で良い行動を徹底的に増やしていく事って飼い主が物凄く根気と時間と労力と観察力が必要でしょ?
だって、その子が今出来るであろう行動は何か?という課題分析や機能分析に基づいた環境の設定と良い行動を見逃さず観察と強化を繰り返し、それらの過程の繰り返しによるスモールステップも必要ですから。

なので、『甘えられない』んですね、『飼い主』はw

でも罰してなんとかしようとする『飼い主』は?
そうですね、罰は短期的に効果がある事が多いもんだから・・・
『甘えることになる』んですよ、飼い主が『犬に』w


じゃあ、具体的に『犬を甘やかしてる』ってどういう事か?って言うと
A【望まない行動】に対して
【構ったり・声かけたり・オヤツだったり】の
”報酬と成り得るもの・事” を提示してるからその
【望まない行動】が強化される・・・これが『甘やかし』の正体。

でもきちんと教えないといけない事というのは?
B【望ましい行動】に対して
【構ったり・声かけたり・オヤツだったり】の
”報酬と成り得るもの・事” を提示して
【望ましい行動】を強化しなきゃいけないんですよね。


方法や前提の中に誤謬や詭弁を含ませないためにも統計学的な思考が必要なわけです。
別に統計学が出来なくてもいいですが、冷静に考えてみてくださいね。

罰を正当化することに詭弁や誤謬は本当に含まれていないのか?


飼い主は

何を見ないといけないか?
何を知らないといけないか?
何を学ばないといけないか?
何が正しく、何が間違いか?

見極める事が大切です。




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2015-05-31 09:17:12

☆お知らせ☆

テーマ:〓犬日記〓
~ 6月講習会お知らせ ~



〓 7日(日曜日)〓

場所  LEMON GRASS
別府市竹の内6-3
0977-80-1353


11時~13時 前編
13時~休憩1時間
14時~16時 後編

料金 前編2000円 後編2000円 4000円
食事・ドリンク等は飼い主様負担

※ カフェ施設内でのセミナーとなるのでワンコさんはお留守番でお願い致します。



〓 21日 (日曜日)〓

場所  ワンLove
大分市大字葛木1069


13時~ 前編のみ
※後編は受講希望者のみ後日

料金 前編2000円 
食事・ドリンク等は飼い主様負担

※ 講習会という性質上ワンコさんはお留守番の方が飼い主さんが落ち着いてお話を聞けると思います。





内容

応用行動分析学の基礎知識、行動と学習についての基本原理(ロジック)
環境エンリッチメントや動物福祉についてなど
行動分析学とは?心理学とは?科学とは?という基本的な部分のお話も簡単に致します。


追記

LEMON GRASSさんでの講習会6月分は満員となりましたのでご希望の方は7月分(7月12日予定)のご予約をお願い致します。(7月分もあと1~2名しか空いていません)
再受講したいという方も大歓迎です(`・ω・´)ゞ


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2015-04-20 23:44:24

☆想像力と観察力☆

テーマ:〓犬日記〓
さて、久しぶりのブログ更新です(`・ω・´)ゞ
文字の色分けがFBでは出来ないのでコチラで。



犬は人の 『思い』 が直接わかるわけではない。


人の『思い』という【動機や目的】によって ”起こる”『人の行動』 によって犬もまた行動を変化させ、学習するんです。


いつもいつも同じように
同じ位置、同じ距離、同じ角度、といった同じ視覚情報や
同じ周波数、拍節、高低といった聴覚刺激などを『手がかり』として
その時に『犬が行動』した後、犬にとって良い事や悪いことなどの結果が
『手がかり』と条件付けされてその手がかりが弁別刺激として機能しはじめることで犬は行動を起こす確率が高くなるんですね。


例えば・・・


呼ぶ
《A袋の音》
オヤツがない → 来る行動 → 【オヤツがある】




呼ぶだけで来ないのなら、袋の音を立てながらだと来る確率が上がる。
これは《A袋の音》が【オヤツがある】と条件付けされ弁別刺激となってるから。
そして、『犬が来る行動』の強化原因は
『オヤツがある ”から” 来る行動が強化される』ということで
オヤツがある ”から” という【動機・目的】が犬にあって行ってるということになる。


では、その《A袋の音》は誰が立ててるのか?というと飼い主です。
つまり弁別刺激Aは《飼い主の行動》ということ。
では、さらに掘り下げると、その飼い主の行動はどのように強化されてるのか?



