60年に一度の出雲大社の大遷宮と、20年に一度の伊勢神宮の式年遷宮が重なる今年、
新しくなったお社を両参りするツアーが終わりました。

こんな巡り合わせは、日本の長い歴史の中でも、たいへん希な巡り合わせ。

11月2日が伊勢神宮、3日が出雲大社、そして帰りに4日に、三輪山の大神神社をお参りするという強行軍のツアーを組んだのですが、何か日本の魂を入れていただいたような、心に残る聖地巡りとなりました。


                   伊勢 大賑わいの宇治橋

強行軍にも関わらず、多くの方にお集まりいただき、総勢40名近くで巡った旅でした。

おかげさまで天候にも恵まれ、伊勢で遭遇した虹も、
そして雲出づる地・出雲の小雨も、雨上がりの八雲立つ水 墨画のような出雲の御山も、

          雲出づる出雲 八雲立つ・・・


明日香の古代聖地・雷丘での雷、急な雨も、
なんだかとても心地よくて、いろいろな出会いもいただき、とてもすがすがしく印象的でした。

ツアーの下見も、10日前に一人で行ってきたのですが、連続して二回お参りとハードスケジュールだったのに、不思議と疲れが残らず、元気をいただけました。
わたしは聖地巡りツアーの案内係をしているので、単独で伊勢と出雲に下見にも行くという役得でした。

個人的にも、密かに今年は、立て替え・立て直しと思って初心にかえって、準備したツアーでした。
いろいろなことがあり頭が飽和状態になるような状況になっていたのですが、えいっ!と、何も考えず無心に、伊勢と出雲の神様と向き合おうと考え、強行軍の巡礼ツアーの下見から、わたしの巡礼ははじまりました。

伊勢も出雲も、ものすごい人出でした。
これだけ多くの人々が集まるのはなぜなのか?
それがわかったような気がしました。


伊勢神宮で改めて知ったのは、外宮で行われている

「日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうのおおみけさい)」。


毎日、朝夕の2回、古代の、木をこすり合わせて火をおこす道具を使って火を起こして、神様に捧げるお食事を用意するお祭です。
これを、千五百年余り、毎日欠かすことなく続けられているとのこと。

そして、弥生時代の高床式倉庫と同じような形の伊勢神宮のお社。


こうした古代の祭祀形態がずっと守られているのです。
すごいことです。

出雲大社では、縁結びの地、出雲のすごさを感じさせられました。
荘厳なお社やその雰囲気、大きさに、わたしの中の何かが矢で射られたようでした。
古代の神話が現代に息づく、そんな場所でした。



日本の聖地は深い、そして計り知れない、
そして、日本の精神を守る八百万の神さまはいらっしゃる、そんな気持ちになりました。

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