ガソリン価格、一気の値上げでガソリンスタンドは閑散…
揮発油(ガソリン)税などの暫定税率の復活を受け、各地で1日からガソリンの価格が大幅に値上げされた。1リットル当たりの暫定税率は約25円。石油元売り大手は、この日の出荷分から税率分を上乗せしたほか、原油価格の高騰を反映して卸価格を1リットル30円前後引き上げた。大阪府内でもほぼ一斉に値上げされ、幹線道路沿いのガソリンスタンド(GS)は、駆け込みで給油に訪れた客で混雑した前日とは打って変わって、閑散としていた。
レギュラーの全国平均店頭価格は4月28日時点で1リットル約131円。東京・銀座のGSは130円から160円に値上げ。新潟県佐渡市のスタンドは143円から171円に。大阪府内のGSでは140円台後半から150円台の値段を表示した店が多かった。
大阪市浪速区のセルフ式GSは1日午前0時、レギュラー1リットルの価格を32円値上げし、156円にした。
給油に訪れた同市中央区の男性会社員(38)は、前日も午後11時ごろ給油しようとしたが、長い列であきらめたといい、「一気に30円の値上がりは厳しい。価格が安くなるかもしれないし、今日は少なめに入れておきます」と話した。
男性店員(20)は「昨夜は日付が変わるごろまで混雑していたが、今日はぐっと減った。この状態はしばらく続くのでは」と、困惑の表情だった。
また、大阪府泉佐野市鶴原の「丸新石油」ではこの日、近隣のGSの価格動向を見極めるため、あえて店頭表示は避けた。同店は「価格を知らせた途端にガソリンを入れずに帰ってしまった人もいる。今日はガランとした状態。なんだか寂しいですね」と話していた。
(2008/5/1 サンケイスポーツ)
ガソリン大幅値上げ!170円台も
揮発油税の暫定税率復活を受け、各地で1日からガソリン価格が大幅に値上げされた。1リットル当たりの暫定税率は約25円。石油元売り大手は、この日の出荷分から税率分を上乗せしたほか、原油価格の高騰を反映して卸価格を1リットル30円前後引き上げた。
レギュラーの全国平均店頭価格は4月28日時点で1リットル約131円。東京・銀座のガソリンスタンドは1日、130円から160円に値上げ。新潟県佐渡市のスタンドは143円から171円に値上げした。
石油情報センターによると、調査を始めた1987年以降、平均店頭価格の最高は昨年12月の約156円だった。
1日午前零時と同時に値上げに踏み切ったスタンドが見られた一方で、復活前の仕入れ分の価格を据え置いたり、需要が多い大型連休中の値上げを見送るスタンドも。数日間は価格にばらつきが出そうなため、少しでも安いスタンドを探すドライバーも目立った。
東京都世田谷区の幹線道路「環八通り」沿いのスタンドでは、レギュラーが124円から157円に。駆け込み購入を狙った客の車が200メートル以上も渋滞したが、日付が変わって価格が改められると閑散とした。
スタンドの佐藤大所長(36)は「値上げをしないとやっていけない。買い控えがしばらく続くかもしれない」と表情を曇らせた。給油に訪れたサービス業の男性(37)は「値段が高いのはしょうがない。めちゃくちゃな政治の方が許せない」。
「法律が通ったからといって、すぐに値上げはできない」。東京都足立区にあるスタンドの責任者は「安く仕入れた分は安く売るのが当然だ」と話した。
元売り最大手の新日本石油が横浜市磯子区に持つ国内最大の製油所。午前2時すぎ、ガソリンを積んだタンクローリーが都内や神奈川県内などのスタンドに向けて次々と出発した。
値上げで需要が減るとみられるが、駆け込み購入でスタンドの在庫が枯渇していることや大型連休中の在庫確保のため、新日本石油はこの日の全国の総出荷量を通常の2割増と見込んでいる。
(2008/5/1 スポーツ報知)
ガソリン160円 GS閑古鳥 暫定税率復活初日
揮発油(ガソリン)税の暫定税率復活初日となった1日、全国のガソリンスタンド(GS)では値上げが相次いだ。多くの店が、暫定税率約分約25円に原油価格高騰による卸値上昇分を上乗せし、レギュラーガソリン1リットル当たり30円程度引き上げた。都内激戦区の一つ、環状7号線沿いでは1リットル当たり160円の看板を掲げる店も登場したが、客足はまばら。4月の駆け込み需要の反動減が、GSの経営に影響を与えそうだ。
