第25回東スポ映画大賞

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広瀬すず、たけしの忠告に感謝「もっと努力して頑張る」
 女優の広瀬すずが28日、ビートたけしが審査委員長を務める『第25回東京スポーツ映画大賞』の新人賞を..........≪続きを読む≫


東スポ映画大賞コマネチ


ビートたけしが審査委員長を務める 「第25回東京スポーツ映画大賞」 の授賞式が、アメリカのアカデミー賞に先駆けて開かれた王冠2

尋常ならざる天邪鬼を自認する自分としては、アカデミー賞よりも東スポ映画大賞の方が興味深い。


この賞は、審査委員長であるビートたけしの独断と偏見で決められるようなイメージを持たれているが、全国の映画祭からのノミネートを受けて選ばれるもの。

ちなみに、今回審査に参加した映画祭は次のとおり。

「あきる野映画祭」、「うえだ城下町映画祭」、「しまね映画祭」、「周南『絆』映画祭」、「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」、「TAMA CINEMA FORUM」、「とよはしまちなかスロータウン映画祭」、「ながおか映画祭」、「ふかや映画祭」、「三重映画フェスティバル」

もっとも、映画祭からのノミネートの中からたけしが選んでいること、また時折ノミネートされていない作品や人物も受賞することがあるので、毛色の変わった映画祭であることは間違いないがウッシッシ

それはともかく、今年の各賞が発表された。


「第25回東京スポーツ映画大賞」
 作品賞:『龍三と七人の子分たち』
 監督賞:是枝裕和(『海街diary』)
 主演男優賞:藤竜也(『龍三と七人の子分たち』)
 助演男優賞:近藤正臣、中尾彬、品川徹、樋浦勉、伊澤幸純、吉澤健、小野寺昭、安田顕(『龍三と七人  の子分たち』)
 主演女優賞:綾瀬はるか(『海街diary』)
 助演女優賞:長澤まさみ(『海街diary』)
 新人賞:広瀬すず(『海街diary』)
 外国作品賞:『マッドマックス 怒りのデス・ロード』


今年の異色は、監督賞を是枝監督が受賞したこと。

だいたい、たけしの作品が公開されれば、北野武が受賞することが“お約束”みたいになっている。

実は今回も、監督賞は北野武だったのだが、表彰式の土壇場でたけしが“返上”し、「海街diary」の是枝監督に授与されるというサプライズビックリマーク

これには是枝監督も大感激で大喜びしながら、「北野武」の名前が入った賞状とトロフィーを受け取った。

たけしが後でちゃんと受賞者の名前入りのものを渡すというと是枝監督は、

「これがいいです。これは世界に一つだけ。家宝にします。」

と興奮気味にコメントした。

是枝監督自身、映画人として育ってきたのではなく、“テレビマン”として映画界に飛び込んできたという思いがあり、自分と同様に異なる世界から入った北野武監督に共感するところがあるのかもしれない。


この是枝監督の監督賞受賞に象徴されるように、今回は「海街diary」の評価が高かったようで。

男優賞は「龍三と七人の子分たち」が総ナメしているが、女優賞は全て「海街diary」が受賞。

主演の綾瀬はるかへの応援メッセージのみならず、助演の長澤まさみや新人賞を受賞した広瀬すずに対して贈った、アドバイスを交えたエールがいかにもこの賞らしいほっとした顔


まずは長澤まさみに対して…

「いま長澤さんは新人でもない、ベテランでもない難しい位置にいる。一番悩んでいる時期なんじゃないかな。もう少しすれば“座長”としてやれるんだけどね。そんな中で今回の映画では、かなりいい役を与えてもらって、それを見事にこなした。これからどんどん上に上がっていってほしいね。」


また広瀬すずに対しては、各映画賞を総ナメ状態の状況について、

「これだけいろんな新人賞をもらっているのは素晴らしい。この後は新人じゃなくなるんだから気をつけて。嫌な先輩が出てくるから」

とたけしらしく忠告しつつ、

「これからは自分なりの特徴を作ってほしい。アル・パチーノもデ・ニーロもそうだった。自分なりの演技のプランを持って。まずはマネから入ってもいい。それを乗り越える演技プランができる人がメインとして上がってくる。新人賞としてスタートラインに立てたってことは非常に光栄で、これを踏み台にして素晴らしい女優さんになっていただきたい。」

と温かくエール。


詳しくはCSでの放映や東スポ紙上で、というところで(既にだいぶ詳しいかウインク

審査委員長であるビートたけしの独壇場ともいえる映画賞ではあるが、日本アカデミーでは絶対に見られない聞けない、映画人たちの本音や素顔を見ることができるのが楽しい音譜



■『第25回東京スポーツ映画大賞』
 作品賞 : 『龍三と七人の子分たち』
 監督賞 : 是枝裕和(『海街diary』)
 主演男優賞 : 藤竜也(『龍三と七人の子分たち』)
 助演男優賞 : 近藤正臣、中尾彬、品川徹、樋浦勉、伊澤幸純、吉澤健、小野寺昭、安田顕(『龍三と七人の子分たち』)
 主演女優賞 : 綾瀬はるか(『海街diary』)
 助演女優賞 : 長澤まさみ(『海街diary』)
 新人賞 : 広瀬すず(『海街diary』)
 外国作品賞 : 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

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