BORUTOーNARUTO THE MOVIEー【感想ネタバレ】 | 空と底辺の間

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そのとき見てるアニメや映画の感想を載せてます


※大した事書きませんが腐女子ですのでご注意ください

BORUTOの円盤が届いたので久しぶりに感想など。


NARUTOは連載開始の時から読んでたんですけど、2部に入ったくらいから徐々に離れて何故かまた急にカカシ先生にハマって戻ってきてそのままラストまで読んだ感じです。

NARUTO映画もロストタワーあたりからは劇場に見に行ってましたが正直ナルトとヒナタがくっつくと全然思ってなくてTHE LASTもふーんと思いながら見ました。

正直今でもナルトとヒナタ、サスケとサクラがくっついたのが自分の中ではあまり納得いってないんですけど、作者がそう決めて書いたものに文句いっても仕方ないので事実として受け入れてます、一応。


BORUTOは次世代であるナルト達の子供の話と聞いてそれならと見に行きました。

そこまで期待はしてなかったです、でも彼らがどうなったのか気になって見に行って開始直後のサスケのバトルでもう目を奪われました。

かっっっこよくなりましたね!サスケ!!2部入った辺りからサスケの事あんまり好きじゃなくてそれは原作のラストまで続いてたんですが、この映画で全て払拭されました。

サスケ片腕しかないのにさすがはうちは一族、片手で刀を使い素晴らしい体術と輪廻眼を使いこなして非の打ちどころのない忍に成長していました。

子供たちも可愛いですね、日向一族であるヒナタとナルトの子供であるボルトは少し甘やかされて育った感じはあるものの才能は両家から受け継いでいて既に影分身は使える様子。

サクラとサスケの子供であるサラダは写輪眼と怪力を使いこなし、大蛇丸の子供であるミツキはなかなか特殊な技を使って中忍試験前にみんな中々の力を秘めている。

影分身を使いまくっても家に帰れないくら忙しいナルトは娘の誕生日にも家に帰れず、影分身で参加してたナルトが消えてしまい自分を見てくれないと拗ねていたボルトの怒りは募るばかり。

忙しい中父親としてちゃんと接する事が出来ないナルトや里の為に1人極秘任務を請け負い家族と離れて暮らすサスケ、女の人はちゃんと親になってるのに大人になっても男達の親になりきれてない感がいいですね。

サスケとナルトの間に流れる穏やかな空気もいいです、あの時本気でぶつかり合った2人だからこそ今の2人があるんでしょうね……本当にナルトが最後までサスケの事を諦めなかったのが凄かったしそのおかげで今があるんですね。

サスケに憧れて弟子入りする為に真面目に修行して小さいながらも螺旋丸を会得するボルト。

ちゃんと認められていたのに科学班の甘い言葉に惑わされつい科学忍具に手を出してしまう、サスケはすでに見抜いているけれどそれに関しては何も言わず弟子入りを認める。

父親の弱点を知りたいと言うボルトにお前が知るべきは今のナルトではなく今までのナルトだと告げる。


中忍試験が始まり何とか一次試験をクリアするしナルトからお祝いのメールが届く。

二次試験で窮地に追い込まれついに科学忍具を使ってしまうボルト。

結果が気になり火影室でうろうろしているナルトに結果を伝えにきてくれるシカマル良い奴、シカマル昔から何気にカッコ良くて好きなんだよね、頭いいし影縛りも凄いしナルトの補佐になってくれてるの嬉しい。

せっかく二次試験受かっても気持ちが晴れないボルトの部屋にちゃんと自分の言葉で伝えようをするナルト、ぎこちない空気が流れながらもよくやったと褒めるナルト。

無愛想な顔していたのにナルトが出て行くと嬉しくて涙目で喜ぶボルトが可愛い。

そして迎える三次試験の個人戦、ボルトは扱いの難しい科学忍具を分からないように使いこなしている所を見ると多分実力もあるしちゃんと頑張れば科学忍具など使わなくても勝てたかもしれない。

