タワーレコード フリーペーパー 「矢沢の長い旅の始まり」 | 矢沢永吉激論ブログ

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InterFM「桑原茂一のPIRATE RADIO」#23

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矢沢の長い旅の始まり

僕は音楽家として、自分自身の中で長い旅をしてきました。
1972年に劇的にデビューしたCAROLは、
英語と日本語を交ぜた詞と矢沢のメロディとで、
フォークソングが終わりかけの頃に彗星のように出てきた。

ファンキー・モンキー・ベイビー 」みたいに
キャッチーな8ビート・ロックンロールは、
当時、相当にショックだったんじゃないかな。

そしてCAROLは1975年、
日比谷の野音で文字通りに燃え尽きます。
燃えつきるキャロル・ラストライブ


それから今日まで、

僕なりのすごく長い音楽の旅が始まったわけです。

音楽家として向上したいと思うのは自然なことで、
そうなると目標は海外になる。
「洋楽」ですよ。

僕はさっさと日本を出て、
世界的なプレイヤーたちと、
超一流のサウンドを作ってきた。

でもある日、ちょっとした疑問が湧いたんです。
「リスナーは、僕の音楽をどのあたりで聴いているんだろう?」とね。
僕も「このサウンド、すごいだろ?」
というノリでやってきたけど、
それはちょっとズレていたんじゃないかと。

実は、日本のリスナーのハートの奥底に届くものは、
それとは少し別なものなんじゃないかなと。



・・・続く