GOD SPEED / TETRAD THE GANG OF FOUR

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今回紹介するのはTETRAD THE GANG OF FOURのアルバムに収録されている「GOD SPEED」という曲です。TETRAD THE GANG OF FOURは、NIPPS、B.D. THE BROBUS(THE BROBUS)、VIKN(GHOST)、SPERB(GHOST)の4MCグループです。アルバムのトラックはすべてKEN SPORTが担当しています。KEN SPORTはNIPPSのソロアルバムでも確かほとんどのトラックを作っていたと思うので雰囲気はそれと近いと思います。この雰囲気大好きです。

 

そして「GOD SPEED」なんですが、この曲はBUDDHA BRANDの「人間発電所」のリメイク的な楽曲と言われています。その意味は、NIPPSが同曲のCQとDEV LARGEの歌詞を自身でリメイクしてラップしているところにあります。このリメイクなんですが、2人の歌詞がNIPPS流に料理されているところがとてもおもしろいです。CDに歌詞がついていなかったので思わずリリックを起こしてしまいました。下にオリジナルの方とあわせて載せておいたので比べてみてください。特に「不気味な配達者」や「人ばなれてる」などの言葉が印象的でした。トラックはさすがKEN SPORTという感じで黒い・硬いものになっています。他の3人はそれぞれ自由にラップしてますが、みな渋いです。

他の人のリリックを引用するというのはよくあることですが、こういったリメイクというのは新しいと思います。同じグループのメンバーだからこそできる技ですかね。JETSET RECORDでNIPPSの部分の一部が試聴できたのでぜひ。リリック起こし自信ない箇所もいくつかあります。

GOD SPEED
(NIPPS)
病んでる “BUDDHA” comin' at ya サイコ一KILLer
鋭利な刃物で殺しにキタキタ
サーベル用途じゃ絶対切れない 無差別 Sound boy killer
何故なら 俺は飛葉飛火 病気 Danger 全身病んでる Rhyme武闘派
でかい飛葉飛火持った太巻き BUDDHA 不気味な配達者
I GOT 直下型脳核弾頭
東京 ORIGINAL 暴行FLAVER
切り裂き魔 霧吹き魔 言葉 神も悪魔もへちまもあるか

粋な殺し屋おでまし ILLで1番はまる MC 飛葉飛火
いかれている いっちゃってる 無ノーマル 普通じゃない 人ばなれてる
Suckerとは違う毒舌性にとく 雲の上で CHILL 闇じゃ全てKill
つまり飛葉飛火 BUDDHA ON THE NEXT LEVEL
おもちゃ壊れるFLOW持つけだもの

人間発電所
(CQ)
病んでる “BUDDHA” comin' at ya 天下一ILLer
遠い国からはるばる殺しにキタキタ
指図は受けない ヘンタイ 無差別 Sound boy killer
何故なら 俺はトラ・トラ・トラよりDanger 全身超ILL HIPHOP フロー者
でかいけつ穴持った太巻き BUDDHA 不気味なカイタク者
I GOT 直下型ブレンバスターまじヤバッ
MUTHA FUKIN 大型 ORIGINAL FLAVER
切り裂き魔 霧吹き魔 言葉 切磋琢磨 LIKE A 御用牙

(DEV LARGE)
粋な男のおでまし ILLで1番いかす MC THAT'S ME (ME)
いかれている いっちゃってる 異ノーマル 普通じゃない ナミ外れてる
人とは違う独創性に富む 雲の上で CHILL 上にゃ上がいる
つまり俺ら BUDDHA BRAND ON THE NEXT LEVEL
凡人のもてぬFLOW持つ魔物
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空を取り戻した日 / SHAKKAZOMBIE

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今回紹介するのは、1997年7月24日にリリースされたSHAKKAZOMBIEの1stフルアルバム『HERO THE S.Z.』に収録されている「空を取り戻した日」です。とりあえずいつものようにまずはSHAKKAZOMBIEとの関わり(?)について書きたいと思います。