犬が来ない → 袋の音を立てる行動 → 犬が来やすい



犬が来やすいという強化子、つまり『来やすい ”から” 』
という【動機・目的】が飼い主自身にあって袋の音を立てる行動を行ってるということになる。


もし、《A袋の音》という弁別刺激をフェイディングして
《名前を呼ぶ》だけで『来る行動』がしっかり生起するようになっても同じことです。



犬は人の心を直接、読み取るのではなく、犬は人の行動を『トンデモナイほど細かく観察』して行動をし、自身にとって得する事や安全な事などを優先的に選択し、行動し、その行動による結果の良し悪しの確率によって、以後、同じ状況(弁別刺激)で同じ行動を示す率が上下するというのが学習なんですね。



他の例では

ズボンの右ポケットから日頃オヤツを取り出して与える行動が飼い主さんにあるとします。
そうなれば、勿論、犬は飼い主が右ポケットに手を入れるとオヤツを期待して『来る行動』や『見る行動』が起こりやすくなりますよね?
では、飼い主の右ポケット付近が痒くなり ”痒いと思う” とどうでしょう?
実際に『ポケット付近をかく行動』をしますね。
または、タバコがそのポケットに入っていて ”タバコを吸いたいと思う” とどうでしょう?
『ポケットに手を入れる行動』をしますね。

そして犬は来る・・・オヤツがもらえると思って。
さらにそれらが実際にもらえる時もあればもらえない時もあるなど間欠的に強化すれば、ポケット付近をかいたり、ポケットに手を入れると必ず来るようになってしまいます。




では、なぜ犬が 『細かく観察するか?』 というと
自身にとって ”危険や損する事” からは避けたい、避けて生きたいというのが人も含めた動物の基礎心理です。

● 報酬の獲得が遅れるのも  ”一種の損” であり ”一種の罰”
● 危険な事、嫌な事から逃れられる事も  ”一種の報酬


こういった事を獲得することや逃れることを目的として行動を選択する。


【人は】
前から歩いて来る人がナイフを持って歩いて来てるとは『思わない』
襲って来るとも『思っていない』
車が自分に突っ込んで来るとも『思っていない』
バイクがぶつかって来るとも『思っていない』
ドライヤーは髪を乾かす道具だと『知っている』
ブラシも髪をとかす道具だと『知っている』
別の飼い主に連れられ近づく他の犬が前から来ても襲っては来ないと『知っている』

何を『思わない?』
何を『知っている』のでしょう?

危険であるとは『思っていない』んです。
安全であると『知ってる』んです。


【人は】
仕事をすれば給料がもらえると『知ってる』
給料がもらえれば好きなモノが買えると『知ってる』
生活も潤い、食べることが出来ると『知ってる』

得すると『知ってる』んです。


これらの多くは、【言語】によって詳しく知ることが出来た学習です。
ですが、犬は言語を理解出来ない。

犬に車やバイク、ハサミ、ドライヤーなどの用途が理解出来ますか?

だから、犬は言語に依存することではなく、
【周囲の環境の変化】 に依存せざるを得ないわけです。

その変化を万が一、見逃すと、自分にとって損することや危険な結果をかぶることになり兼ねないからです。

だから、犬は執拗に執着するように一生懸命に
周囲の環境を観察するんです。

その中でも一番、身近で犬の行動に影響を与える環境が ”飼い主” という環境ということです。

飼い主の動作、発言、
飼い主との距離、飼い主の左手右手や脚との距離や角度、それぞれを動かす速度。
同時に行っているであろう発言(音)の周波数や拍節など。

犬から見た世界とは・・・

飼い主がどのような動きをして、どのような発言をして、どのくらいの早さで変化をしているか?です。




つまり、犬の心がわかるかどうかは・・・

【犬から見た】『アナタ』『飼い主であるアナタが』【具体的】に想像出来るか》 どうか?です。




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