昨日投開票された千代田区長選挙が、テレビ・新聞で大きく取り上げられている。

 人工59788人(平成29・1・11)現在、有権者47269人の選挙が、政策的な対立軸もないのに全国的に報じられることに驚いている。

 小池都知事が現職を応援し「代理戦争」とマスメディアは取り上げ、更に7月に行われる都議選の前哨戦とあおり、話題を作ったことが原因か。

 それにしても一区長選挙がこれほど報道されることに驚きとびっくりである。

 メディアから自民党支持の6割が現職に流れたと出ているが、現職に大きな失政も失敗もないのに闇雲に対立候補を出し、闘うことに区民が反応したのではないか。

 この結果が都議会議員選挙、国政選挙に直接結びつくものではないと私は声を大にして言いたい。

 それは、区長選挙と判断基準が違ってくるからである。残念ながら自民推薦候補は自前の後援会も人間関係も乏しかった。私自身、テレビを見ていてこの人は区長になって何をしようとしているのか見えてこなかった。

 一方現職は75歳、高齢ではあるが、区政の継続を地道に訴えていた。キャリアの差は歴然であった。

選挙にはより戻しが必ずある。今回の結果が緊張感、結束力、何よりも危機感を持つことにより都議会議員選挙では自民党は一定の結果を出すことだろう。