韓国大統領選の出馬に意欲を示しているとされる潘基文(パンギムン)前国連事務総長が、一昨年12月28日の慰安婦問題に関する日韓合意での日本政府の10億円拠出について、慰安婦像の撤去が条件なら、金を返すべきだと述べたと報道されている。

 日本と韓国両政府が合意した事を、国連事務総長経験者の潘氏がそこまで韓国民に媚びるのかと驚きである。

大統領になる為には、約束を反故(ほご)にしても良いというのか。ただただ頭を傾げたくなる。こんな人が大統領になったら日韓関係はどうなるのか、多くの人が心配している事だろう。

民主主義は、約束は守る、ルールを尊重してこそ成り立つものである。なんでもありの発言はあってはならない。嫌な流れである。

東京都の千代田区長選挙が29日告示されるが、小池知事が推薦する現職に対し、自民党は新人を擁立し、昨日記者会見している。

候補予定者・与謝野信(まこと)氏は、与謝野馨元代議士の甥にあたるそうだ。

メディアは、知事対自民党現職都議との代理戦争だと煽るが、一区長選挙であり、区民が最善最良の人を選ぶ話である。

報道から見る限り、「代理戦争」という話に、知事はこれを上手く利用している様にも見える。

一方、自民党が推薦する与謝野信氏は「そもそも戦争は嫌いです」とキッパリとユーモアをもって応えていた。なかなかの大人の対応である。

興味本位で区長選挙を取り上げてはならない。堂々たる政策論争をメディアは正確に伝え、正しい選択をさせるのが本来の仕事でないかと思うのだが。