環状7号線沿いのエッソ系列の24時間営業GS(東京都杉並区)では、1日未明から32円引き上げ1リットル当たり160円、会員向けは30円上げ158円とした。前日の4月30日は深夜まで給油待ちの車が30~40メートルの列を作る混雑となったが、電光掲示板に160円の新価格を表示したとたん、「車はぱたりと途絶えた」(同店従業員)。
また企業の倉庫など物流拠点が多く集まる東京都江東区のGSでも、軒並み1リットル当たり30円値上げした。新日本石油系列のセルフ店では、1日午前9時まで旧価格の1リットル当たり124円で販売を続けたが、暫定税率のかかっていないガソリンの在庫切れに伴い154円にした。
当初から値上げを表明していた宇佐美鉱油のGSも、江東区内のスタンドで現金価格を1リットル当たり156~157円と30円値上げしたが「(暫定税率失効後の)4月初めの値下げ損失は、とてもカバーできない」(東京支店)と渋い表情で話す。
GS各店が懸念するのは4月の駆け込み需要に対する反動減。新日石系のGS店長(41)は「月平均販売量は600キロリットル前後だが、4月は700キロリットルを超えた。その差が需要の先取りとすると5月の販売量は15%程度は減る」とみている。
全国石油商業組合連合会の関正夫会長は1日、「石油業界に過大な経済的負担を強いた政治の責任は残されたままだ」と厳しい内容の緊急声明を発表した。消費者の混乱はピークを越えたが、業績など事業者への影響が本格化するのはこれからだ。
(2008/5/1 産経新聞)
値上げスタンド客足ぱったり、ガソリン価格で明暗
ガソリン税の暫定税率が復活した1日、東京都内などでは、1リットルあたり30円程度値上げするガソリンスタンド(GS)が相次いだ。
石油情報センターによると、統計を取り始めた1987年以降、レギュラーガソリンの店頭価格(月平均)の最高値は156円。税率復活と原油価格高騰のため、この最高値を「更新」したGSも。値上げ店では客足が遠のく一方、価格を据え置いたGSには順番待ちの車列ができていた。
輸送経費がかかるため、もともとガソリン価格が高い新潟県佐渡市(佐渡島)。同市内の「JA佐渡」では、147円だったレギュラーガソリンを175円で販売し始めたが、前日までとは打って変わって午前中は閑散としており、従業員の中原純一さん(47)は「客は来ないかも」と話した。
都内有数のGS激戦区・世田谷区の環状8号沿いでは、各GSが未明から一斉に値上げ。前日より32円高い156円のセルフ式GS「エクスプレス八幡山SS」では給油する車はまばらで、会社員原島裕さん(29)は「昨日までに給油したかったが忙しくてできず、高値を承知で給油した」と悔しそうだった。
足立区の環状7号沿い。朝の段階では値上げ店と据え置き店が混在した。「出光石油セルフ青井」では午前9時過ぎ、店長の野本富夫さん(38)が看板を155円に掛け替えると、急に客足が止まった。同店近くで価格を127円に据え置いたGSには給油する車が列を作った。このGSは、税率が上乗せされていないガソリンの在庫がなくなる時期を2日以降と想定していたが、正午前には底をつき、急きょ160円に値上げした。
(2008/5/1 読売新聞)
GS悲痛な叫び「お客が来るほど赤字」
揮発油税の暫定税率復活を受け、各地で1日からガソリン価格が大幅アップ。業界団体「全国石油商業組合連合会」の調査では首都圏の8割強のスタンドが即日値上げし、閑散とする一方、価格据え置き店からは切実な声が漏れた。
東名高速・海老名SA(下り線)のスタンドは「安く仕入れた在庫がまだある」と131円で販売。SAでの価格はこれまで、毎週月曜日に発表される全国平均価格を上限としてきたが、4月12日からこの制度は一時撤廃。各スタンドが自由に価格設定できるようになった。2日から160円にする古田正司所長は「他店の動向を見ながら手探りでやっていくしかない」と困惑気味だ。
上り線にある別のスタンドも「先月納入分が残っていた」(スタッフ)ため131円で販売。常時、10台ほどの列ができた。午前10時ごろ底をついたが、混乱を避けるため1日未明に納入された“暫定税率復活ガソリン”を2日午前0時まで131円のまま販売。スタッフは「お客さんが来れば来るほど赤字。上り線なのでタンクが空っぽの車も多く本当につらい。でも、高速道なので店を閉めることはできない」と、途絶えない列を見ながら悲鳴を上げた。
(2008/5/2 スポーツニッポン)











