政府は沖縄県米軍普天間基地の移設先、名護市辺野古沖を埋め立てる本体工事に着手した。

これに対し翁長雄志沖縄知事は「激しい怒りを禁じ得ない。強権的に物事を進めている」と記者会見で述べている。

今後、沖縄県は11月2日にも総務省の「国地方係争処理委員会」に不服審査を申し立てる考えだ。

政府は、代執行の訴えを高等裁判所に起し、これで法廷闘争に入ることになる。

中谷防衛相は29日、佐賀で「普天間の危険性除去を考え、一日も早く代替施設完成、飛行場返還に向けて取り組む」と述べているが、普天間飛行場が世界一危ないと言うなら使用を止めるべきである。嘉手納飛行場を使うことで普天間を使わせないことだ。

国で世界一危ないと言いながら、唯々諾々(いいだくだく)とアメリカの言いなりになっていてはいけない。

今、情報衛星が無数に飛び、地球をチェックしている。さまざまな情報の中で普天間飛行場を使う、いや、使わせる必要がどこにあるのか。

政府はしっかり考えるべきである。

佐賀県は県民の理解は得られなかったとして普天間飛行場のオスプレイの訓練移転を断り、防衛省も取り下げた。

佐賀では県民の意向に沿い、沖縄に関しては県民に寄り添わない。これは差別でないか。言っていることとやっていることがこれほど差があるところに問題がある。沖縄県民の思いを、声を聞く姿勢を是非とも持ってほしいものである。

海上で海上保安庁の船にしがみつき、抗議する市民の姿や、陸上で反対の声を上げる人の姿を見るにつけ、胸が痛む思いである。

沖縄で血の雨が降るような状況を作ってはならないと願ってやまない。

午前中、名古屋市で中部弁護士会連合会のシンポジュウムで講師として招かれ、受刑者の処遇改善、社会復帰について私の経験、認識を話す。

朝9時からにも係らず、大勢の弁護士、一般の人が出席され、中部弁護士会の熱心さを肌で感じた次第である。

私なりにこれからも再犯防止、高齢受刑者対策、社会復帰について声を上げ協力して参りたい。

中部国際空港から女満別空港に飛び、夜は根室管内中標津町での後援会

会合に出席する予定である。