8/6 ディア・フレンズ コマーシャル 矢沢永吉 | 矢沢永吉激論ブログ

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コマーシャル

CMで空中に吊られました
ピアノ線みたいな細いやつ
脇に食い込むんだよね
痛いですよ
結構いろんなトライしましたね

何といっても缶コーヒーBOSS
オファーがあり、受けて
テレビで流れた時に

これを考えた、僕にオファーをしてきた
プロジェクトチームの頭脳
凄い人たちなんだなと思ったね
考えた人たちの勝ちだったなと思いますね

今と違ってまだ矢沢が
リーゼントでロックやって
ヤザワですよろしくっていうのが
世の中にガチッとある時代に


お勤めしてる人のコンセプトで
時間が間に合わないから
パン食いながら牛乳飲みながらホームに走る
「眠るな、ときめきよ」
参ったな・・・とやらせた。

缶コーヒー
あのコンセプト考えた人は
上手いなと思った

当時、うちのスタッフ、ブレーン
15-6人の人間、全員反対した
これ出演するの
どういうことですか?
BOSSにパン持たせて牛乳持たせて
朝のラッシュで間に合わないから走る
イメージもよくないからナシナシ
みんな言ってました

ただ一人だけ
これは面白いよ、 やろうって言ったのが一人
ヤザワですよ

ヤザワの鶴の一声で決まったんです

やろう

矢沢もやっぱりそういう逆の理論
演出の一番の理屈ですからね
最たるものですよ
演出とはというのと逆の理屈ですよ


だから缶コーヒーやるにしても条件がある
毎年武道館でマイクバリバリ蹴飛ばして
ヘイロックンロールって言ってる矢沢がいるから
成立するんですよ

それを矢沢もそこは分かって
矢沢も面白がったんじゃないですか
絶対
矢沢がやるから面白いんだっていうところですか

一番最初コマーシャルやったのは

ソニーのラジカセ
リズムボックスがついてるラジカセ
ギター弾きながら
矢沢永吉が曲を書いてる
違和感なかったですよ

まだ矢沢が小僧の頃よ
これでいいんですか?
よろしくみたいな感じ

英字新聞を破るCM

ビッグラーメン「男はビッグじゃなきゃ」


その時コマーシャル、
テレビ、メディアの世界は怖いんだなと思った

(英字新聞を破るCMは)
あの後すぐクレーム来て途中で放映禁止ですよ

コマーシャルの社会って
すごいルールが厳しいんだなって
思いましたね

僕はそれで業界の勉強になりましたよ

俺はもはやライブハウスで
ヘイロックンロールって
言ってる場合じゃないんだなと
社会的に影響力がじわじわ出てきてるんだと

堅苦しい世界に

俺は入って行ってるんだなと思ったよね

あの頃はNHKの若い広場とか

言いたいこと言いまくってた

はっきり思ってても言っちゃいけないことと
言っていいことがあるんだと

僕は公人になって行くんだね

公人というのは下手なことを言えなくなって来るんだ

大変だね


矢沢永吉