水本が移籍決断…京都入り最有力
出場機会に恵まれていないG大阪のU―23日本代表主将、DF水本裕貴(23)の移籍が有力になった。非公開で行われた18日の練習試合を欠席。山本強化部長は「行き違いがあった」と説明したが、関係者によると水本は移籍の意思を固めており、この日は同強化部長と今後について会談したという。
水本は今季、約3億円(推定)の移籍金で千葉から完全移籍したが、リーグ戦15試合のうち7試合に出ただけ。試合勘がなくなれば8月の五輪本番にも影響するため、トゥーロン国際大会前には西野監督に直接移籍の希望を伝えていた。山本強化部長も「代表までいった選手なんで、そういう思いはあると思う」と移籍の意思表示があったことを認めた。水本には複数のクラブが興味を持っており、今オフにもオファーを出した京都が最有力候補となっている。
(2008/6/19 スポーツニッポン)
G大阪・水本、練習すっぽかし移籍交渉!電撃京都入りへ
G大阪のU―23日本代表主将DF水本裕貴(22)が北京五輪での飛躍を目指し、京都へ電撃移籍することが18日、濃厚となった。今季、千葉から移籍しG大阪と3年契約の完全移籍で新加入した水本は、この日のチーム練習を無断で欠席。関係者によれば、出場機会減に悩んでいた水本は練習をすっぽかし完全移籍での獲得を目指している京都と交渉を行ったという。今後はG大阪と京都が移籍金などの条件面で詰めの作業を行うが、日本人選手にはほとんど前例がない“強行移籍”は、波紋を広げそうだ。
反町ジャパンの一員として活躍を目指す北京五輪の直前に、DF水本が前代未聞の行動に出た。無断でのチーム練習欠席。掟(おきて)破りともいえる“職場放棄”だ。
事前の連絡は一切なし。クラブ関係者によれば、リーグ再開初戦の25日の京都戦へ団結を図るチームを見捨て、京都と移籍交渉を行っていたというのだ。関係者は「(水本が)試合に出られる環境に行きたいという話はずっとあった。チームの中でも、そういう話は出ている」と明かした。
獲得に乗り出したのは京都だ。昨オフの獲得に失敗したが、今季も加藤久監督がG大阪の試合に足を運ぶなど、注目は続けてきた。京都のある幹部は「(加藤)監督がどうしても欲しい存在であることは間違いない」と、完全移籍での獲得を目指していることを認めた。水本はJリーグの移籍規定で年俸×8倍の移籍金がかかるが、G大阪と複数年契約を結んでいるため、上積みはG大阪と京都の話し合いで決まる。移籍金は約4億円にものぼると予想される。G大阪は、移籍阻止のために法外な金額を設定することもできるが、19日に水本と話し合い、翻意させることができなければ、移籍を追認する方針だ。
移籍決断の最大の原因は出場機会の激減だった。G大阪補強の目玉として千葉から3年契約の完全移籍で加入したが、リーグ戦の出場7試合(全12試合)にとどまっている。北京五輪でレギュラーとして活躍するためにはサブの状況は許せなかった。水本は「試合に飢えている部分はある。移籍? もし本当に必要としてくれるところがあれば、いろんな人と相談することも必要」と周囲に語っていた。前日(17日)の練習後には、西野朗監督(53)と2人きりで話し込んでいた。
G大阪では昨年11月、FWマグノ・アウベスが同様の形態でアル・イテハド(サウジアラビア)と極秘で移籍交渉した過去がある。クラブは、19日にも罰金を含めた処分を検討する。日本人では過去例がない職場放棄→強行移籍が実現すれば、今後、大きな波紋が広がることは間違いない。
◆水本 裕貴(みずもと・ひろき)1985年9月12日、三重県度会郡御薗村(現伊勢市)生まれ。22歳。2004年に三重高から千葉入団。05年にはU―20日本代表として世界ユース(オランダ)に出場。昨年はU―22日本代表主将として北京五輪出場権獲得に貢献した。今季からG大阪に移籍。06年10月4日のガーナ戦(日産ス)でA代表デビュー。国際Aマッチ通算出場3試合。リーグ通算出場83試合で2得点。183センチ、72キロ。独身。
(2008/6/19 スポーツ報知)
水本五輪へ出場機会求めG大阪電撃退団も
U-23(23歳以下)日本代表主将のDF水本裕貴(22)がG大阪を電撃退団する可能性が18日、高まった。今季千葉から完全移籍したが、リーグ戦先発2試合と出番に恵まれず、移籍を模索していた。メンバー入りが濃厚な8月の北京五輪を前に、実戦感覚が鈍ることへの焦りもあった。移籍先の最有力候補は京都で、昨オフ獲得に動いた東京など複数クラブが興味を示している。G大阪側は慰留に努めるが、今後の交渉次第では今月中にも移籍が実現する。
北京五輪開幕を目前に控えて、水本がG大阪を電撃退団する可能性が高くなった。千葉から移籍してわずか5カ月。2月にはA代表に復帰し、東アジア選手権に出場するなど高い能力を持ちながら、G大阪での先発は開幕からの2試合だけだった。西野監督から高い評価を得られず、控えが続いていた。
この日はクラブハウスにさえ姿を見せず、練習試合を欠場した。既に西野監督と何度も話し合いを重ねて慰留されてきたが、気持ちは退団、移籍に傾いている。5月のトゥーロン国際大会でU-23日本代表に復帰し、4試合に先発。12日の親善試合カメルーン戦にも出場した。主将として五輪代表入りが濃厚で、今後も控えが続くと実戦感覚が鈍る。西野監督は「五輪を前にして焦っている感じはある」と話した。
移籍となれば京都が最有力候補で、ほかに昨オフ獲得に動いた東京など複数クラブが名乗りを上げている。G大阪は千葉から移籍金3億円の3年契約で獲得した。再移籍にはG大阪の承諾が大前提で、3億円以上という移籍金(違約金)が必要となることは確実だ。
G大阪では06年に京都から期限付き移籍した元日本代表DF手島が、水本と同様に出場機会を求め、同年4月に古巣に復帰した例がある。「チームが勝つとうれしいけど、複雑な思いもある」と悩み続けてきた水本は、北京五輪を間近に控えて極めて異例の決断を下そうとしている。G大阪は今後、全力で慰留に努めるが、流れは移籍へと傾いている。(金額は推定)
(2008/6/19 日刊スポーツ)











