船場吉兆、食べ残しを客に出していた…アユの塩焼きなど

2008-05-03 08:20:25 テーマ:時事ニュース

 牛肉の産地を偽装表示するなどしていた高級料亭「船場吉兆」(大阪市中央区)が、営業休止前の昨年11月ごろまで、本店で客が食べ残した料理を別の客に提供していたことが2日、分かった。


 同社代理人の弁護士や大阪市保健所によると、使い回されていたのはアユの塩焼きや、ゴボウをウナギで包んだ「八幡巻き」など。天ぷらを揚げ直したり、手付かずの刺し身も提供していた。


 山中啓司料理長(47)=取締役=は同日、本店前で「お客さまに不快な思いをさせ、誠に申し訳ございません」と謝罪。使い回しは6、7年前に始まり、昨年11月に食品偽装問題で引責辞任した当時の湯木正徳前社長(74)が「きれいなものはもったいない。再利用できる」と料理人に指示していた。弁護士は「今年1月の営業再開後は、このようなことはしていない」とした。


 同保健所によると、食品の再利用は、食材の品質が保たれ、健康を損なう恐れがなければ食品衛生法に抵触しない。ただ、「飲食店として道義的な問題はある」として2日、同社に立ち入り調査し、今後は繰り返さないよう行政指導した。


 食品偽装をめぐっては、九州産牛肉を但馬牛と偽って販売したなどとして、大阪府警が不正競争防止法違反容疑で湯木前社長と長男の喜久郎元取締役(45)らを書類送検する方向で、詰めの捜査を進めている。


■船場吉兆の偽装問題
 昨年10月、福岡市の店舗で菓子などの消費・賞味期限を改ざんしていたことが発覚。農水省の調査で、本店の商品でも牛肉の産地や鶏肉の原材料の偽装も判明した。大阪府警は牛肉の食品偽装に絡み不正競争防止法違反(原産地の虚偽表示)容疑で本店などを家宅捜索。船場吉兆は全4店舗の休業に追い込まれ資金繰りが悪化。1月に民事再生法の適用を申請した。現時は本店と博多店(福岡市)の2店舗で営業を再開している。

(2008/5/3 サンケイスポーツ)



船場吉兆“裏メニュー”→残飯使い回し
 数々の食品偽装表示問題で経営が行き詰まり、民事再生手続き中の高級料亭「船場吉兆」(大阪市)が、客が食べ残した料理を別の客に提供していたことが分かり、市保健所が2日、同社に立ち入り調査を行った。昨年11月の営業自粛直前まで続けていたとみられる。旧経営陣の利益優先体質があらためて浮き彫りになり、老舗高級料亭のモラルが問われそうだ。


 同社代理人の弁護士らによると“使い回し”は同市中央区の本店で行われていた。アユの塩焼き、ゴボウをウナギで包んだ「八幡巻き」、エビや魚のすり身を蒸した「えびきす」など、客が食べ残した料理を焼いたり、蒸したりして再調理。天ぷらは揚げ直すなどして“新品”に見せかけ器などに盛り付け、別の客に提供していた。


 大阪市保健所によると、こうした食品の再利用は食材の品質が保たれ、食べても健康を損なう恐れがなければ食品衛生法に抵触しない。しかし、保健所は「飲食店として道義的な問題はある」として同日午後、船場吉兆に立ち入り調査。今後は繰り返さないよう行政指導した。


 本店関係者らによると、6~7年前に始まった。当時の湯木正徳前社長(74=引責辞任=)が調理場で「もったいない。使える物は何でも使う」と従業員に指示。2~3週間に1回程度だったとしている。昨年11月に営業を自粛する前まで続けていた。


 同店は、夜がコース制で、懐石コースはテーブル席が1万3860円(サービス料、消費税込み)から、座敷席は3万7800円(同)からの高級店。メニューは季節によって変え、使い回していたのは自慢の料理ばかりだった。


