不透明時は利回り銘柄が基本/投資戦略アウトルック(2016.01.14) | なちゅの市川綜合研究所

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■不透明時は利回り銘柄が基本。

暴落の時にもう100万回くらい確認した事実ですが、改めて。

今回の下落でも確認されたことですが、新興市場の直近IPO銘柄でも
ある程度当てはまっていたように思います。例えば参考銘柄としても
挙げさせていただいたツバキ・ナカシマもそうですし、ケイアイスター不
動産などの配当利回りが4%超のものは非常に値持ちがよかったです。

ケイアイスター不動産なんかは戸建屋ですので、正直利回りくらいしか
取り柄がないのですが、今回はそれが十分に機能したかと思います。
数年前に上場したアズマハウスも似たような立ち位置ですが、高配当
のおかげで全然「落ちてこない」銘柄となっています。

他にも上場時から4-5%の高配当だった三洋物産やアメイズ、テクノプロ
などは下がらないどことか随分騰がっていますので、高配当のIPO銘柄
は相場の状況関係なく目をつぶって買ってもいいのかもしれません。
(たまに日立マクセルのようにハズレもたまに混じってますが・・・)

あと気になったのはFPGの様な追証で真っ先に換金売りされそうな銘柄
が出直り急だったのには驚きました。この銘柄も配当3%水準ですので、
今この銘柄を手掛けている層は、前と変化しているのかもしれません。
つまりこんなモメンタム株でも利回り理論がある程度通用するのです。


今年は本当に難しい局面が多くなるかと思いますので、運よく5割増や
2倍化するような株を掴むことができた場合は、そのうちの30~50%を
処分して、配当利回り株を買っておくと成績が安定するかと思います。

「回避不可能の超必殺技でも、自分だけは避けられる」という考え方は
特に危険であり、「体力を1/4削られても、確実にガードの体制をとる」
という守りのスタンスが求められる一年になりそうです。

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