続けましょう。

今、明日美から質問がありました。
犬は耳が聞こえません。
ですから「お留守番ですよ」というようなこと言葉で伝えても
分からないんじゃないかという風な質問でした。

その際、どうやって犬に「お留守番」を分かってもらったらいいか、ということです。
いい質問ですね。池上さんです。笑

これはですね、犬は言葉を具体的に一つの象徴として理解しているわけではないんです。
「私と彼女は夫婦で、私と明日美は親子で・・」こう話しても犬には分かりませんね。
言葉を、抽象的な言葉を理解してはいないんです。それは脳の中に入っていないのです。
だから「留守番」という言葉も犬の頭の中にはないのです。
でも、「留守番だよ」「いい子で留守番してね。」というと分かるんです。


これはですね、その人と犬との長い間の関係、それから心の通い合いですね。
留守番をさせる時にはですね、飼い主は着替えるかもしれません。
おめかしをするかもしれません。車の鍵をとるかもしれません。
いろんなことをしますね。
それが全部犬の心に響いているんです。
それで、最後に犬の顔を両手ではさんで、
「ちょっと留守番してね。いい子だね。」と言ってあげます。
そうすると、何回かしているうちに留守番ということを
理解すると思いますよ。
そういう賢い犬はたくさんいますし、
特にこのボーダーコリーは
そういった点に関しましては天才的なんですね。
人間と働くため、人間と共同生活をするために、鍛えられた犬なんです。
だからね、人間のそういったムードが、非常によく分かる犬なんですね。

きっと今にびっくりするようなことがありますよ。
「あそのこ隅にあるそのぬいぐるみ、持ってきて。」「スリッパ、ここに運んできて」
と言ったら一回も言ったことがないのに、
その犬がすうっとそれをやってくれることだってあるんですよ。
これはね、ボーダーコリーの特性なんです。


これはね、やってみてくださいね。
耳が聞こえない、ということをあまり意識しないでいいいんです。
私は、いろんな人とつき合いますでしょ。
アフリカ行きますね。外国人とまったく会ったことのない人とつきあいますね。
その時にね、お互いもう言語が通じないんですから、耳が聞こえないのと同じなんですよ。
そうでしょう?
それが表情とか、手振りとか・・

「おう、あそこの果物、ちょっと取ろうよ。」
これ、日本語で言っても通じるんですよ。
それとおーーーんなじなんです。犬は。
そのコツをつかんでください。

僕は、象でこんなことがあったんですよ。
スリランカ一の象の調教師でね、「俺は一番だ!」という人がいたんです。
でね、それが象を見ててね、
「一つできないことがある。今、日が燦燦と射しているけど、あの象を呼んで、“俺に日陰を作ってくれ”と言っても俺にはできない。」と言ったんですね。

僕ね、それを聞いて、やってやろう、と思いましてね、象に向かって
「おいで、おいで、メヒダ」そう言いましてね、座り込んで象を呼んだんですね。
来たんですね。日陰作ってくれたんですね。
こういうことってあるんですよ。

それは、「心と心を通じさせる」ことです。
そして、体全体を使ってものを言うこと、ですね。
そのことをトレーニングしてくださいね。これは色々な時に役に立ちますよ。
旦那さんと会話するときにも、これはすごく役にたちますよ。笑
がんばってくださいね。

 BYムツさん 畑 正憲

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