 食品偽装をめぐっては九州産牛肉を但馬牛と偽って販売したなどとして、大阪府警が不正競争防止法違反(原産地の虚偽表示)の疑いで湯木前社長と長男の喜久郎元取締役(45)らを書類送検する方向で、詰めの捜査を進めている。こうした捜査の中から、料理の使い回しが判明した。一連の偽装発覚後、農林水産省への改善報告書や、何度も開いた記者会見でも使い回しの事実は隠ぺいしていた。

(2008/5/3 スポーツニッポン)



船場吉兆が食べ残しを別の客に提供
 食品偽装表示問題で経営が行き詰まり、民事再生手続き中の高級料亭船場吉兆(大阪市)が、休業前の昨年11月ごろまで、同市中央区の本店で客が食べ残した料理を別の客に提供していたことが2日、分かった。


 当時の湯木正徳社長(74)=引責辞任=が「もったいない」と指示し、6―7年前から続いていたという。一連の問題で表面化した旧経営陣の利益優先体質があらためて浮き彫りになった形で、高級料亭としてのモラルが問われそうだ。


 大阪市保健所によると、こうした食品の使い回しは食材の品質が保たれ、食べても健康を損なう恐れがなければ食品衛生法に抵触しないという。


 同保健所は「飲食店として道義的な問題はある」として2日、同社に立ち入り調査し、今後は繰り返さないよう行政指導した。


 同社や保健所によると、本店ではアユの塩焼きや若菜などの刺し身のつま、ゴボウをウナギで包んだ「八幡巻き」など、客がはしをつけなかった料理を回収。焼いたり揚げたりして再調理するなどした上で、別の客に出していた。湯木前社長は調理場で従業員に「使えるものは何でも使う」と指示していた。


 取締役の山中啓司料理長(47)は2日夜、本店前で取材に応じ、謝罪した上で「問題だと思ったが従うしかなかった。(今年1月の)営業再開後は調理の記録をすべて残しており、このような使い回しは一切ない」と繰り返した。


 食品偽装をめぐっては九州産牛肉を但馬牛と偽って販売したなどとして、大阪府警が不正競争防止法違反(原産地の虚偽表示)の疑いで湯木前社長と長男の喜久郎元取締役(45)らを書類送検する方向で、詰めの捜査を進めている。

(2008/5/3 スポーツ報知)



マジなの?船場吉兆、食べ残し出していた
 食べ残した料理を別の客に提供したことを認め、深々と頭を下げる山中啓司料理長=大阪市中央区の船場吉兆本店 食品偽装表示問題で経営が行き詰まり、民事再生手続き中の高級料亭船場吉兆(大阪市)が、休業前の昨年11月ごろまで、同市中央区の本店で客が食べ残した料理を別の客に提供していたことが2日、分かった。引責辞任した湯木正徳前社長(74)が、調理場で従業員に「使えるものは何でも使う」と指示していたという。一連の問題で表面化した旧経営陣の利益優先体質があらためて浮き彫りになった形で、高級料亭としてのモラルが問われそうだ。


 大阪市保健所は「飲食店として道義的な問題はある」として2日、同社に立ち入り調査し、今後は繰り返さないよう行政指導した。こうした食品の再利用は、食材の品質が保たれ、食べても健康を損なう恐れがなければ食品衛生法に抵触しないという。


 保健所によると、本店では客がはしをつけなかったアユの塩焼きや天ぷら、ゴボウをウナギで包んだ「八幡巻き」などを回収。再び焼いたり揚げたりして再調理し、別の客に出していた。同社代理人の弁護士は「今年1月の営業再開後は、このようなことはしていない」と話している。


 新たな問題発覚を受け、本店には報道陣が殺到。営業時間中の午後7時ごろ、玄関前に姿を見せた山中啓司料理長(47)は「誠に申し訳ありません」と深々と頭を下げた。


 料理長によると、使い回しは6、7年前に始まり「(当時)社員の立場では従うしかなかった」という。偽装発覚後も、使い回しの事実は隠されたことについて「恥ずかしくて表に出せなかった」とうなだれた。


 船場吉兆は、福岡市の店舗で菓子などの消費・賞味期限を改ざんしていたことが昨年10月末に発覚。その後、本店で販売していた商品で牛肉の産地や鶏肉の原材料の偽装も判明した。大阪府警は不正競争防止法違反(原産地の虚偽表示)の疑いで湯木前社長らを書類送検する方向で、詰めの捜査を進めている。
(2008/5/3 デイリースポーツ)