私がSHAKKAZOMBIEを初めて聴いたのは・・・あまり覚えていないんですが、たぶんBUDDHAとの大神による「大怪我」(人間発電所に収録されている方)だと思います。あとは、DJ MASTERKEYによるMIXCDみたいなものに入っていた「共に行こう」(DABOとかとやっている方)とかはよく聴いてたんですが、『HERO THE S.Z.』はたぶん少し聴いて、スルーしてました。2ndフルアルバムの『JOURNEY OF FORESIGHT』はそれよりもリミックスアルバムの『S-SENCE 2000』に収録されていたブラフマンとの「KOKORO WARP」にはまって、同じ流れでのNORTHERN BRIGHTとの合作なんかも結構好きでした。その後のアルバムも聴いていますが、DABOとの「IT’S OKAY」なんかが大好きです。

そんな中でスルーしていた本作なんですが、最近旧譜のまとめを作っているうちに見つけた「空を取り戻した日」の映像作品を見て聴きなおしてみました。この曲はカウボーイビバップというアニメの最終回で1度だけ使われたらしく、それでこのような映像も作られたようです。

この曲は、まず前曲「THE RETURNZ」からの切り替わり方がかっこよすぎです。前曲の「アー(アー)アー(アー)アー(アー)アー シャカアターーク!」という掛声から一気にきれいなピアノ(?)に切り替わります。これはこのアルバム全体にいえることなんですが、曲間のつなぎ方がものすごく上手いと思います。TSUCHIEのすごさが少しわかった気がします。そして、ビートが入ってくるわけですが、これも軽すぎず重すぎずちょうどよいです。途中コーラスも入ったりして、とてもきれいなトラックだと思います。

ラップの方なんですが、この曲はOSUMIのソロになっています。いつものアツすぎる(?)フローではなく、トラックに合わせて少し落ち着いたフローで聴かすラップになっています。そして、注目すべきはリリックの内容。これはぜひ歌詞を読んでほしいので下に張っておきたいと思います。OSUMIはこういう静かな曲のときはすごいさえているのかもしれないですね。とくに最初のバースの「全て投げ出した人を見 明日は我が身 見失いそうな富 込み上げる涙飲み もう開きたくないこの瞳 マブタを閉じたときに見えた光 探してるオレは一人」の部分とか大好きです。

このアルバムは人によっては名盤とされていると思うんですが、自分のようにスルーしていたという方はぜひまた聴いてみてください。他にも「Z.O.M.B.I.E.」(特にヒデボウイがすごい!)や「虹」、「共に行こう」(2人のみのバージョン)なども好きです。



WORDS/T.OSUMI

空を奪われ 明日が割れ
心蝕む闇が生まれ
夢は枯れ 不安に慣れ
Ah 空の行方を知るのは誰?
教えておくれ
行き場失う 鳥と雲と星とオレ
1日の境が消え
捨てた時計 転がる町はグレー
登る屋根のてっぺん
イマジネーションで飛行訓練
”何も恐れず飛ぶオレ”に未練
体の中でコダマするサイレン
全て投げ出した人を見
明日は我が身 見失いそうな富
込み上げる涙飲み
もう開きたくないこの瞳
マブタを閉じたときに見えた光
探してるオレは一人・・・・・・

薄れてゆく真実の輪郭
威嚇し合う不安と希望の戦いは互角
見抜けない東京の錯覚
だませれりゃ失格
この古びた羽は昔みたく
言う事聞くかまったくわからず屈託
でも宙を舞う夢は抱く
その生き方は二択

Ah 空が気になり眠れない
眠るふりもできない
これ以上 本当の言葉
人まかせにはできない

3つ数え見上げたら
息が止まるような大空
元に戻れ 1つ、2つ、3つ

いつの日かあの時の空取り戻し
迷える者同志 輪になり夜通し
語り合い忘れられない
うつむいた日々を笑い飛ばしたい
生まれて初めて見た鮮明な希望
それは強い心に秘められた野望
無限に広がる青い世界へ逃亡
今、本当の空へ飛ぼう

空を奪われ 明日が割れ
心蝕む闇が生まれ
夢は枯れ 不安に慣れ
Ah 空の行方を知るのは誰?

