むんむん!ムンバイ!

2010年~2011年末までの2年間、日本語講師として、インド工科大学(IIT)ボンベイ校の学生たちに日本語を教えていました。IITの授業に関しては、「インドの学生たち」というカテゴリーを見て下さいね。その他、インドの文化、祭礼、旅行について思いつくままに綴っています。


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先日、夫のD二郎の職場の同僚、クマールさんにディナーに招待していただき、アンデリーにあるクマールさんのご自宅にお邪魔してきました。


↓これはムンバイの南の方の写真
むんむん!ムンバイ!



ムンバイの北に位置するアンデリー・ウエストは、ショッピングモールや外車のディーラーなどが濫立していて、想像していたよりも栄えていました。



クマールさんは愛車で途中まで迎えに来てくれたので、その車の後に続いて住宅街を通り抜けて、クマールさんのご自宅へと向かいました。


比較的新しいマンションの12階に、クマールさんは奥さんのアディットさんと、メスのポメラニアンと一緒に暮らしておられました。クマールさんとアディットさんは30代前半で、とても爽やかなご夫婦です。今回、お会いして、インドの文化、食事、結婚の儀式などについて、いろいろと教えてもらいました。


アディットさんが作ってくれたインド料理


むんむん!ムンバイ!



むんむん!ムンバイ!



↓ピラフ
むんむん!ムンバイ!


インドの国内旅行について話していた際に、「昨年末、バラナシを旅行した際に、遺灰・遺体をガンジス河に流すのを見たんですよ。」と話したところ、クマールさんがヒンドゥ教徒がなぜそうした行いをするのか理由を教えてくれました。



ヒンドゥ教徒は「生まれかわり」(輪廻)を信じていて、人生における行いによって、その人が来世何に生まれ変わるかが決まってくると考えているそうです。必ずしも「人間」に生まれ変わるわけでなく、「アリ」や「犬」になってしまう場合もあると言うのです。「そうした『生まれかわりのサイクル』を抜け出すために、ガンジス河に遺体や遺灰を流すんですよ」と教えてくれました。ガンジス河は特別な聖なる河で、クマールさんのおじいさんの遺灰もガンジスに流したそうです。



私は生まれ変わるということは、良いことなのかなと勝手に考えていたのですが、ヒンドゥ教徒の人たちは、そうした『生まれかわりサイクル』から抜け出たいと考えていたと知り、ちょっと驚きました。



しかし、クマールさんの説明を聞いて、前々から不思議に思っていたインド文化が少し理解できたような気がしました。どうして、人間の住む世界にこんなにも動物が混在しているのだろう?と解せなかったのですが、例えば、この犬はおじいさんの生まれかわりかもしれないと考えると、むやみに追い出したり、乱暴に扱ったりできないかもしれません。動物は今は動物なんですが、前世は人間だったかもしれないという考え方があるようなんです。



インド工科大学でインドのお祭りについて学生たちと話している際、「カラスは祖先の生まれかわりだから、お祭りの時にはカラスにもお供え物をあげるんです」とアルチャナという女子学生が説明していたのを思い出しました。その時は、カラスだけが特別な存在で、人間が生まれかわる可能性があるんだなと理解していたのですが、それは誤解だったようです。



インドの神様って、動物と人間が一体化したものが多く、どうにも不思議だなと考えていたのですが、今回のクマールさんのお話を聞くことで、インドでは人間と動物が大きく線引きされていないのかもしれないという理解に至りました。



インドの文化って本当に謎が多くて、後から、少しずつそういうことだったのかと理解できることが多いです。



↓クマールさんご夫婦。 これは結婚式のセレモニーの際の写真。奥さんは赤やピンクなど、色鮮やかなサリーを着て結婚の儀式を行った後、生まれ故郷ケララの伝統的な淡い色彩のサリーを身につけたそうです。



↓アディットさんが結婚式の時に施したメヘンディの写真を見せてもらいました。だいたい、1~2週間は模様が持続するそうです。


むんむん!ムンバイ!





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今回は昨年末の最終講義のお話。



2年間、インド工科大学(IIT)ボンベイ校で教えてきましたが、昨年末、とうとう最終授業を迎えました。

日本語講座の立ち上げだったので、いろいろと大変なこともありましたが、大勢のインドの学生たちと出会えて一生の思い出になりました。



↓最終授業の日、セット元駐日インド大使が日本語講座に来てくださり、学生たちに修了証書を手渡しして下さいました。


むんむん!ムンバイ!