船場吉兆、食べ残しを使い回し

 食品偽装表示問題で経営が行き詰まり、民事再生手続き中の高級料亭船場吉兆(大阪市)が、休業前の昨年11月ごろまで、同市中央区の本店で客が食べ残した料理を別の客に提供していたことが2日、分かった。引責辞任した当時の湯木正徳社長(74)が「もったいない」として6~7年前から続けていたという。


 同社や保健所によると、本店ではアユの塩焼きや若菜などの刺し身のつま、ゴボウをウナギで包んだ「八幡巻き」など、客がはしをつけなかった料理を回収。焼いたり揚げたりして再調理するなどした上で、別の客に出していた。湯木前社長は調理場で従業員に「使えるものは何でも使う」と指示。手つかずの刺し身が“再利用”されたこともあったという。


 大阪市保健所は「飲食店として道義的な問題はある」としてこの日、同社に立ち入り調査し、今後は繰り返さないよう行政指導した。食品の使い回しは食材の品質が保たれ、食べても健康を損なう恐れがなければ食品衛生法に抵触しない。


 取締役の山中啓司料理長(47)は2日夜、本店前で取材に応じ、謝罪した上で「問題だと思ったが従うしかなかった。(今年1月の)営業再開後は調理の記録をすべて残しており、このような使い回しは一切ない」と繰り返した。


 食品偽装をめぐっては九州産牛肉を但馬牛と偽って販売したなどとして、大阪府警が不正競争防止法違反(原産地の虚偽表示)の疑いで湯木前社長と長男の喜久郎元取締役(45)らを書類送検する方向で、詰めの捜査を進めている。

(2008/5/3 日刊スポーツ)



船場吉兆:残った料理、別の客に アユ塩焼きなど--大阪市保健所が立ち入り
 ◇営業自粛前まで「もったいない」と
 高級料亭「船場吉兆」(大阪市)が客の残したアユの塩焼きなど料理6種類を捨てずに別の客に回していたとして、大阪市保健所は2日、本店を立ち入り調査をした。船場吉兆側は「昨年11月の営業自粛前まで使い回しをしていた」と認めているという。食品衛生法には問われないものの、保健所は「健康被害を招きかねず、今後、使い回しはあってはならない」と口頭で指導した。


 保健所の調査では、使い回していた料理は、アユ塩焼き▽稚アユ素揚げ▽ゴボウをウナギで巻いた「八幡巻き」▽エビのすり身とキスを合わせた「エビキス」▽サーモンの焼き物▽刺し身の添え物のゼラチン--の計6種。本店で客が増えた時に使い回しをしており、添え物以外は再加熱していたという。


 船場吉兆は「今年1月の営業再開後はしていない」と説明。取締役の山中啓司料理長(47)は保健所に対し「当時は社長の言うことを100%聞かざるを得なかったので、不適切と思いつつも、応じていた」と話しているという。


 ◇「指示断れず」料理長認める
 「まだきれいなものを、もったいない精神と言いますか、見るからに使えそうなものであれば、足りなくなった時、お出ししたりした」。大阪市保健所が調査に入った後、山中料理長は報道陣の取材に応じ、こう釈明した。「社長の指示は断れなかったのか」という質問には、「社員という立場で。情けない話ですが……」とうつむいた。


 使い回しの頻度は「2週間に1度程度くらいか」と言葉を濁した。「(食材の)数が1、2本足りなくなった時に、そういうことがあったと記憶している。お客様に出した状態のままで調理場に下がってきた時のみ、状態を見極め使い回しをした」と客が手を付けてない料理だけ使い回していた点を強調。「調理場の人間はみんな知っていた」と話した。


 船場吉兆を巡る不祥事は昨年9月に発覚。その後、今年1月に民事再生法の適用を申請して、再出発を図っているが、今回の使い回しはこれまで一切明らかにしていなかった。


 山中料理長は今年1月、旧経営陣辞任後の新体制で取締役に就任していた。

(2008/5/3 毎日新聞)

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