日本語ラップ情報ブログ Music is mystic-空を取り戻した日
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FLY / 般若

テーマ:
ドクタートーキョー/般若


今回紹介するのは2008年7月に発売された般若の4thアルバム「ドクタートーキョー」に収録されている「FLY」という曲です。紹介の前にこれまで般若をどのくらい聴いてきたのかということを書いておきたいと思います。

般若を最初に聴いたのは妄走族だと思います。妄走族は「PROJECT妄」ではまってそこから過去の作品を聴いていっていました。妄走族のころはそこまで般若のことを意識して聴いていなかったような気がします。その後、般若はソロ活動をはじめます。ソロ1stアルバムの「おはよう日本」は聴いてますが、あまりはまってはいませんでした。「根こそぎ」も同じような感じで、「オレ達の大和」は新境地開拓という感じで悪くはなかったんですが、ちょっと重すぎという気がしてこれもいまいちはまりませんでした。3rdアルバム「内部告発」はジャケットからして同じように重そうな気がしてまだ聴いていません。

以上のように、これまではあまり般若のソロ作品は個人的にはまってないです。ちなみにフューチャリングではいつもいい仕事をしていると思います。そして今回の4thアルバム「ドクタートーキョー」なんですが、COMPASS AWARD 2008の総合ランキング2位ということで評判もいいみたいなんで、手に取ってみました。ジャケットはちょっときついですが…。その中にはじめてはまった曲がありました。それが今回紹介する「FLY」です。

この曲はまずトラックがとてもいいです。哀愁漂うトラックといえばいいんでしょうか。中国の楽器の二胡の音に近いような音がつかわれているんですが、この音がなんともいえない温かい雰囲気を出しています。最初は知らずに聴いたんですが、この曲はEVIS BEATSのプロデュースらしいです。EVIS BEATSはこんなトラックも作るんですね。今までのイメージが韻踏だったので少し驚きました。

そのトラックにあわせる般若のラップはいわゆるストーリー物になっています。都会に生きる女性や子供がテーマになっていて、ある種K DUB SHINEがやりそうなテーマだと思います。しかし、般若がそれをラップするとまた違います。般若のような普段いろんなものにかみ付いている(?)アーティストがこういう女性や子供のような弱い立場の者にたって歌うということがこの曲の良さを出していると思います。「オレ達の大和」は私には少し重すぎましたが、このようなテーマだととても聴きやすいです。またラップの仕方もいつものようなガツガツした感じではなく、落ち着いた語りに近い感じでそれもうまくあっていると思います。さらに驚きはサビの部分。「それでもFLYアーイアーイ ゆくあてのない愛アーイ」と般若が歌い上げます。これはこれまでになかった試みじゃないでしょうか。このサビも大好きです。

この曲は私のようにこれまで般若をちょっと敬遠してきた方にこそおすすめできる曲だと思います。まだ聴いていないようでしたらぜひ聴いてみてください。私も過去の聴いていない作品を聴いてみたいと思います。
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Monochrome Searchlight / Eccy

テーマ:
Floating Like Incense/ECCY


久しぶりに1曲紹介をやりたいと思います。当初は1曲紹介をメインにやってきた当ブログですが、最近は様々な情報のまとめの方がメインで十分なものになってきたと思うので、こちらはサブ的な感じでやっていきたいと思います。レビューはまとめに載っている他のブログさんの方が断然に参考になると思うので、こちらは軽い気持ちで見てもらえるとありがたいです。

