BEAT OF METAL MOTION/VOW WOW | PunkyJellyfish presents

BEAT OF METAL MOTION/VOW WOW

ビート・オブ・メタルモーション/VOW WOW
¥1,765
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お勧め度・・・★★★★★☆


BOW WOWがVOW WOWになって最初のアルバムです。
日本ハードロックを支えてきたBOW WOWがメンバーチェンジをしてボーカルに人見元基とキーボードに厚見玲依を迎えて作られました。

一般的にはサードアルバムが名盤と言われますが、私個人的にはこのアルバムが一番刺激的です。


オープニングの「BREAK DOWN」は重厚かつ切れ味の良いへヴィメタルナンバー。
仕掛けもたっぷり、各メンバーの見せ場もばっちり、しかし何と言っても人見元基のボーカル!
これって日本人の声じゃないと言うか、人の声なんでしょうかね!



続く「TOO LATE TO TURN BACK」フルの英語詞ですが、全く日本人と言うことを意識させません。
とにかく、サビの部分のメロディーがスリリングなこととコーラスが格好良いんです。
なんせリードボーカルを取っていた山本恭司がコーラスをしている訳ですから、複雑なコーラスワークも朝飯前って感じです。
スピードナンバーですが、ボーカルが曲を引っ張っていっています。
厚見玲依のキーボードソロに続いて出てくるギターソロもトップスピードの上昇フレーズで入ってきた思えば、クラシカルなフレーズに進んで、アームを使ったレガートなフレーズで最後は複音プレイでしめるという大サービスぶり。
そして曲のエンディングは全員参加の分厚いコーラス!


Too Late To Turn Back - Vow Wow - '85 Shibuya Live
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さらに「MASK OF FLESH」はジョンロードばりのハモンドオルガンに乗って始まる、プログレッシブなスピードチューン。
Aメロ後半にはキーボードとギターとボーカルがユニゾンが出てくるんですが、息がぴったりでこれまたスリリングです。
サビに入るとリードボーカルを差し置いて出てくる山本恭司他のコーラスが格好良いっ!
これだけ歌える人達がいると強い!
ゲイリームーアそっくりなギターソロからキーボードソロ、隙がありません。
しかも、物凄くダイナミックな曲で最高です!



続く「DIAMOND NIGHT」は日本語詞で少し軽めのサウンドですが、やはり人見元基が歌うと曲のグレードが上がりますね。
この曲は山本恭司のユニークなギタープレイが満載!



アコースティックギターによるインスツルメンタルなどを挟んで、後にセルフリメイクされる「ROCK ME」。
日本語詞ですが、VOWWOWのロック・アンセンムですね。
何も言うことありません!

(因みに映像はリメイクの方です。)


VOW WOW - Rock Me Now
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そして、最後をしめるのがアルバムタイトルナンバー「BEAT OF METAL MOTION」!!
分厚いコーラスで幕を開けるこの曲、最初に聞いたときは何なんだこの曲はって感じでした。
恐竜のような人見元基のボーカルが暴れまくります。



VOW WOW - BEAT OF METAL MOTION(1985)
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このアルバムの良さは、曲の良さもありますが、コーラスとリードボーカルが複雑に絡むパートや、各パートがそれぞれ独立して絡み合っていく複雑な構成にあると思います。
この後、コーラスとボーカルパートの絡みは影を潜めていき、より一体感のあるサウンドへと変わっていきます。
1stアルバムだからこそ、このサウンドが生まれたんでしょうね。


やはり、日本のロックバンドで世界に通用するのはこのバンドだけでしょうね。