↓学生たちに、セットさんの著書『象は痩せても象であるーインドから見た巨像・日本の底力』などを紹介されていました。セットさんは詩も書いておられるそうで、詩集も出版されています。


むんむん!ムンバイ!



むんむん!ムンバイ!

↓ 学生に修了証書を手渡しするセットさん。学生たちはセットさんに敬意を示すために、お辞儀をしたあと、セットさんの足元を触れていました。 この学生はラビくんという名前で、非常にガッツのある学生です。ちなみに、「ラビ」とは「太陽」という意味なんだそうです。


むんむん!ムンバイ!


↓プネ出身のジャヤントくん。セットさんを前にして、ちょっと緊張していました。


むんむん!ムンバイ!


むんむん!ムンバイ!

↓左端の女の子は「おしん」という名前です。ちょうど彼女が生まれた頃、インドで「おしん」が放映されていた時期だったそうです。ご両親が大好きなドラマの主人公の名前にあやかって、「おしん」と名付けたそうです。おしんちゃんはご両親がインドの北部出身なので、ちょっと東アジア風の顔立ちをしています。


むんむん!ムンバイ!



IITでの授業を終えて、寂しい気もしますが、2年間、病気もせず無事に勤めを終えることができて、今はホッとしています。インドで学生たちに日本文化や日本語を教えるという機会に恵まれて、本当に幸せだったなと考えています。


急成長を遂げるインドの未来を支えていくであろう若い学生たちが、今後、日本とインドの友好的な関係を築いていってくれたら嬉しい限りです。

(o^-')b




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先週末、東京大学の先生と、東京大学インド・オフィスの所長さん、東京大学に留学していたクルカルニさん、そして、ムンバイ総領事館の領事さんがインド工科大学ボンベイ校の日本語講座に来てくださいました。



東京大学がインド国内の大学で、留学セミナーを行うのは初めてのことなんだそうです。東京大学では9月入学の制度を整えるなど、海外からの留学生招致に積極的に取り組み始めたそうです。



↓まずは、クルカルニさんのお話。クルカルニさんはガンジーのお孫さんで、東京大学に留学されていました。自らの経験を交えて、様々なお話をしてくださいました。

むんむん!ムンバイ!


↓東京大学の元橋教授のお話。単位取得に必要な授業を英語で受講することができるということや、ニーズに合わせた日本語学習の制度が整っていることなどを説明して下さいました。


むんむん!ムンバイ!

東京大学留学に関する情報は以下のとおり。


An applicaton to international program of technology management at the
University of Tokyo is open. This English program for master course
(master of engineering) is offered by department of technology
management for innovation at engineering school of university of Tokyo.

A full scholarship for two years will be awarded for selected students.
Please refer to the following site for more details.

http://tmi.t.u-tokyo.ac.jp/english/


On-line application can be done from the following site.

http://tmi.t.u-tokyo.ac.jp/english/admission/itmp.html




↓東京大学インド・オフィスの所長の吉野さん。東京大学のインド・オフィスは今年の11月に設立されたばかりなんだそうです。東京大学の概要について説明した後、現在、東大で学んでいるインド人留学生の紹介や、留学生向けの奨学金についての説明をして下さいました。


むんむん!ムンバイ!


むんむん!ムンバイ!


むんむん!ムンバイ!

↓最後は、飯田領事のお話。国費留学についての説明の後、東京スカイツリーが五重の塔と同じ構造をしているということや、日本の耐震技術について解説して下さいました。


むんむん!ムンバイ!


元橋先生、吉野さん、クルカルニさん、飯田領事の熱意が伝わり、学生たちも熱心に耳を傾けていました。説明会終了後も、学生たちが順番待ちで質問するなど、多くの学生が東京大学留学に興味を抱いた様子でした。


従来、多くのインド人技術者たちは、アメリカやドイツなど欧米諸国を活躍の場としてきました。私がこれまで教えてきた学生の中にも、アメリカの大学院に進学した学生や、ドイツやフランスの会社に就職した学生が何名かいます。このように学生たちが、日本ではなく、欧米に目を向ける背景には、言語の問題が大きく横たわっていると指摘することができるでしょう。英語を母語同然に話す、インド人にとっては、アメリカやヨーロッパ諸国を進学先や、就職先として選択するのは自然な成り行きだと考えられます。



しかし、東京大学を始めてとして、日本の大学において、英語で単位に必要な授業を受けられるように制度化されてきたことで、これまで欧米に流れていた人材を日本に取り込むことことが可能となってきたと言えるでしょう。インド人留学生を招致するという取り組みは、まだ始まったばかりですが、今後、優秀なインド人が日本で活躍していくことを願っています。


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