最近はネット上の情報のみでほとんど新譜を聞いていないため、あまりついていけていません(こんなブログやっているくせにすいません)。今回紹介するEccyの1stアルバムも発売は2007年12月でかなり古いです。このアルバムはリリースされた当時、「Blue Bird Classic」がiTunes Storeで無料配信されていて、そのときダウンロードしていい曲だなぁと思っていました。それでもアルバムを聴いたのはつい最近でやっときちんと通して聴くことができました。

その中で今回紹介したいのは、14曲目の「Monochrome Searchlight feat. The Reservoir Voxx」です。The Reservoir VoxxはEccyとあるぱちかぶと、シマダカズユキの2MCのグループで、あるばちかぶとはすでにソロでリリースしています。二人ともはじめて聴きました。この曲は前曲の「The Daybreak」から蝉の鳴き声でつながっていて、蝉の鳴き声から始まります。そのあと若干暗い感じのピアノが入ってきて、ビートが入ってきてという感じです。全体的にこのピアノとビートの相性がすごくよくて、聴いていて気持ち良くなります。

最初のバースはあるぱちかぶとです。ちょっと子供っぽい声です。この声はあまりいなかったかもしれないですね。「やまびこ」や「風鈴」、「かかし」などのフレーズが古い日本の情景をイメージさせて、後ろの蝉の鳴き声とうまくあっていると思います。終わりの「箱ブランコ」ってなんだろう。そのあと登場するのが、シマダカズユキです。「眼帯 仏滅 サーチライトアUFO×3」(あってるかな?)という謎の言葉からの入りがむちゃくちゃかっこいいです。この人のテンション好きです。「1億円貸してくれないか お願いだ」以下の盛り上がりもいいです。意味はよくわからないですが、金を貸してくれないかというのは驚きのパンチラインだと思います。そのあと再びあるぱちかぶとが入ってこの曲は終わります。

どんどん新しいかっこいい人たちが出てきますね。このアルバムは全体的にとてもよかったので、今後少しずつEccy周辺の作品を聴いていきたいと思います。最近の新譜についていっている人ならたぶん知っている曲だと思いますが、まだ聴いていない方はぜひ。

THAT GIRL (remix) / SPHERE of INFLUENCE

テーマ:
WALK THIS WAY feat.SORA3000/SPHERE of INFLUENCE


本日、JAY'EDのニューシングル「最後の優しさ/SUNLIGHT」がリリースされました。そこで、今回はそのJAY'EDが参加している「THAT GIRL(remix)feat.L-VOKAL&JAY'ED&B-BUTTAFLY a.k.a.NORISHAM-X」を紹介したいと思います。この曲は、SPHERE of INFLUENCEの1stアルバム(2002年10月30日発売)に収録されている「THAT GIAL feat. L & JAY'ED」のリミックスで、彼のシングル「WALK THIS WAY」(2003年3月5日発売)に収録されています。

自分が初めてJAY'EDのことを知ったのが、オリジナルの「THAT GIAL」の方で、初めて聴いたときは日本にもこんないい声のシンガーがいるのかと驚いたのを覚えています。この曲は今やSEEDAなどの楽曲も手掛けるBLのプロデュースによるもので、トラックの出来は初期の彼の作品の中ではトップクラスだとと思います。リミックスの方も同じトラックなんですが、フィメールラッパーのNORISHAM-Xが3人目に登場しています。当時、フィメールラッパーもあまり多くなかったので、ここでの登場は特に印象に残っています。さらに、SPHEREとL-VOKALの二人もリミックスならではのオリジナルとの違いを出していて、聴き比べてみるのも楽しいと思います。ただやはりハイライトはサビ担当のJAY'EDでしょうか。特に最後の部分が大好きです。

最近の彼の曲もとてもいいんですが、またこのころのようなラッパーとの絡みも聴いてみたいですね。最近彼を知ったという人はぜひ探してみてください。