●子どもの好き嫌いを解消する5つの方法!
すぐできるちょっとした工夫って?
09月21日 19:00
子どもの成長のために栄養を考えてせっかくご飯を作ったのに、「キライ!」の一言…。
そんなときはついつい「好き嫌いせずに食べなさい!」と声を荒げてしまいますよね。
けれど、「怒られた」という経験が「嫌い」という感情にプラスされてしまい、
ますます子どもの好き嫌いがひどくなってしまう可能性も…。
では、子どもの好き嫌いをなくすためにはどのような対応がベストなのでしょうか?
今回は、子どもの好き嫌いをなくすための5つの簡単テクニックをご紹介します!
1.嫌いなものをおやつとしてあげてみる
子どもは、嫌いなものでも“おやつ”として出すと食べてくれる場合があります。
野菜嫌いの子でも野菜チップスにすると「おいしい」と言って食べたり、
魚嫌いでもお菓子としてシラスや煮干しをあげると喜んで食べたり。
もし、「おやつ」として嫌いなものが食べられたなら、
食べられたことを褒め、「食事でも食べてみようか?」と提案してみましょう。
「食べられた」と自信がつくことで、「嫌いな食べ物」ではなくなる可能性がありますよ。
2.一緒に料理をする
そして次は、一緒に料理をする方法。
ママと一緒に料理を作ることで食べ物に興味をもち、
自分で作ったものであれば嫌いなものでも食べるようになることも。
まだ小さくてお手伝いは難しい場合は、
野菜を水で洗ったり、タマネギの皮をむいてもらったりと簡単なことからお願いしてみましょう。
また、料理を作るときに、味見をお願いすると
嫌いなものでも食べられることもあるのでお試しを!
料理だけでなく、環境があれば一緒に野菜などを育てるのもよいですね。
ただ料理が食卓に出されるより、料理の過程やその前の段階を知ることは食育にもつながります。
3.ぬいぐるみを食事のゲストとして座らせる
小さい子どもの場合は、普段遊んでいるお気に入りのぬいぐるみを食卓のイスに座らせてみる方法も効果的です。
ぬいぐるみを座らせることで食卓がいつもと違う雰囲気になり、
また、食事をぬいぐるみ用に子どもと同じように盛りつけてゲスト感を演出すると楽しんで食事ができますよ。
ぬいぐるみに、子どもが嫌いなものを食べさせるまねをして「おいしいね!」と言うと、
子どもも嫌いなものを口に入れてくれることも。
4.叱ったり無理に食べさせたりせず、親がおいしそうに食べる
嫌いな食べ物を残したことを親が怒ってしまうと、
子どもの中で次のような心理変化が起こる可能性があります。
「なんとなく嫌いだった食べ物を食べられないことによって怒られた→
大嫌いな食べ物だ。
もう食べたくない」
怒られたことが悪いイメージとなり、
そこまで嫌いではないものでも大嫌いになってしまう可能性があるのです。
好き嫌いをしている子どもを目の前にして、
叱らないというのはなかなか難しいことですが、
そこはグッと我慢して、食事中は菩薩のような心で接してあげましょう。
そして、一緒に食べる親がおいしそうに楽しい雰囲気で食事をすることも大切なポイントです。
楽しい雰囲気の食卓だと嫌いなものも美味しそうに見え、食べられる可能性が広がります。
5.嫌いな食べ物も献立に出し続ける
本当は嫌いではないけれど、食べたいタイミングではなかったため「嫌い」と言ってみたり、
食べなかったりすることは、子どもの場合は多くあります。
一度「嫌い」と言ったからといって献立に出さないようにするのではなく、
あまり意識せずに出し続けると、突然食べだすことも。
盛りつけや調理法を変えてみたりすることは多くのお母さんが試していることかもしれませんが、
嫌いな食べ物を細かく刻んでハンバーグやカレーなど、
好きな食べ物のなかに混ぜると、やはり食べやすいようです。
そのほかには、子どもの好きなマヨネーズであえてみるとか、
ポテトチップスを料理のアクセントに使ってみるなどの工夫をすると、
嫌いなものにも興味を持って食べてくれる可能性が広がります。
子どもの成長にとって食事は大切なものだから、
できれば好き嫌いなく何でも食べて欲しいものですよね。
子どもの好き嫌いが多いと、親としてはイライラしてしまいストレスが溜まってしまいますが、
できるだけグッと我慢して常に楽しい食卓になるよう頑張りましょう!
<プロフィール>
たいらまお
フリーライター
大学時代に教育学部で言語学・教育学・心理学などを学ぶ。
大学卒業後、教育関連企業に就職。
退職後カナダに渡り、留学カウンセラーとして働く。
現在は帰国し、子育ての傍らフリーライターとして、子育て・恋愛・旅行関連の記事など幅広く執筆活動を行っている。