一日一鉄 ~ほーぷの鉄道ニュース~

日本全国全鉄道路線(JR・私鉄両方)を完乗した経験を元に、鉄道業界に関して戯言をぶちまけていくブログです。現在は日々の鉄道ニュースへのコメントがメインですが、そのうち乗り鉄記録を整理して載せていくかも知れません。


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 2015年度開業に向けて工事が進む北海道新幹線・新青森―新函館間にできる奥津軽駅(青森県今別町)の駅舎案が26日、示された。地元の期待は高まるが、「乗降客数が全国最低の新幹線駅になる」と心配する関係者も多く、観光振興の取り組みは遅れ気味だ。
 この日、鉄道建設・運輸施設整備支援機構の担当者が県庁を訪れ、「津軽海峡の四季が感じられる駅」をイメージした3案を報告した。東北新幹線の七戸十和田駅と同規模で、いずれも2階建て。1階がプラットホーム、2階に店舗などが入る可能性が高い。

奥津軽駅(仮)といえば、2015年開業予定の北海道新幹線の途中駅です。
新幹線としては本州最北端の駅であり、本州にある駅なのにもかかわらずJR北海道管轄駅となる予定です。

この奥津軽駅ですが、現在海峡線に存在する津軽今別駅を改称する予定となっています。
海峡線自体がJR北海道の管轄のため、現在の津軽今別駅もJR北海道管轄です。

この津軽今別駅ですが、JR東日本津軽線の津軽二股駅と隣接しており、連絡階段で結ばれているのですが、公式には連絡駅としての扱いはありません。

奥津軽駅予定地(現・海峡線津軽今別駅)

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現在、津軽今別駅には特急白鳥しか止まらず、しかも一日に2往復しか停まりません。
そもそも海峡線には特急しか走っていないため、青春18切符の特例(特急しか走っていない区間は青春18切符でも乗車可能)が適用されている区間でありますが、それにしても一日2往復しか止まらないというのは寂しすぎます。
(隣の特急停車駅である蟹田駅は一日10往復止まります…つまりほとんど通過)

また、津軽線は蟹田駅まではそれなりの本数があるのですが、蟹田駅~三厩駅までの区間は一日にたったの5往復しか走らないため、一日に5往復しか停まりません。
そのため、津軽二股駅ですら訪れるのも非常にシビアな状態です。

そんな状態ですから、現在の津軽今別駅・津軽二股駅の周りは非常に閑散としており、とてもじゃないけど新幹線が停まる駅には見えません。(特急が停まる駅にも見えません)

実はこの津軽今別駅、元々はと言えば青函トンネルの本州側の保守基地としての役割を担う「新津軽二股信号場」として開設する計画だったのですが、地元からの懇願があったため、旅客駅として開業した経緯があります。
そのため、旅客駅としてはあまり使われていないのが現状です。

奥津軽駅に関しても、同様の役割を担い続けるためにそのまま残す意図が強そうです。
しかし、せっかく新幹線駅を作るのであれば、地元としては観光客を一人でも多く集めて、地場産業を活性化させたいという気持ちが強いのだと思います。

今回の記事にも書かれていますように、駅舎もしっかりとしたものを作るべく計画が作られているようですが、なにぶんこの辺りは観光の名所が「竜飛岬」ぐらいしかありません。
しかも、その竜飛岬に行くのであれば、現在の竜飛海底駅(臨)から青函トンネル記念館見学コースで青函トンネル竜飛斜坑線を使って青函トンネル記念館にいけば竜飛岬まで歩いて行けます。
(余談ですが、この青函トンネル竜飛斜坑線もケーブルカーであり、短いとはいえ立派な鉄道扱いですから乗りつぶす必要があります)

北海道新幹線が新函館駅まで開通後、竜飛海底駅がどのような扱いになるのかは現時点で未定ですが、このような状態では奥津軽駅を活性化させるのはなかなか難しそうな状況です。

ちなみに、新幹線停車駅で乗降客が全国最少なのは東北新幹線いわて沼宮内駅です。
一日でたったの200名ぐらいしか乗降しない駅で、新幹線駅としては賑わっていません。

しかし、このまま行くと奥津軽駅がこのいわて沼宮内駅を下回るのは確実かと思います。
現在でも特急が一日2本しか止まらない状況ですから、ほとんどの北海道新幹線が現在と同様に通過となってしまうのではないかとも感じています。

そうならないためにも、魅力のある駅舎を作ったり、観光ルートを開拓したり、地場の美味しい料理を宣伝したりと、奥津軽駅を有名にしていく活動は必須かと思います。
観光客の心に届くような駅舎案が採用されるといいなと思います。

海峡線にはもう一駅、津軽今別駅同様2往復しか止まらない知内駅が北海道側の最南端にあるのですが、この駅も北海道新幹線が開業後にどうなるか去就がわかっていません。
また、北海道側の並行在来線である江差線の去就も非常に気になるところです。

この辺りも含めて、北海道新幹線開通に伴う影響が色々なところで出てきそうですので、引き続き動向を追いかけて行き続けたいと思います。
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