GIMでいうイメージは、視覚的ないわゆる「イメージ」に限らず、
体で感じる感覚であったり、直感であったり、感情もイメージとして
とらえます。
GIMの体験は人によって異なるため、どのイメージが出てくるかは
始めてみないとわかりません。
普段、視覚的イメージ中心の方が、ある日ふと身体感覚的イメージを
感じることもあります。
  
GIMのイメージの話をするとき、一番わかりやすいのが
視覚的なイメージだと思いますので、今日はそのお話。
   
GIMをしていていつも感じることは、人の心の風景の美しさです。
GIMはリラクセーションではないので、良いイメージだけが
出てくるわけではありません。こちらからイメージを示唆する事もありません。
 
 
GIMでは、心の状態が音楽を通して映し出されてきます。
例えば、ある20代の女性の場合。
彼女は人生の方向性を見失って悩んでいました。
自分は一体、なんのために今の仕事をしているんだろう。
そう感じていました。
 
 
音楽を流し始めた時、その女性がみたイメージは底なしの孤独でした。
誰もいない宇宙のような暗闇で、光もささず、上も下もなく、
どこに行くのかもわからない。
なんのために存在しているのか、どこに向かっているのか、
動いているのかすらわからない。
自分の生命の感覚すら薄いような、そんなイメージでした。
 
 
GIMでは、音楽を流しながら対話を進めていきます。
セラピストは、イメージを描いてもらいつつ、
クライエントのイメージ体験について質問をしたり、
イメージを深める声かけをしていきます。
   
  
この方にその時大切だったのは、その孤独と向き合うことでした。
孤独から逃げようとせず、孤独を心の底で感じ、
正面から見つめることで、イメージが次第に変わっていきました。
   
   
まだ岩肌や火山の目立つ地球にたどり着き、
水の生まれるようす、草から木々の育って行く様子などを鮮明に
イメージとして出てきました。
光が射し始め、豊かな森を歩きながら、風を感じます。
生命というものを感じ始めます。
   
  
最後の曲が流れ始めた時、見えてきたものは「つながり」でした。
命との繋がり、森との繋がり、目には見えない人との繋がり。
彼女は、自分の生命があるのは、いろんなたくさんのものに
守られ、育まれているからだと感じました。
そして全てのつながりによって、今の自分があるのだと悟ります。
音楽とイメージによって、ただ頭考えるのとは違い、
心と体と魂の、彼女の全体で、その命というものを感じていきました。
  
  
このセッションで、彼女は方向性が見えたかといえば、
きっとそうではないと思います。
でも、生きて行く上での必要な力、人生の方向を定めるのに必要な力を
孤独を感じ、そして命のつながりを感じることで取り戻せたのだと
私は思います。
 
この方の言葉で描く風景は、息を飲むほどで、
最後は命でキラキラ輝いているようでした。
 
 
AD

GIM Level2トレーニング

テーマ:
昨年、日本で初めて開講となった、GIMのLevel1トレーニングですが、
今年は、Level2の開講が正式に決まりました。
  
これまでに、日本以外でLevel1を受けられた方も
ご参加いただくことが可能ですので
(受けられたトレーニングの構成がAMIの基準に沿っている場合)、
ご興味のある方は、名古屋音楽大学までご連絡ください。
  
GIMってなんぞや?と思われている方。
本では読んだことがあるけれど、よくわからないと言う方。
一度受けてみるのが、GIMを知る一番の近道だと思います。
  
残念ながらトレーニングはLevel2となりますので、
今までトレーニングを受けたことのない方にはご参加いただけません。
将来、またLevel1を開催する可能性もありますので、
ご興味のある方はお知らせください。 
  
2017年度ボニー式GIM実践家育成プログラム(レベル2)
●講座開催期間:2017(平成29)年7月22日から7月27日まで
●講座開催場所:学校法人同朋学園 Doプラザ閲蔵 ホールDo
●講師:ジム・ボーリング氏(米国ラッドフォード大学音楽療法教授)
●通訳兼アシスタント:吉原奈美(GIM実践家、テンプル大学博士号課程在籍)
●参加人数:10名から16名(上限)
●受講料:160,000円
●対象:GIM レベル1トレーニングを修了している方 

 

ご質問のある方は、どうぞご連絡ください。

 

 

AD

食べる瞑想

テーマ:
2月は、シャロン・ザルツバーグのメディテーション(瞑想)チャレンジなるものがありまして、参加しております。
 
今日のテーマは、食事の瞑想でした。
食べ物を見つめ、匂いを感じ、感触を楽しみ、ゆっくり味合う。
その一瞬を見つめる、正に瞑想です。
 
食べる事は単純な作業なのですが、普段どんなに食に感謝していないのか気づきました。テレビを見ながら、明日の予定を考えながら、課題のことを考えながら。
「食べる」という生きるのに一番必要なことを、どれだけ流していたでしょう。
 
じっくり味合わず、すぐに飲み込もうとする自分がいました。
まだ口の中に食べ物が残っているのに、次の一口を入れようとしている自分がいました。
ゆっくり食べることがもどかしい自分がいました。
 
今日の夕飯の、土鍋で炊いたご飯の美味しかった事。
ご飯て、こんなに甘かったんですね。
自然栽培で丁寧に育てられているお米を、どれだけ雑にいただいてしまっていたのでしょうか。
そんな事に気づきました。
 
心もきっと同じなのだと思います。忙しい毎日で、心に負荷をかけ、一つ一つを見つめずに、流してしまう。悲しいことがあっても、嬉しいことがあっても、楽しいことがあっても、辛いことがあっても、それぞれをじっくり感じることなく、次の事へと移っていってしまう。それぞれに深い味わいがあるのに。そして、きっといらないものも溜め込んでしまうのです。
 
ちょっと、あれ?おかしいぞ?と気づく時がきっかけかもしれません。
心を見つめる、それぞれの気持ちを感じる時間は誰にでも必要なのだと思います。やり方はきっと人それぞれです。GIMは、そのうちの一つの方法です。
AD