なのに父親に褒めて欲しい気持ちもあって勝つ事を優先してしまったのだ、きっとそれが悪い事だとは思いもしないで。

褒めてくれると嬉しそうにしているボルトを哀し気に見つめてみんなの前で不正を暴くナルト。

火影であるナルトがこの場で自分の息子の不正を暴く事の辛さと、自分が犯してしまった罪の重さを理解しきれず反発してしまうボルト。

しかも科学忍者班に利用されていた事を知る、そして襲い来る敵。

観客を避難させる大人達と実践に慣れていないボルトは恐怖で対抗できない。

科学忍具のように吸い取った忍術を放出できるモモシキに対抗するナルトとサスケ、父親の凄さを目の当たりにしたボルトの目の前で全てを引き受けたナルトが笑って、消えた。

全力のナルトによって守られたみんな、その代わりにいなくなってしまったナルト。

失って初めて気付く父親の大きさと自分の無力さ。

忍ですら無くなった今、見えてくるのは自分の本当の気持ち。

サスケがずっと言っていたウスラトンカチの意味が負けず嫌いだったと分かり、ナルト以上の負けず嫌いだとサスケに言われ笑うボルト。

父親の昔の服を着て、師匠であるサスケの額宛てをつけナルトを助けに向かうボルトは初めて忍となる。

輪廻眼でナルトの元に向かう五影とサスケとボルト、打ち解けて行くナルトとボルト。

忍術さえ使わなければ吸い取られる事もないと体術を仕掛けるがキンシキを取り込み鬼となったモモシキに昔の自分を見ているようだと立ち向かうナルトとサスケ。

ここからのバトルは文句なしにカッコ良かったです!体術メインにしてくれたおかげで2人のコンビネーションの凄さと強さがはっきりと分かりました、NARUTOを読んでる時に一番見たかったのが2人が協力して戦うシーンだったんですよ。今回のこのバトルで見たかった共闘シーンの夢が叶いました。

お互いを補い合うバトルにサスケの刀使い、飛んだ刀をナルトが使うシーンも良かったです。

息つく暇もなく繰り広げられるバトルと片手で刀の向きを一瞬で握り替えながら使い攻め込んでいくサスケ、岩に閉じ込められるナルト。

ふっとばされて灼熱の攻撃を受け須佐能乎でも防ぎきれず火傷を負うサスケ。

残りの五影達によって岩から解放されたナルトは九喇嘛と一体化しサスケを包み込む。

サスケの怪我を治しながらも怒りの咆哮を上げ怒りのまま闘いに挑む、それを怪我が治ったサスケが無言のまま制するとナルトは笑い落ち着きを取り戻す。

九喇嘛の上から須佐能乎で包む剣を振るい一刀両断するナルト達。

お互い肩抱き合って降りてくる2人は最高でした(私的に一番の見せ場)

すっかり落ち着いたのかと思っていたナルトが仲間を傷付けられたら我を忘れて怒る所が見られたのが嬉しかったし、それを抑える事が出来るサスケとの関係性がとても嬉しかったです。

そして決着がつくかと思った時に現れる邪魔な科学忍者班が余計なものを与えて元気になるモモシキ。

辺り一面を攻撃するモモシキ、その攻撃から逃げているボルトをちゃんと助けにいくサスケは師匠だなと。

影縛りまでちゃんと吸収していてみんなの動きを止めるモモシキ、そして攻撃しようとしていた時須佐能乎に乗せてボルトに螺旋丸を撃つように指示するサスケ。

撃ったもののモモシキに届く前に消えてしまう螺旋丸に気がそがれた時再び現れて油断したモモシキに当たる。

取得難易度が高い螺旋丸を使えるようになっていた事に驚くナルトに、いきなり性質変化が加わって消える螺旋丸になったと伝えるサスケ。

もう一度螺旋丸を作るようにボルトにいい、その小さな螺旋丸にナルトがそっと手を添えると徐々に大きくなる。

その大きさに、重さにナルトが今までどれほどの人々の想いを背負いどれほどの人生を歩んできたのか今まで見えなかった父親の人生を感じとり涙を浮かべたボルト。

その想いを託され負ける気がしないと言うボルト、チャンスは一度だけだと道を作ってくれるサスケ。

変わり身の術や影分身を使いながらモモシキの忍術を取り込む右手を先に塞ぐと力の限り螺旋丸をぶつけモモシキを押し破った。

お互いボロボロだなと並んで座るサスケとナルトの視線の先には1つ成長したボルトの姿があった。

そしてこれからもその成長を見守っていくけるのだと嬉しく思うのだった。

火影になりたいというサラダと、サスケのようになりたいというボルト。

彼らの物語はまだこれからも続いていく……という感じですね。


全体的にとてもテンポも良く成長も見れてテーマも分かりやすくて良かったです。

ボルトに受け継がれた才能と、サスケとナルトが組むと最強だと分かるバトル運び。

勢いのあるバトルに余計な会話などなく全て絵で見せてくれたので凄さがより分かりやすかったですし、2人の関係性と信頼が見えました。

最高のラストだったんじゃないでしょか?前の映画でモヤッた気持ちがはれてスッキリしました!!

長年見続けて良かったなと思える映画でした。


コナンといいBORUTOといい、最近の劇場アニメはテンポよく内容も分かりやすくアクションシーンがとても引き込まれる出来で本当に映画見てよかったと思わせてもらえる出来のものが多いです。

そして何度も劇場に足を運んでしまいます(笑)